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springroove 2015

『SPRINGROOVE』の「原点」=R&B/ヒップホップの洋邦精鋭が結集

洋邦のR&B/ヒップホップ/ダンス・ミュージックの粋を集めた『SPRINGROOVE』、2013年以来2年ぶり・通算7回目の開催を数える今回のヘッドライナーにしてオーガナイザーはPITBULL!ということで、会場にはピンヒール/ドレス姿の女性客のみならず、スキンヘッド&スーツ姿のPITBULLスタイルでキメた男性客も少なからず会場を彩っていた。EDM色の強かった2年前の前回と異なり、R&B/ヒップホップ系アーティストが勢揃いした今年の『SPRINGROOVE』。ホールに設置された巨大な2ステージ=「RED STAGE」「BLUE STAGE」が、アーティストの熱演を今や遅しと待ち望む観客のテンションを刻一刻と高め、オープニングを務めたDJ HOKUTOの時点から会場は歓喜に沸き返っている。

そんな幕張メッセのオーディエンスの前に、LA発・22歳のR&Bプリンセス=TINASHEが登場。つややかな歌声で「2 On」「Pretend」など名曲を畳み掛けていく。ルーマニアが生んだ妖艶なるダンス・ポップ・アイコン=ALEXANDRA STANは「トキオ! I love you!」と呼びかけながら、ヒット曲「Mr.Saxobeat」から最新アルバムの「Back To Light」まで披露、途中上着を脱いでタンクトップ&ホットパンツのラフなスタイルで観客を煽ってフロア一面のクラップを呼び起こしてみせる。全身ピンクのスキニーなコスチュームと尖鋭的なアクトで3年ぶり出演のステージを湧かせたのはAZEALIA BANKS。「Chasing Time」や「212」など、獰猛なまでのストロング・スタイルのアクトを展開してみせた。

女性アーティスト3組に続いては三浦大知が登場。「最高の時間にしましょう!」とダンサーとともに切れ味鋭いダンスを決めながら、「ふれあうだけで~Always with you~」でアカペラを披露したり、2月にリリースしたばかりの最新シングル「Unlock」から「Get Up」へ流れ込んだり、とそのポテンシャルを最大限に発揮してみせた。そして、2012年にはLMFAOのメンバーとして『SPRINGROOVE』をアゲ倒したラッパー=Sky Bluが「8KY 6LU」名義で登場。「We Love Girls」からLMFAO「Party Rock Anthem」まで全開放して圧巻のパーティー空間を生み出していった。

続いては日本からもうひと組:GENERATIONS from EXILE TRIBE。今回が『SPRINGROOVE』初出演の彼ら、「Sing It Loud」「HOT SHOT」とハード・エッジなナンバーで挑んだかと思うと、ORANGE RANGE「花」のカバーでメロディアスにフロアを酔わせてみせる。「to the STAGE」でオーディエンスの頭上にタオルの渦を巻き起こした後は「BRAVE IT OUT」でフィニッシュ。ダンス・ポップ最前線のエネルギーを存分にアピールしてみせた。さらに、KANYE WEST主宰レーベル「GOOD Music」からBIG SEANが初来日&『SPRINGROOVE』初参戦。1DJ&1MCというヒップホップの基本形のスタイルを踏襲しながら、「Paradise」「All Your Fault」など全米1位に輝いた最新アルバム『Dark Sky Paradise』の楽曲はもちろん、「Marvin & Chardonnay」「High」などデビュー・アルバムの曲、Calvin Harris「Open Wide」はじめ客演曲も含め充実のステージを展開、会場一丸のクラップとジャンプを巻き起こした。

PITBULL×NE-YO共演も実現! 2大ヘッドライナーが見せたポップの強度

「RED STAGE」のラストを飾ったのはNE-YO! 2008年/2013年(ヘッドライナー出演)に続き3度目の『SPRINGROOVE』出演となるNE-YO、「Are you ready?」と熱気あふれる幕張メッセに呼びかけながら、「Beautiful Monster」「Sexy Love」といったヒット・ナンバーやPITBULLとの共演曲「Time Of Our Lives」など、ホーン・セクションまで擁したフルバンド編成で最新作『Non-Fiction』まで6枚のアルバムから惜しげもなく名曲を繰り出してくる。EDMもR&Bもソウルも完全に血肉化した全米最高峰ポップ・アーティストの華麗なる凄味が、終盤に差し掛かった『SPRINGROOVE』をさらに沸き立たせていく。熱気あふれるフロアに向かって「アイシテル!」と叫び上げ、ダンサー陣と手を取り合って深く一礼する姿に、満場の拍手喝采が湧き上がった。

一方、「BLUE STAGE」に登場したこの日のヘッドライナー:PITBULL! ヴィジョンに大きく映し出された「Mr. WORLD WIDE」の文字に高らかに湧き起こった歓喜の声を、パワフルなバンド・アンサンブルとともにいきなり「Don't Stop The Party」で圧巻のシンガロングへと変えてみせる。女性ダンサーとともに繰り広げる、下世話さ満載の寸劇チックなパフォーマンスすらも、彼の歌にさらなる艶と躍動感を与えている。幾度もジャンプとダンスでフロアを揺らし大合唱を巻き起こしていくオーディエンスを見渡して、サングラスを外し、汗に濡れた満面の笑顔で「Tokyo, beautiful!!」と呼びかけるPITBULLに、会場が割れんばかりの大歓声に包まれたことは言うまでもない。レニクラからA-HAまで取り込んでルール無用の最先端パーティー空間を描き出すポップ魔術師は、最後になんとNE-YOを舞台に呼び込んで、NE-YO参加曲「Give Me Everything」で大団円! 至高の1日の終幕を、2大スターの共演が熱く美しく彩っていた。