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雷被害についての基本知識


雷に関しての知識
1、恐ろしい雷サージ電流とは
雷の大きさというと一般に皆さんは何千V、何万Vと電圧で考えがちですが、家電品の保護という目的から考えるとそのとき機器に流れる電流値の方が重要になります。
これは、例えば、静電気を考えていただければ分かりますが、静電気は何千Vと言う電圧で発生しますが電流値が低い為に感電死はありませんが、雷に打たれて死ぬことはあります。
つまり、静電気の場合は高電圧に弱いICしか破壊しませんが、雷の場合はその巨大な雷サージ電流値で高電圧に弱いICはもちろん高電圧に強いICや静電気対策部品なども一瞬にして破壊してしまいます。
"一般に雷サージ電流の値は、1,000A〜10,000Aの間に約99%が含まれると言われています。"

2、何度も発生する誘導雷が怖い
雷が発生すると周囲に強力な電磁場ができ、広い範囲で誘導雷が発生します。従って、雷が近づいてきて遠ざかるまで何度も発生することになります。
実は、雷被害の主なものは、この誘導雷で起きるのです。
しかも直雷の場合は、直接地上に落ちないと被害は出ませんが、誘導雷は雲の中での雷でも発生するため、皆さんが雷をあまり感じない時でも発生し、そのエネルギーは何千V、何千Aにも達します。それらが、電線や、電話回線、アンテナなどを通じて家庭内に進入してくるのです。
いや、正確に言うと電線や、電話回線、アンテナなどに誘導雷が発生すると言った方が正しいかもしれません。
家庭内の引込線にも発生するため、屋外の保安器では防げない場合も多発します。
対応方法
上記の雷の性質から考えて、雷保安器としての重要な性能は次の2点と考えられます。
1 大容量のサージ電流特性を持ち、火災など発生しない構造であること。
2 連続した何度もの誘導雷に絶えられること。
  雷保護を目的とした市販の商品は色々ありますが、その主だった方式はバリスターやアレスターと
  呼ばれる避雷素子を用いて雷サージ電流を大地アースに流して接続機器を保護する方法です。

●バリスタータイプ
"主に1,000円前後の安い雷保安器、または、サージ対応と書かれた電源タップに使用されています。大電流の雷サージが一度でも流れると特性"が劣化してしまい雷保安器としての役割が果たせなくなるばかりか、場合によってはそのサージ電流により発火することがあります。
"このタイプを選ぶときは、雷サージ電流が大きく(10,000Aが理想)、エネルギー耐量の大きなものを選ぶようにしましょう。また、ケースは難燃剤を使用したしっかりしたものを使用しないと火事の原因になることもありますので注意してください。特に、壁コンセントと機器の電源プラグの間に挟むタイプの薄いものがありますが、バリスターが発火したときに火災を起こす可能性があります。電源タップにしっかりしたバリスターのい入ってるものを選べば、わざわざ、このタイプの保安器を買う必要はありません。

●アレスタータイプ
この方式は、非常に優れているのですが、50V以上の電圧が常時かかっているような回路では続流という問題が起こり使用できません。従って、電源などには使用できず、主に通信回線のような回路に使用されます。

●アレスター+バリスター(サージバスター回路)
この方式はアレスターとバリスターの欠点を補った優れた方式で、大量の雷サージ電流を何度もバイパスさせることが出来、信頼性も高い方式です。特に電源回路の保護に有効で、発電所などの設備にも同じ方式がとられているところもあります。アレスターの続流という欠点をバリスターが補い、バリスターの劣化という欠点をアレスターが補い相乗効果で信頼性の高い保安器を構成しています。
"選択のポイントとしてはバリスターと同じく雷サージ電流値が大きく(10,000Aが理想)、エネルギー耐量の大きなものの他に、何回の落雷に耐えられるかの目安となる「インパルス反復寿命の最大サージ電流値」と「平均サージ電流値時の回数」の多いもの、また、明確に表示してあるものを選びましょう。年間で平均雷サージ電流の誘導雷が30回ぐらいあるとして10年以上持つものがお買い得でしょう。

●電圧制限型保安回路
このタイプは多くの電子機器に内蔵されており、低容量のダイオードやツェナーダイオードなど半導体の電圧制限素子を用い静電気対策や低レベルの雷サージ対策などに良く使われています。

機器メーカーの雷サージ対策が仇になる
嘘みたいな話ですが、最近FAX機器メーカーなどが雷対策を充実させFAX.などの通信機器は雷被害を受けにくくなったのですが、そのために、それをつないでいるTAやルーターが破壊されるという現象が起きています。
理由は、通信機器の雷サージ対策が電流通過型である為、電話回線側の保安器に雷サージ電流が流れるようになっているのですが、本来壁モジュラーに繋がる通信回線がISDNの普及によりTAやルーターに繋がっているためにおきる事故です。
また、サージ用のアース端子が本体に剥き出しになっているものは、落雷のとき偶然触れていると感電の可能性があって危険です。

サージバスターって何?
サージバスターは、アレスターとバリスターを組み合わせたダブルブロック回路による一般家電、通信機器の高性能雷保安器です。従来のバリスターだけの雷保安器と違い、インパルス反復寿命が長く雷サージ電流値が大きいのが特徴でケースの樹脂材料も、難燃性樹脂でもトップクラスUL94V0材を使用し、高信頼性と高耐久性、高安全性を実現しています。
また、タップとしての機能も使用機器電力容量1,500W(使用機器合計電力容量)と壁コンセントと同じ電力容量を確保しており、壁コンセントの雷保安器として高い信頼性を持っています。