アナログレコード入門
レコードプレーヤーの仕組み
レコードプレーヤーは様々なパーツでできています。ここではもう少し詳しく見てみましょう。
カートリッジ(レコード針)・ヘッドシェル
カートリッジ(レコード針)はレコード盤面から音をピックアップ(取り出す)する、最も重要なパーツです。ヘッドシェルと呼ばれるパーツ(指をかける所)にセットされています。カートリッジにはMM(VM)型、MC型といったタイプがあります。レコード針にも種類があり、針先(スタイラスチップ)の形状によって丸針や楕円針などに分けられます。
トーンアーム
カートリッジはレコード盤面から浮き過ぎていても、押し付けすぎていても音がうまくなりません。トーンアームはカートリッジ位置やバランスをとりながら溝に合わせて動くように調整されています。(バランスの取り方やアームの形状によって様々なタイプがあります。)
アームレスト
レコードを再生していない時に、トーンアームを保持、固定しておくパーツです。
リフター
レコード盤へのカートリッジの上げ下げを補助する機構です。
キャビネット
ドライブ機構などが入っている本体部分です。レコード再生時には本体を水平に設置する必要があります。
スピンドル・45回転アダプター
レコードのセンターの穴を差し込む部分。シングルレコードなど穴の径が大きい物にはアダプターを使用します。
回転速度切り換え
レコードに合わせての回転数(33回転、45回転)を変更します。
ラバーマット
プラッターの振動を押さえ、レコードとプラッターの密着性を高めるためのラバー製のマットです。
プラッター
レコード盤を載せて回転させるターンテーブルの盤面、フォノモーターと連結されています。
ダストカバー
プレーヤーにホコリやゴミがつくことを防ぐカバーです。レコード再生時は振動の共振を防ぐために取り外しておく場合もあります。
インシュレーター
キャビネットの足の部分です。レコードプレーヤーは振動に弱いため床面から浮かせて床の振動が伝わらないように工夫してあります。
フォノイコライザー・フォノアンプ
アナログレコードは出力される信号(音)が小さいため一度フォノイコライザーやフォノアンプを通して、音を整える必要があります。プレーヤーによっては内蔵されているモノもあります。

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ドライブ(駆動方式)
ターンテーブルの盤面(プラッター)はフォノモータと呼ばれるモーターで回転させています。フォノモーターは駆動方式によって大きく3つに分類されます。
ベルトドライブ方式
プラッターとフォノモーターをベルトを介して駆動させるドライブ形式です。モーター特有のコギングと呼ばれる回転ムラや振動をベルトで吸収させることで、安定した回転を実現します。
アイドラードライブ方式
フォノモーターの回転をアイドラーと呼ばれるゴム製の円盤を介してプラッターに伝える形式です。モーターの駆動力を比較的ダイレクトに伝えることができます。
ダイレクトドライブ方式
プラッターの軸が直接フォノモーターになっている駆動方式です。クオーツクロックによる高い回転精度を誇り、S/N比の高さやワウフラッター(回転の不安定さからくる音の揺れ)の少なさ、回転の安定度など高い性能を持っています。