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PUNKSPRING 2014

2006年の初開催以来、洋邦混成パンク系フェスとして熱い支持を集め続けている『PUNKSPRING』。R&B/ヒップホップ/ダンス・ミュージック系フェス『Springroove』、ヘヴィ・メタル/ラウド・ロック系フェス『LOUD PARK』とともに、日本の音楽シーン/ライブ・シーンの成熟を物語ってきた「ジャンル別音楽フェス」。その一翼を担う『PUNKSPRING』が、今年も『PUNKSPRING 2014』として堂々開催! 3月29日:幕張メッセ9・10・11ホール(東京会場)/30日:神戸ワールド記念ホール(大阪会場)/31日・4月1日:Zepp Nagoya(名古屋会場)の3会場4公演にわたって熱演が繰り広げられていった。その充実のアーティスト・ラインナップは以下の通り。

東京・大阪・名古屋 3会場に出演
BAD RELIGION/THE HIVES/MY FIRST AND THE GIMME GIMMES
THE FRATELLIS
東京・大阪会場に出演
SiM/SNUFF/ROTTENGRAFFTY
東京会場のみ出演
MAN WITH A MISSION/THE BAWDIES/coldrain/RADKEY/dustbox
TOTALFAT/Chiodos/BLUE ENCOUNT/BUZZ THE BEARS[Opening Act]
大阪会場のみ出演
10-FEET/Dragon Ash
名古屋会場のみ出演
a flood of circle/NAMBA69


日本最大級の夏フェス=『SUMMERSONIC』のオフィシャル・スポンサーとして2002年から全面協力しているaudio-techincaは、この『PUNKSPRING』に対しても2006年のスタート当時からスポンサードというアクションを通してサポートしてきた。洋楽と邦楽、古豪と新鋭が入り乱れながらパンク・ロックの春の嵐を巻き起こした『PUNKSPRING 2014』東京会場=幕張メッセ公演の模様を、ここにレポートしていくことにする。

ヘッドライナー:BAD RELIGION&THE HIVESの底力

3月29日、絶好のフェス日和となった快晴の千葉・幕張メッセ。巨大なホールに「RED STAGE」「BLUE STAGE」の2ステージが設置され、11時の開場から21時40分頃の終演までの間に、BAD RELIGION/THE HIVES/ME FIRST AND THE GIMME GIMMESといった海外のビッグネームからMAN WITH A MISSION/THE BAWDIES/coldrainなど邦楽の精鋭陣まで計16バンドが次々に登場、オーディエンスの情熱とともに痛快な爆音が轟く、実に贅沢な音楽空間が展開されていた。

『PUNKSPRING 2014』ヘッドライナーとして「RED STAGE」に登場したのは、第1回(2006年)でも大トリを飾ったメロコア・レジェンド=BAD RELIGION。名門パンク・レーベル「エピタフ」社長も務めるブレット・ガーウィッツ(G)が不在なのに加え、昨年脱退したギタリスト=グレッグ・ヘトソンに代わって元THE CULTのマイク・ディムキッチを加えた編成での出演となったが、冒頭から「Fuck You」「Dharma and the Bomb」と最新アルバム『True North』の楽曲を畳み掛けつつ、「Punk Rock Song」「Infected」「American Jesus」などキラー・ナンバーも披露。マイク・ディムキッチ&ブライアン・ベイカーのWギター・サウンドが、2006年・2009年に続き3度目の出演となる『PUNKSPRING』のステージを熱く震わせ、パンク・ロック古豪の底力をまざまざと見せつけていった。

「BLUE STAGE」のラストには、スウェーデンが誇るガレージ・ロック貴公子集団=THE HIVESが2009年以来5年ぶりに出演。「ミンナ、サケベ!」「テヲタタケ!」と終始ハイテンションのペレ(Vo)の姿に導かれるように、1曲目「Come On」から全編クライマックスの如き狂騒空間に。「Go Right Ahead」で一面のコール&レスポンスが巻き起こり、「Won't Be Long」でフロアがハンドウェーブで埋め尽くされていく。最後は「スワレ!」と観客を座らせてからのハイジャンプで「BLUE STAGE」を歓喜の坩堝へと叩き込んでみせた。

「日本代表」:MAN WITH A MISSION&THE BAWDIESの熱量

『PUNKSPRING 2014』の中でもひときわ大きな熱気を生み出していたのは、2年連続出演・稀代のオオカミ集団:MAN WITH A MISSION。「evils fall」「Emotions」をはじめ最新アルバム『Tales of Purefly』収録曲を前面に打ち出し、エレクトロコアもメロコアも血肉化した鮮烈な音像で高らかなシンガロングを呼び起こしていた。「コノステージニ立テテ、心カラ嬉シク思ッテオリマス!ヤッテルカ?パンクシテルカオ前ラ!」と会場を煽りまくっていたJean-Ken Johnny(G・Vo・Rap)は、3月21日に発売され「STOMPBOX」の愛称で親しまれているaudio-techinca初の2.4GHzデジタルギターワイヤレスシステム「ATW-1501」越しにエッジィなギター・サウンドを振り撒きながら、ラストの「FLY AGAIN」ではメッセを爽快な多幸感で満たしてみせた。

一方、「自分たちはガレージと呼ばれることが多くて……」とROY(Vo・B)が自己紹介しつつ、「ガレージは60年代の音楽、でもそれが評価されるのは70年代パンクの人たち。ガレージはパンク・スピリットを持ったロックンロールなんです!」と『PUNKSPRING』の歴史に新たな1ページを刻んでいたのはTHE BAWDIES。「IT'S TOO LATE」「JUST BE COOL」などワイルドかつダイナミックな楽曲を連射、日本を代表するロックンロール・アイコンとしての存在感をアピールしていた。


古豪スーパーグループから初登場の新星まで、名場面だらけのパンク空間

「Take Me Home, Country Roads」の爆裂バージョンから甲斐バンド「HERO」、ブルーハーツ「リンダリンダ」まで禁じ手なしの高気圧的パンク劇場を展開していたのは、パンク/メロコアのビッグ・ネームたちによるスーパー・グループ=ME FIRST AND THE GIMME GIMMES。その首謀者であり、NOFXでの出演を含め実に6度目の『PUNKSPRING』登場となるファット・マイクが、今回が『PUNKSPRING』初出演となる盟友・SNUFFの至上のパワー・ポップ・パンク劇場に乱入してダンカン・レッドモンズ(Dr・Vo)とともに熱唱していたのも、特に印象的な名場面だった。昨年活動再開したスコットランドの雄:THE FRATELLISは、かつてiPodのCM曲として一世を風靡した"Flathead"をはじめ「We Need Medicine」「Chelsea Dagger」など出し惜しみなしの選曲でフロアを沸かせてみせた。さらに、ミシガン発ポスト・ハードコア〜エレクトロコアの硬質感と切れ味を見せつけたCHIODOS、70年代パンクのようなストイックな荒々しさと骨太感を兼ね備えたサウンドを聴かせたミズーリ発パンク3兄弟=RADKEYーーといったアクトが、USパンク・シーンの「今」の威力を存分に伝えてくれた。

オープニング・アクト:BUZZ THE BEARSをはじめ、邦楽勢の活躍が光った今年の『PUNKSPRING』幕張会場。田邊駿一(Vo・G)の高校生の時からの夢だったという『PUNKSPRING』出演を果たしたBLUE ENCOUNTは、その想いを「HANDS」とともに鳴り渡らせていた。「感謝の気持ちをこめて、この曲で全員……死んでくれ!」(Vo:NOBUYA)と初出演の喜びを爆発させていたROTTENGRAFFTYは、ラスト「THIS WORLD」でNOBUYA/N∀OKI(Vo)のみならずKAZUOMI(G)まで舞台を降りる熱血ライブを見せてくれた。「ここ、ライブハウスってことでいいですよね?」というJOJI(B・Vo)の言葉とともに「Try My Luck」など極上のメロディを放射していたdustbox。残念ながら出演キャンセルとなった2年前の無念を、BULLET FOR MY VALENTINEとの欧州ツアーを経て磨きのかかった轟音とともに叩き付けたcoldrain。「PARTY PARTY」「Summer Frequence」などを畳み掛けて灼熱のパーティー・パンク空間を描き出したTOTALFAT。THE CLASH「London Calling」から「Blah Blah Blah」へ突入した幕開けからラストの「KiLLiNG ME」まで、混沌と狂騒の極致のようなサウンドスケープでメッセを震撼させたSiM……日本のパンク・シーンの層の厚さをリアルに物語る、充実のサウンドと才気が炸裂していた。

こうして、『PUNKSPRING 2014』も大成功のうちに終了。ますます発展と拡大を続ける洋邦パンク・シーンの現状と、パンク・ロックの歴史そのものを体現するような豪傑バンドのタフネスが交錯した、至上の一日となりました。audio-technicaは今後もスポンサードという形を通して、日本のフェス文化と音楽文化のさらなる発展をバックアップしていきたいと考えています。

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