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SUMMER SONIC 2017 8/19イベントレポート

響宴開幕! audio-technicaブースの「Listening Lounge」も大盛況

ZOZOマリンスタジアムの「MARINE STAGE」をはじめ、幕張の浜の「BEACH STAGE」、屋外キャンプサイト近くの野外ステージ「GARDEN STAGE」、マリンフィールド前の「ISLAND STAGE」、幕張メッセ1〜8ホールに設置された「MOUNTAIN STAGE」「SONIC STAGE」「RAINBOW STAGE」、そして今年新設された代官山SPACE ODDとのコラボステージ=「SPACE ODD STAGE」……公式サイトにタイムテーブルが掲載されている8ステージを軸に、ワイヤレスヘッドホンで楽しむDJ&ダンス空間「SILENT DISCO」、ニューカマーアーティストたちによるストリートライブエリア「GREEN FIELD」など、広大な幕張の会場内では参加者の好みのスタイルで1日中音楽を楽しめる空間が作り上げられている。2日間ともあいにくの曇天の下での開催となったが、マリンエリアもメッセエリアも終始開放的な熱気に包まれていた。

そんな中、メッセ内のフードコートに設置されたaudio-technicaのブースも朝から大盛況。もはやサマソニ風物詩となった、巨大マイクとともに記念撮影ができるコーナー(撮影した写真をSNSに投稿すると、audio-technicaヘッドホンが当たる抽選会に参加可能)のほか、今年ひときわ人気を集めていたのは、話題のレコードをaudio-technicaのターンテーブル&ヘッドホンで試聴できる「Listening Lounge」。近年盛り上がりを見せるアナログレコードのリスニング環境をサポートするアイテムに、サマソニ参加者が熱い視線を注いでいたのが印象的だった。

「世界No.1 DJ」の存在感を示したCALVIN HARRIS

1日目のフィナーレを「MARINE STAGE」を圧巻のダンス天国に導いたのはCALVIN HARRIS。世界的にも高評価を獲得した最新アルバム『Funk Wav Bounces Vol. 1』のリリース直後だけに、新作モード全開でこの日のステージに臨むのでは?という大方の予想を覆し、「C.U.B.A.」「This Is What You Came For(feat. Rihanna)」などキラーナンバーを次々に披露するばかりでなく、後半は次々に楽曲をスイッチするノンストップミックス状態へ。ハウスもテクノもブレイクビーツもEDMも壮大なファンクのグルーヴに取り込みながら、スタジアム丸ごと歓喜の頂へと誘ってみせた。

10年前にヘッドライナーを務めたBLACK EYED PEASは、ファーギー不在ながらパワフルなライブで「MARINE STAGE」を圧倒。さらに、5 SECONDS OF SUMMER/JOSE JAMES/CL/HEY VIOLETといった海外アクトに加え、この日邦楽ロック勢を代表する形で「MARINE STAGE」に立ったUVERworldの熱演も光っていた。CHARLI XCXが健康上の理由で出演キャンセルになったのは残念だが、オープニングを飾ったPIKOTARO(ピコ太郎)からCALVIN HARRISまで多彩なラインナップが、スタジアムを痛快なまでの高揚感で包んでいた。

「MOUNTAIN STAGE」は、KASABIANを筆頭にHIGH TYDE/DUA LIPA/SUNDARA KARMAのUK勢をはじめ、PHOENIX(フランス)/ZARA LARSSON(スウェーデン)/COMMUNIONS(デンマーク)といった欧州各国の精鋭アクトと、Suchmos/エレファントカシマシ/Lenny code fiction(Opening Act)といった邦楽アーティストが入り乱れる展開となった。中でも、今年1月リリースの2ndアルバム『THE KIDS』を週間チャート2位に送り込んだSuchmosは、後方まで埋まった「MOUNTAIN STAGE」をヒットナンバー「STAY TUNE」などの楽曲で爽快なダンスの輪に巻き込んでいった。

一方「SONIC STAGE」は、「ヴィーナス」「デスコ」など妖艶かつ凄絶な楽曲群を轟かせた女王蜂のアクトでスタート。JUSTICE/ABOVE & BEYOND/KUNGSといったDJアクトの存在感が際立つ中で、辣腕プロデューサー:デヴ・ハインズのソロプロジェクト=BLOOD ORANGEが幻惑的な音風景を紡ぎ出し、エレクトロポップトリオ=LANY、18歳の新星DECLAN McKENNAがさらなる色彩感を与えていた。超満員となった中田ヤスタカ×きゃりーぱみゅぱみゅのアクトでは、中田DJによる「ファッションモンスター」の強烈なビート感が、観客の情熱をいやが上にも煽りまくっていた。

ニューカマーもベテランも、純粋に歓喜の極みを競うフェスの醍醐味

邦楽アーティスト中心の「RAINBOW STAGE」には、「フジヤマディスコ」「チェリボム」などキュート&アグレッシブなステージを繰り広げたSILENT SIREN、この日が正真正銘初ライブパフォーマンスとなった「神様、僕は気づいてしまった」をはじめ、miwa/欅坂46/Mrs. GREEN APPLE/ミオヤマザキ/amazarashiといった2017年を象徴するアクトが勢揃い。さらに、結成25年で「SUMMER SONIC」初出演が実現した元祖レイブユニット:TRFは「Overnight sensation」から「survival dAnce」までヒット曲を惜しみなく披露してメッセの熱気を天井知らずに沸き立たせていった。昨年の「BEACH STAGE」に続き2年連続での出演となる韓国4ピース=HYUKOH、UK発ポップアクトKero Kero Bonitoの熱演も、「SUMMER SONIC」の多幸感に拍車をかけていた。

メイヤー・ホーソーン×ジェイク・ワンによるモダンファンクユニット=TUXEDO、「DOWN BEAT STOMP」「SKA ME CRAZY」「Pride Of Lions」など最強セットリストで幕張の浜を沸かせた東京スカパラダイスオーケストラの2大アクトをはじめ、KEHLANI/HONNE/BRADIO/大森靖子/たこやきレインボー/ベッド・インといった個性的な顔ぶれが次々に登場した「BEACH STAGE」。中納良恵(EGO-WRAPPIN')をゲストに迎えたJUANA MOLINA、佐野元春&THE COYOTE BANDといったベテラン勢から人気の若手ギター女子:Reiまで幅広いサウンドが鳴り渡っていた「GARDEN STAGE」。Huiting Chen/#GBOYSWAG(台湾)、DAY6/KARD(韓国)といったアジア勢のアーティストが出揃った「ISLAND STAGE」……ジャンル/スタイル/国境といった枠組みを越えて、音楽に心行くまで浸ることのできる時間が、この会場には確かにあった。

そして――「SUMMER SONIC」の夜は終わらない。HOSTESS ENTERTAINMENTとのコラボによるオールナイト企画「HOSTESS CLUB ALL-NIGHTER」には、MOGWAI/RIDE/MATTHEW HERBERT/ST.VINCENTといったディープな洋楽ファンの情熱に応えるラインナップが、会場を朝まで熱く揺らし続けるのだった。