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50th Anniversary audio-technica Live Party 6月2日 ライブレポート

「みなさんこんばんは!『50th Anniversary audio-technica Live Party ありがとう50年』にようこそお越しいただきました!」……開演時刻の17時を回った国際フォーラム ホールAの巨大な空間に響き渡るコールに、客席一丸の高らかな拍手喝采が沸き上がる。大阪・東京両会場でMCを務めるのは、BoAがイメージ・キャラクターを務めるオーディオテクニカCMのサウンドロゴでもお馴染みのSascha。アーティストの出演順は、ステージ背後のヴィジョンで「NEXT STAGE」とアーティスト名が紹介されるまで秘密ーーではあるものの、おそらくこの機会にしか実現しないであろう豪華ラインナップに、会場のテンションは開演前から早くもMAXに達している。加えて、各アクトの間の転換中には、オーディオテクニカ製のヘッドホン/インナーイヤーヘッドホンが当たる抽選会が開催され、会場の高揚感にさらに熱を添えていた。

MC Sascha


TSUKEMEN

1組目は、ヴァイオリン2本とピアノによるアンサンブル・ユニット=TSUKEMENの登場。「ハッ!」という気合いとともに力強く披露したミステリアス&スリリングな「KIYARI」などオリジナル曲から、エンニオ・モリコーネの名曲「ニュー・シネマ・パラダイス」、映画やドラマのBGMでお馴染みのモンティ「チャルダーシュ」といったカバー曲に至るまで、その剛軟自在な演奏力とエネルギッシュな情熱でもって目映い輝きを与えながら会場へと解き放ってみせたTAIRIKU&KENTA(Violin)・SUGURU(Pf)の3人。チック・コリアのジャズ・ナンバー「スペイン」のカバーでは、「次の曲には21回手拍子するところが6回出てきます!」というSUGURUの呼びかけから、開演間もない国際フォーラムを早速クラップの渦に巻き込んでみせる。

TSUKEMEN(オーディオテクニカ50周年ライブパーティー)

M1.KIYARI
M2.ニュー・シネマ・パラダイス
M3.スペイン
M4.COSMOS
M5.チャルダーシュ

ヴァイオリンの調べが奏でる哀愁のメロディ、ダイナミックかつ繊細なピアノの音色……生楽器のヴィヴィッドなサウンドの色彩感を、ワイヤレス・ピンマイク「ATW-M15」(ヴァイオリン)/サイドアドレス・マイクロホン「AT4050」&インストゥルメント・マイクロホン「AE5100」(ピアノ)といったオーディオテクニカのマイクがしっかりと受け止め、広大な客席エリアの隅々にまで響かせていく。「僕たちのライブでもいちばんの大人数でした!」(KENTA) 「10万人ぐらいお集まりいただいてるのかな?」(SUGURU)というMCからも、この大会場でのアクトの手応えが十二分に伝わってきた。

TSUKEMEN楽器
サイドアドレス・マイクロホン:「AT4050
インストゥルメント・マイクロホン:「AE5100


girl next door

続いてはgirl next door!先ほどまでとは打って変わって、国際フォーラムの広いステージに響き渡る、鈴木大輔(Key)のハイパーなシンセ・サウンド&井上裕治(G)のエッジ感あふれるディストーション・サウンド。そして、ダンサブルなビートとバンド・アンサンブルの上を軽やかに飛び回るような、千紗(Vo)のヴォーカリゼーションーーデビュー曲「偶然の確率」から最新ナンバー「signal」、さらに「Be your wings」「Ready to be a lady」「Infinity」、と30分の持ち時間の中にシングル曲を凝縮した、まさにザ・ベスト・オブ・ガルネク的な充実のステージ。「オーディオテクニカ50周年! せーの……おめでとうございまーす!」と会場一丸のバースデイ・コールを生み出していく千紗。「今日はライブ・パーティーなんで、最後まで盛り上がっちゃいましょう!」という快活な声に、総立ちのオーディエンスが満場のクラップで応えていく。

「Ready to be a lady」では「みんなLの文字作って! OK?」という千紗のコールに導かれて、《Ready to be a lady 上げろテンション! 生まれ変わるんだ》のフレーズに合わせて観客が高々と「L」のサインを掲げ、スペシャルなステージならではの一体感を分かち合っていく。そんな千紗が手にしていたのは、オーディオテクニカのワイヤレスマイク「AEW-T3300」。パワフルなアンサンブルに押されることなく、彼女の歌声をリアルかつナチュラルに聴く者すべてに届けていく。ラストの「Infinity」を鮮やかに歌い上げた後、「楽しかった! ありがとう!」とステージを後にした千紗の笑顔が、この瞬間の祝祭感を象徴していた。

M1.偶然の確率
M2.signal
M3.Be your wings
M4.Ready to be a lady
M5.Infinity

girl next door(オーディオテクニカ50周年ライブパーティー)
ワイヤレスマイク「AEW-T3300


土屋アンナ

土屋アンナ(オーディオテクニカ50周年ライブパーティー)
ワイヤレスマイク「AEW5000 Series(ATM98ユニット)」

ステージ両サイドにギタリストを配したハード・エッジなロック・サウンドが鳴り響く中、土屋アンナのハスキー・ヴォイスが国際フォーラムの空気をびりびりと震わせるような迫力で、同時にどこまでもしなやかで艶やかに伸び上がる! CMソングとしても有名な「JUICY GIRL」ではダイナミックなロック・ヴォーカリストの側面を、シャッフル・ビートの「MY BATTLE」ではコケティッシュな側面をアピールしつつ、会場を見回しては「すげえいい顔! きゃー!」と満面の笑みで手を振っていく……といった多彩な表情が、ステージと客席との距離感をぐっと近づけてみせる。

「アガっていく曲はもちろん、新曲も含め、祈りと愛を送っていきたいと思います」という彼女の言葉通り、今年3月に発売したコラボ曲コンパイル・アルバム『12 FLAVOR SONGS〜BEST COLLABORATION〜』収録の新曲「IS THIS LOVE?」(Hi-STANDARD・難波章浩とのコラボ曲)、シリアスなバラード・ナンバー「Believe in Love」といった楽曲を、時にシーケンスやストリングスなどのトラックを駆使しながら、土屋アンナはワイヤレスマイク「AEW5000 Series(ATM98ユニット)」越しにメロディを色鮮やかに花開かせていく。ビー・ジーズのディスコ・ロック名曲「STAYIN ALIVE」カバーをゴージャスに響かせ、ヘヴィ・ロック・ナンバー「rose」でオーディエンスを圧倒。「ありがとう! 超楽しかった! 次でラスト! Are you ready? 上(2階席)も? まだまだ楽しんでね!」と叫びながら流れ込んだ最後の曲「SLAP THAT NAUGHTY BODY」でステージを降りて客席最前列の観客とハイタッチして回るサービスぶりに、会場はさらにヒート・アップ!

M1.JUICY GIRL
M2.MY BATTLE
M3.IS THIS LOVE?
M4.Believe in Love
M5.Brave vibration
M6.STAYIN' ALIVE
M7.rose
M8.SLAP THAT NAUGHTY BODY


BoA

開演前から湧き起こる「BoA!」コールの中、いよいよ1日目のトリ=BoAの登場! ドラム/ベース/ギター/キーボードというオーソドックスなバンド編成とともにオン・ステージしたBoA、1曲目「永遠」のクールなR&Bサウンドに、4人のダンサーを擁したステージングが、そして何よりBoA自身の伸びやかなヴォーカルが輝きを与え、暗転した国際フォーラムの客席を大きくうねるサイリウムの海へと変えていく。オーディオテクニカのイメージ・キャラクターも務めるBoAの手には、彼女オリジナルのデコレーションが施されたワイヤレス・マイク「AEW-T3300」が光っている。「国際フォーラムはいつも変な緊張感があって……」と彼女は笑っていたが、これまでツアーのみならずコンセプチュアルなライブ・シリーズ『BoA THE LIVE』を含め、同世代の中ではおそらく最も多くここ国際フォーラム ホールAのステージを踏んでいるはずだ。そしてそれは取りも直さず、5月30日に日本デビューから11周年を迎えた彼女が、今でも強く熱く支持されていることの証でもある。

「奇蹟 -BoA THE LIVE X'mas 2011ver.-」で聴かせたファルセットの美しさ。「LOSE YOUR MIND」「BUMP! BUMP!」で客席を揺らさんばかりの熱狂で包んでみせた、エンターテイナーとしてのスケール感とエネルギー。全7曲のアクトながら、そのポテンシャルを遺憾なく発揮した名演だった。「オーディオテクニカさんの50周年のイベントに参加できて嬉しく思ってます。オーディオテクニカさんと私、これからも素敵な音楽を続けていけたらいいなと思います」という彼女の言葉が、そして最後に披露した彼女自身の10周年記念シングル&オーディオテクニカCMソングの名バラード「Milestone」の晴れやかな響きが、その信頼感を何より雄弁に物語っていた。

M1.永遠
M2.Possibility(full ver.)
M3.奇蹟 -BoA THE LIVE X'mas 2011ver.-
M4.LOSE YOUR MIND
M5.BUMP! BUMP!
M6.I SEE ME
M7.Milestone

BoA(オーディオテクニカ50周年ライブパーティー)
ワイヤレス・マイク「AEW-T3300


すべての演奏が終わった後、MC:Saschaの呼びかけに応えて再び4組のアーティストがステージに集合。「オーディオテクニカ50周年……」というSaschaの声に続けて、ステージ&客席が一丸となって「ハッピー・バースデー!」を叫ぶ。次の瞬間、会場に高々と舞う金テープ・キャノン!音楽の歓喜そのもののような1日は、こうして幕を閉じた。

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