会社案内
技術部6課マネージャー
ヘッドホン設計統括
小澤博道
1990年入社
どんな音楽にも強いこの高音質
CKRシリーズは、大人のインナーイヤー
ヘッドホン開発の全体をみる立場にいて、私も驚いているのですが、最近のヘッドホン市場は台数ベースで70%以上がインナーイヤータイプになっています。みなさんおなじみの耳栓型ですね。今回はそこで、カナル型の最新製品ATH-CKRシリーズをご紹介しようと思います。
このシリーズは、今後カナル型のカナメというか、中核になる重要な主力製品です。従来、急速なニーズの拡大と多様化に応えるかたちで、それぞれ特長をもったさまざまな製品を開発してきましたが、5年連続国内シェア№1のヘッドホンメーカーとしては、ここらでひとつけじめをつけたい。次世代インナーイヤーのお手本になるような、新しいリファレンススタンダード製品をつくろうということになったのです。
分かりやすくいえば、重低音がすごいと好評だったCKSシリーズと対極の、落ち着いて味わいのある大人の音。音楽のジャンルを問わず誰でもいい音だと納得できるオーソドックスな高音質を追求しよう。それがCKRシリーズの基本的な開発コンセプトです。シリーズ全5モデル、この理念は変りません。わけても最高級ゾーンのATH-CKR10と9には、独自に開発したDUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERS(デュアル・フェーズ・プッシュプル・ドライバー)を搭載しています。カナル型では類のない特殊な磁気回路によって、ダブルドライバー方式の欠点だったひずみをキャンセルしながらしかも高感度・広帯域。狙いどおりにキメこまかくなめらかで、躍動感豊かな高音質を実現することができたと思っています。
音と直接の関係はないのですが、トップエンドのATH-CKR10は外観の品位にもこだわりました。たとえばATマークを入れた鏡面仕上げのハウジングです。このパーツはメッキなどでなくチタン材を磨き出したものです。鏡のような光沢を得るのがとてもむずかしく、試行錯誤の末にドイツ製の高価な研磨剤を使うことでようやく解決しました。
CKRシリーズはインナーイヤーのいわば正道を行くリファレンス。今後の中心的な柱になりますので、これを基準にしながら世の中の動向も踏まえていろいろな音のバリエーションをつくり、周辺のシリーズを着実に育てたいと考えています。ご期待ください。
●純鉄ヨーク 
ユニットの土台となるヨークに純鉄を使用し、効率よく磁気を伝達。解像度の高い音を再生します。
●CKR10専用φ13mm×2 DUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERS
2つのドライバーを向い合わせに配置したPUSH-PULL方式を採用。高い駆動力がレスポンスの改善を図り優れたリニアリティ(直線性)が音の再現性を高めます。広帯域に渡って歪みを抑えた伸びやかなサウンドを奏でます
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