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SUMMER SONIC 2017 8/20イベントレポート

世界のロックをリードするFOO FIGHTERS、ついにサマソニで炸裂!

一夜明けても厚い雲が立ち込める天候となった幕張を、怒濤のロック理想郷に変えてみせたのが、この日のヘッドライナーとして舞台に立ったFOO FIGHTERSだった。冒頭の「All My Life」から会場のボルテージは最高潮! メタル×レゲトンの異色の最新ナンバー「Run」もすっかりフーファイ・アンセムとしてのパワーを発揮していたし、高々と空を指差しロックを突き上げるデイヴ・グロールの佇まいは、USロックの今を支えるタフネスに貫かれたものだった。ライブ後半には同日出演のRICK ASTLEYが登場、リックの楽曲「Never Gonna Give You Up」をNIRVANAの代表曲「Smells Like Teen Spirit」風のアレンジで演奏するというサプライズまで披露。「Best Of You」「Everlong」連打の終幕まで、まさに死角なしのロックアクトを見せてくれた。

そんなFOO FIGHTERSの脇を固める形となったのは、邦楽2アクト=BABYMETALとMAN WITH A MISSION。東京&大阪含め「SUMMER SONIC」6年連続出演、フードコートの「SIDE-SHOW」からついに「MARINE STAGE」まで昇り詰め他BABYMETALは、「ついに、ついにここまで来ました!」というSU-METALの感激の言葉とともに、「Catch me if you can」「Road of Resistance」などメタルポップの爆風でスタジアムを席巻していった。そしてMAN WITH A MISSION。「俺タチガ音楽ヲ始メルキッカケヲ、モロニ与エテクレタバンドガヘッドライナーノ日ニ、同ジステージヲ共有デキテ、感無量デゴザイマス」というジャン・ケン・ジョニーの万感の想いが、「Raise your flag」や「FLY AGAIN」で「MARINE STAGE」をでっかく揺さぶるレベルの狂騒感を生み出していた。稲葉浩志(B’z)とスティーヴィー・サラスのユニット「INABA/SALAS」、さらにROYAL BLOOD/ALL TIME LOW/CIRCA WAVES/THE STRUTSといったロックアーティストの魅力あふれる1日だった。

最新ポップアクトから怒濤のパンク攻勢まで、全方位的な音の楽園

一方「MOUNTAIN STAGE」。鮮やかなハーモニーで幕開けを飾ったコーラスグループ:Little Glee Monsterや韓国アイドルグループ:MONSTA Xをはじめ、YouTube発16歳歌姫=JASMINE THOMPSONから80年代からポップ史を彩ってきたRICK ASTLEYへ世代を越えてUKシンガーソングライター同士がバトンをつなぐ形になったり、KESHA・G-EASY・DAYAといったUSシンガー/ラッパーの競演が立て続けに実現したり……といった極彩色のラインナップのラストを飾ったのは、元Swedish House Mafiaのアクスウェル&セバスチャン・イングロッソによるDJユニット=AXWELL Λ INGROSSO。「How Do You Feel Right Now」から「Sun Is Shining」まで、至高の音のスペクタクルを描き出していった。

2日目の「SONIC STAGE」には、冒頭のカリフォルニア発4ピース:SWMRSからTOTALFAT/BLUE ENCOUNT/Fear, and Loathing in Las Vegasといった邦楽勢、さらにNEW FOUND GLORY/PENNYWISE/GOOD CHARLOTTE/SUM 41といった具合に、今年惜しくも終幕を迎えた春のパンクフェス「PUNKSPRING」の再現か?と思わせるような洋邦パンクアクトが集結。中でも、「Fuck Authority」などキッズ熱狂のパンクアンセムを連射してみせたUS古豪:PENNYWISE、「I Don’t Wanna Be In Love(Dance Floor Anthem)」「I Just Wanna Live」「Lifestyles Of The Rich & Famous」を畳み掛けてファン狂喜のエンディングを飾ってみせたGOOD CHARLOTTEらのステージはまさに、パンクがムーブメントではなくアティテュードとして今なお確かに息づいていることを証明するものだった。

邦楽中心の「RAINBOW STAGE」は2日目も充実のアクト百花繚乱状態。トリを飾ったVAMPSのハード&ミステリアスなステージをはじめ、冒頭から「HE IS MINE」「愛の標識」でフロアを歓喜のレッドゾーンに叩き込んだクリープハイプ、「I STAND ALONE」など名曲群であふれるロック愛を掲げてみせたGLIM SPANKY、カナダ出身のトリリンガルボーカリスト:momocashewを擁したユニット=Miliの妖演、さらにBAND-MAID/OLDCODEX/Xmas Eileen/“酸欠少女”さユりといった日本の精鋭に加え、UK No.1アーティストに成長を遂げたYOU ME AT SIXも、「RAINBOW STAGE」に一段とダイナミックな躍動感を与えていた。

オランダのEDMプロデューサー=R3HABが夜の砂浜を熱く揺らしていった「BEACH STAGE」は、BIG GIGANTIC/BREATHE CALIFORNIA/パスピエ/Creepy Nutsといった強者揃いのラインナップの中で、ダンスアクト=FAKY、ラッパー=ちゃんみなといった新たなガールズパワーが光っていた。名プロデューサー=トレヴァー・ホーン率いるTREVOR HORN BANDやEGO-WRAPPIN'、極上のソウルミュージックを響かせた4ピース:WONKなどが集った「GARDEN STAGE」、Yoja Jiang/The Next Door Band(中国)、The Sam Willows/Wicked Aura(シンガポール)といったアジア圏のアーティストが登場した「ISLAND STAGE」――洋邦の垣根を越えて、アーティストがそれぞれに音の極みを競っていた。

こうして今年も大成功のうちにフィナーレを迎えた「SUMMER SONIC 2017」。audio-technicaはこれからも、日本の音楽文化とフェス文化のさらなる発展をサポートするため、よりよい製品と、音楽を通してのコミュニケーションの場を提供していきたいと考えています。