ステレオ盤(45-45方式)
ステレオ・レコードで採用されている記録方式です。レコード盤面に対し音の溝を左右斜め45°づつに分けてカッティングすることで、ステレオのLch/Rchを記録しています。左右で音溝の形状が違うためレコードの針は上下左右(左右同位相の場合は横方向、逆位相の場合縦方向)に振動します。
ステレオレコードで音を拾う仕組み
レコードの針はダイヤモンド(カーボンの結晶)で作られています。この特性を利用してレコードの左右の振動を別々にピックアップします。
モノラル盤
モノラル録音のレコードは左右同じ溝が掘られるため(左右同位相)、横方向の振動で記録されています。モノラル・レコードの再生専用カートリッジは、縦方向の振動感度が鈍く作られているため、ステレオレコードに使用すると盤面を損なう場合もあります。オーディオテクニカ製AT33MONOのように縦方向の振動を吸収しつつ横方向の信号だけをピックアップする製品もあります。
4チャンネルステレオ盤
通常のステレオ2ch(L/R)にリアスピーカー2chを追加して4chを記録した方式で、ステレオレコードよりも高周波数帯を記録しています。ディスクリート方式とマトリックス方式と呼ばれる2つの方式があります。日本ビクターが1970年に開発したCD-4(ディスクリート方式)を再生する場合はシバタ針など専用のカートリッジや変換器が必要となります。あまり普及しませんでしたが、その開発技術はカードリッジの性能を向上させ、後のサラウンドを始めとするマルチチャンネルへと受け継がれていきます。