セットアップ&メンテナンス
セットアップの方法
レコードプレーヤーをセットアップしてアナログレコードを再生してみましょう。
レコードプレーヤーのセットアップ
@プレーヤーの設置・水平出し
レコードプレーヤーで良い音を楽しむためには、振動や傾きをできるだけ排除した環境を作ることが大切です。 プレーヤーはしっかりした台の上やオーディオラックの上に設置します。その際に台やラックが水平になっているかどうかの確認が重要です。オーディオ用の高精度水準器などを用いてしっかりと水平をチェックします。傾きがある場合はプレーヤーの足に付いたインシュレーターで調整します。 また、スピーカーの音がプレーヤーに伝わって振動すると悪影響をおよぼす場合があるので、スピーカーの近辺はできるだけさけて設置する方が望ましいです。
Aカートリッジ・ヘッドシェルの取り付け
ヘッドシェルとカートリッジを取り付ける場合は、小型のラジオペンチ(またはピンセット)と小さなマイナスドライバーを用意します。レコード針は外すか針カバーをしておきます。カートリッジには色分けされた4本の接続端子がありますので、ヘッドシェルのリード線と同じ色の端子同士をラジオペンチなどを使って接続します。
色分けではなくアルファベットで表記されている場合は、赤→R/白→L/緑→ER(アース右)/青→EL(アース左)とつなぎます。ヘッドシェルとカートリッジは付属の取り付けネジを使用します。取り付け位置はオーバーハングと関係しますのでトーンアームの設定に合わせて調整します。ヘッドシェルとカートリッジがまっすぐになるように取り付けてください。
Bゼロバランス調整
レコードの音を正確に再生するためには、適正な針圧(重さ)をレコード針にかける必要があります。そのために一度トーンアームにカートリッジを取り付けた状態でバランスをとり(水平につり合っている状態)その上で針圧のウエイトを調整して重さをかけます。このことをゼロバランス調整と呼びます。
まずレコードプレーヤーが水平に設置している状態を確認します。インサイドフォースキャンセラーやラテラルバランスなどの調整値は0に合わせておきます。
トーンアームをアームレストから外し、バランスウエイトを回転させながらトーンアームが水平のバランスになるように調整し(トーンアームをサイドから見た時、前後のバランスが取れ、カートリッジが宙に浮いている状態)、針圧メモリを0に合わせておきます。これでゼロバランスがとれた状態となりました。
C針圧の調整
針圧はカートリッジ(レコード針)によって推奨値が決められています。上記の状態でバランスウエイトだけを動かし、針圧メモリの推奨値にウエイトを動かします。カートリッジによっては、推奨値が○.○g〜○.○gのように範囲指定されている場合もあります。その単位の中で軽めの針圧や重めの針圧に調整していきます。(一般的に軽めの針圧は軽やかな音質に、重めの針圧ではしっかりとした音質になる傾向があります。)
※インサイドフォースキャンセラーやラテラルバランスなどの調整は針圧調整ができた後に行なってください。
Dアーム高さの調整
一部のハイエンドプレーヤーなどではアームの高さ調整ができる機種があります。MCカートリッジなどは発電系やカンチレバーを軽量化して音質を向上させる傾向があります。トーンアームの高さを調整することで、カートリッジとレコード盤面との適正な距離を確保し、より繊細な音質を発揮できるようになります。
Eフォノケーブルの選択
MCカートリッジやMM(VM)カートリッジなどから発生する微弱な電圧の信号を扱います。そのため通常のRCAケーブルに対しシールド性能が高く低抵抗でアース線がついています。レコードプレーヤーから直接出ているもの(直出しタイプ)のほか、交換できるタイプがあります。その場合、コネクター形状もピンプラグ←→ピンプラグまたは5PIN端子←→ピンプラグなど機器によって違いがあります。