About ADX Series

音に寄り添い、人に寄り添う。
自然の響きに、耳を澄ます

開放型でありながら、音の輪郭を保ち、空間に自然に溶け込む——その響きは、1974年の初代モデルから培われた技術と、空気の動きを取り入れた音響設計の成果です。独自ドライバーと精密な設計により、音の芯をぶらさず、細部まで鮮明に描写。長年の経験が、音場や空気感までも忠実に再現します。

2022年、オーディオテクニカは「もっと、アナログになっていく。」という新たなメッセージを掲げました。アナログとは、単なる技術ではなく、人と音が触れ合うやさしい関係。風の音、虫の声、心の鼓動——自然の響きに耳を傾ける感性を、私たちは大切にしています。

音の響きが空間に溶け、
感性がほどけていく。

「ADX」シリーズは、音楽との距離を限りなくゼロに近づけるために設計されたヘッドホン。響きは空間に広がり、時の流れとともに感性へと届く。“聴く”を超え、音楽が存在する場に身を委ねるような体験が、音の美しさと余韻を味わうためのチューニングによって生まれます。開放型ならではの広がりと深みが、聴く人を新たな次元へと誘います。

設計から製造まで、
日本国内で磨き上げられた
ADXシリーズの高精度設計

設計から製造に至るまで、すべて日本のエンジニアと職人の手によって自社⼯場で丁寧に仕上げられています。日本国内で磨き上げられた設計力と製造精度こそが、音の純度と信頼性を支える「ADX」シリーズの核となっています。

“バッフル一体型”φ58mmドライバー

バッフルとドライバーを⼀体化することで、構成部品を最⼩限に抑え、⾳に混ざるわずかな歪みさえも排除。空気の流れを改善し、フルレンジのオーディオ再⽣を実現する最適な構造を確⽴しています。

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独自開発の
コアマウントテクノロジー(PAT.P)

バッフルダンパーとイヤパッドの位置関係を見直すとともに、耳からハウジングまでの音響空間を2分の1に仕切るポジションにボイスコイルが配置される構造を採用。音源に対して極めてバランス良く自然な音場で、抜けの良い音を再生します。

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True Open-Air Audio

より自然な振動板の動きで原音を忠実に再生する
開放型の極限を突き詰めたヘッドホン

空気の流れをコントロールし、より自然な振動板の動きで原音を忠実に再生する開放型の極限を突き詰めたへッドホンを「トゥルーオープンエアーオーディオ」と新たに定義しました。
音を耳元に閉じ込めるのではなく、空気の流れそのものを設計に取り込み、ヘッドホンが発した音が耳元に留まることなく空気に乗って、空間へと広がっていきます。それはまるで、風に乗って届く虫の音のように自然な鳴りとなり、身体に心地よい音として溶け込みます。
一般的な開放型ヘッドホンが構造的な開放に留まり、音の広がりや定位感を技術的な要素として扱うのに対し、当社は「音と人との関係性」そのものに焦点を当てています。音が単なる情報ではなく、聴く人の呼吸や感情と共鳴する存在となることで、聴く人自身が音楽の一部となるような、没入感と一体感に満ちた体験を提供します。

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他のヘッドホン設計の違いと
ドライバーの設計精度
音の正体は空気の動きであり、それを制御することがヘッドホン設計の鍵となります。
True Open-Air Audio(TOA)の設計には、大きく2つのポイントが挙げられます。
密閉型・セミオープン型と
開放型の音に関する設計の違い

開放型では、ハウジングが開け放たれているため空気の動きを妨げるものがありません。つまり振動板によって生み出される、空気の動きそのものを如何にコントロールするかが重要となります。オーディオテクニカでは、密閉型と開放型の空気のコントロールを個別の定理で考え設計しています。

feature_structure01_TOA
True Open-Air Audio
feature_structure02_open
セミオープン型(一般的な開放型)
feature_structure03_back
密閉型
他のヘッドホン設計の違いと
ドライバーの設計精度
音の正体は空気の動きであり、それを制御することがヘッドホン設計の鍵となります。
True Open-Air Audio(TOA)の設計には、大きく2つのポイントが挙げられます。
ドライバーの設計精度

オーディオテクニカの開放型ヘッドホンの音は、長年培われてきたトランスデューサー(変換器)技術が注ぎ込まれています。その技術により、TOAのために開発されたドライバーと筐体により、極めて自然な再生音が耳に届けられます。豊かに自然と伸びる低域、息を呑むほど生々しい中域、どこまでも抜けていく高域が余すことなく音源に忠実に再生されます。

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eature_image03b
純粋でリアルな音場を実現
振動板が動くたびに音が瞬時に空気の振動から生み出されるため、周波数が人工的に変換されたり、
音響空洞(アコースティックダクト)や共振を利用して変化したりすることはありません。
その結果、純粋でリアルな音場を実現できるのです。
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True Open-Air Audio

より自然な振動板の動きで
原音を忠実に再生する
開放型の極限を突き詰めた
ヘッドホン
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空気の流れをコントロールし、より自然な振動板の動きで原音を忠実に再生する開放型の極限を突き詰めたへッドホンを「トゥルーオープンエアーオーディオ」と新たに定義しました。

音を耳元に閉じ込めるのではなく、空気の流れそのものを設計に取り込み、ヘッドホンが発した音が耳元に留まることなく空気に乗って、空間へと広がっていきます。それはまるで、風に乗って届く虫の音のように自然な鳴りとなり、身体に心地よい音として溶け込みます。

一般的な開放型ヘッドホンが構造的な開放に留まり、音の広がりや定位感を技術的な要素として扱うのに対し、当社は「音と人との関係性」そのものに焦点を当てています。音が単なる情報ではなく、聴く人の呼吸や感情と共鳴する存在となることで、聴く人自身が音楽の一部となるような、没入感と一体感に満ちた体験を提供します。

他のヘッドホン設計の違いと
ドライバーの設計精度

音の正体は空気の動きであり、それを制御することがヘッドホン設計の鍵となります。True Open-Air Audio(TOA)の設計には、大きく2つのポイントが挙げられます。

  • feature_structure01_TOA
    True Open-Air
    Audio
  • feature_structure02_open
    セミオープン型
    (一般的な開放型)
  • feature_structure03_back
    密閉型
密閉型・セミオープン型と
開放型の音に関する設計の違い

開放型では、ハウジングが開け放たれているため空気の動きを妨げるものがありません。つまり振動板によって生み出される、空気の動きそのものを如何にコントロールするかが重要となります。オーディオテクニカでは、密閉型と開放型の空気のコントロールを個別の定理で考え設計しています。

feature_slide04_detail_sp
ドライバーの設計精度

オーディオテクニカの開放型ヘッドホンの音は、長年培われてきたトランスデューサー(変換器)技術が注ぎ込まれています。その技術により、TOAのために開発されたドライバーと筐体により、極めて自然な再生音が耳に届けられます。豊かに自然と伸びる低域、息を呑むほど生々しい中域、どこまでも抜けていく高域が余すことなく音源に忠実に再生されます。

純粋でリアルな音場を実現
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振動板が動くたびに音が瞬時に空気の振動から生み出されるため、周波数が人工的に変換されたり、音響空洞(アコースティックダクト)や共振を利用して変化したりすることはありません。その結果、純粋でリアルな音場を実現できるのです。

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ATH-ADX7000

“聴く”を超え、響きが時を満たす。
音が空間に溶けていく、
開放型の新次元へ。
『ATH-ADX7000』は、オーディオテクニカが60年以上にわたり培ってきた音響技術の粋を集めた、
開放型ヘッドホンのフラッグシップモデルです。日本国内で丹念に設計・製造され、
響きの純度と精緻さを追求。音と一体となるような、贅沢なリスニング・パートナーとして仕上げられています。
オーディオテクニカ独自の
振動板成型技術により
設計精度を極限まで突き詰め、
原音再生を追求
HXDT(High-Concentricity X Dynamic Transducer)技術

自社内で開発された精密成型技術により、ダイアフラムの形状を高精度で制御。長年培ってきた社内製造技術によりバッフル、磁石、ボイスコイル、ダイアフラムを同軸上に配置し、弊社従来製品1/10の精度を達成しました。

音の純度を高める
「無方向性電磁鋼板」磁気回路

磁気の流れがどの方向にも均一になるよう設計された、特殊な無方向性電磁鋼板を採用。磁気回路内で磁束がスムーズに流れることで、エネルギーロスを最小限に抑え、電気の変換効率を高めます。さらに、ノイズの発生を抑えられるため、音の透明感が一層際立ちます。

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ATH-ADX5000

息をのむ空気感、言葉にできない臨場感。
オープンエアーの理想を究めた
初代モデル
2017年発売のトゥルーオープンエアーオーディオの初代モデル『ATH-ADX5000』。
タイトで清々しい低⾳域、クリアでまとまりのある中⾳域、緻密でスムーズな⾼⾳域を提供し、
⽐類のない快適性と相まって、⾄極のバランスと純粋なサウンドが⾼く評価されています。

ATH-ADX3000

受け継がれる
“トゥルーオープンエアーオーディオ”
それは、音楽の純粋な感情に
出会えるサウンド
純粋なサウンド、驚くほどの快適さ、正確な⾳場表現により究極のバランスを⽣み出す
『ATH-ADX3000』。誰もが⾳楽の、純粋でありのままの感情を体験・再発⾒することができます。
それはまさに“トゥルーオープンエアー(真の開放型)オーディオ”の⼊⼝です。

SPEC

ATH-ADX7000 ATH-ADX5000 ATH-ADX3000
ドライバー φ58mmφ58mmφ58mm
HXDT
出力音圧レベル 100dB/mW100dB/mW98dB/mW
再生周波数帯域 5~50,000Hz5~50,000Hz5~45,000Hz
インピーダンス 490Ω420Ω50Ω
質量
(コード除く)
約275g(ベルベット)
約270g(アルカンターラ)
約270g 約257g
ハウジング素材 日本製特注アルミニウム
ハニカムパンチング
日本製特注アルミニウム
ハニカムパンチング
汎用アルミニウム
ハニカムパンチング
磁気回路素材 無方向性電磁鋼板 パーメンジュール 純鉄
フレーム素材 マグネシウム合金 マグネシウム合金 繊維強化樹脂
イヤパッド素材 ベルベット(アルカンターラ付属) アルカンターラ ベロア
シリアル
ナンバー
付属イヤパッド
付属コード 3.0m
(φ6.3mm/
6NOFC標準金メッキプラグ)
ナイロンシース
3.0m
(φ6.3mm/
6NOFC標準金メッキプラグ)
ナイロンシース
3.0m
(φ6.3mm/
OFC標準金メッキプラグ)
エラストマーシース
付属バランス
ケーブル
3.0m
(6NOFC
XLR-Mコネクター(4ピン))
ナイロンシース