“AE3000もナチュラルで、小型なのでセッティングも楽ですし、オールマイティに使えるマイクですね”
☆生のステージは今日初めてお聴きしたのですが、とてもパワフルなステージで、圧倒されるようでした。一般に、打ち込み系の音楽の場合、もっと軽くてポップなものという印象があるのですが、お二人のステージを拝見すると、そんな印象は吹き飛んでしまいますね。そのへん、作り手としては、どんなお考えでやってらっしゃるのでしょうか?
中野〔以下、N〕:ぼくらにとっては、コンピューターとかソフトウェアも、ギターを練習するように鍛練してゆくと、感情も意思もきちんと入ってゆく楽器なので、ぼくの場合、そういったハードウェアを意思をダイレクトに伝えられるような楽器にしたいという思いが、子供のころからずっとあったんです。それで、今はこの形になっているけれども、コンピューターを楽器にするということについては、これからもさらに極めてゆきたいという気持があります。
☆一方で、中野さんも川島さんも、かなり幼い頃から普通の楽器にも親しんでこられたとお聞きしていますが。
N:そもそも、音楽が好きだというところからの出発であるわけだから、これはギターだからとか、これはシンセサイザーだからとか、これはハードウェアシークエンサーだからというような考えはあまりなくて、さわると楽しいし、すごく単純な、子供っぽいともいえそうなところから始めたわけで、今もその気持は忘れないようにしてるんです。
☆実際のステージを拝見していても、どこからどこまでが普通の楽器で、どこからがコンピューターの音なのかということがわからないほど、サウンドが一体化していますし、と同時に、とても高いレベルでコントロールされ、使いこなされているという印象を受けました。
N:それは、今日ギターを始めて明日にはうまくなっているということがないように、やっぱり時間をかけて組み上げてゆくものだから、今日、ぼくたちのライブを見て同じことをやってみたいと思う人がいたとしても、やっぱり、明日すぐにできることではないわけですね。ぼくらのように10年以上やっていても、まだまだ詰めていける余地もあるし、もっと新しいスタイルも存在するだろうと感じています。