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Lisa Loeb“CAKE AND PIE JAPAN TOUR 2002”
◎FOHエンジニア Terry Gaber氏に聞く
 



1996年からリサのエンジニアをしてるというFOHエンジニア(専属チーフエンジニア)Terry Gaber氏は、1957年生まれ。ルー・リードやミュージカル「キャッツ」で“Memory”を歌ったブロードウェイのスター、ベティー・バックリーBetty Buckleyなどのエンジニアを務め、今年で27年というキャリアを持つベテランエンジニアです。


Q:今日のコンサートでは、リサさんの声が本当に美しく聴こえて感動しました。
A:Gaber氏

ありがとう。ただ、もちろんぼくたちも努力しているけれど、マイクもよかったんだと思うよ。これまで、ほかのマイクもいくつか使ってきたけれど、いまリサに使ってもらっているAE5400は、ひと味違うという感じがするね。

Q:普段、マイクを選ばれる際にポイントにしてらっしゃるのは、どんなことでしょうか?
A:Gaber氏

まず品質がたしかかどうかということだね。ただし、ぼくは必ずしもマイクはフラット・レスポンスであるべきだとは思ってないんだ。マイクがいいか悪いかは何に使うかにもよるので、ドラムにいいマイクもあれば、ボーカルにいいマイクもある。それは一概にはいえないからね。たとえばボーカルの場合、帯域はあまり広くなくていいということもあるしね。

Q:今回のツアーではマイクはすべてオーディオテクニカのものをお使いいただいていますが、特に気に入ってらっしゃるマイクがありましたら教えてください。
A:Gaber氏

ボーカルに使っているAE5400はもちろんだし、ドラムに使っているマイクもナチュラルでいい。ダイアフラムが大きなサイドアドレスタイプのマイクも素晴らしいし、オーディオテクニカのマイクはどれも気に入っているよ。

Q:ギターにお使いのAT4050/CM5はいかがでしょう?
A:Gaber氏

あれは、大音圧に強いし、帯域が広くてギターアンプから出る音を洩れなく拾ってくれるので、出したくない音をロールオフしたりするのも、とてもやりやすくていいね。ただ、レコーディングの後にミキシングする場合と同じで、最初は全体の音がしっかり聴こえるということが大事でね。その点、AT4050/CM5は申し分ないと思うよ。

Q:ドラムにお使いいただいているマイクはいかがですか?
A:Gaber氏

タムに使っているATM35は、小さくてセットしやすいし、ステージでも邪魔にならなくていいのに、音はとてもしっかりしていて、実にいいね。あれはオススメだよ。
 
Q:AE5400についても、ひと言お聞かせいただけますか?
A:Gaber氏

実は、リサのボーカル用のマイクにはちょっとしたいきさつがあるんだ。ぼくは最初、ワイヤレスのATW-7373を使おうと思ってリサに試してみてもらったところ、彼女も気に入ってくれてOKが出たんだけれど、何しろわれわれはあちこち動き回らなければならないし、ワイヤレスだと、そのたびに電波の周波数を変えてチェックしたりしなきゃならない。それはかなりの手間になるのでリサに話してみると、彼女は「ほかのマイクでもいいわよ」という。それで、もう一度いろんなマイクを試してみている内にAE5400が出てきて、レスポンスもフラットだし、断然いい音が出るので、これにしようということになったんだ。それから、リサはあのマイクがすっかり気に入って、今度のツアーにも、「これにしましょう!」ということで、すぐに決まったんだね。

Q:オーディオテクニカに対して、何かご要望があれば……。
A:Gaber氏

現状でもとても満足しているので、今後もいいマイクを作り続けてほしいということかな。できれば、ワイヤレスのインナーイヤーモニターを作ってもらえると有難いなと思うけれど。

わかりました。どうもありがとうございました。(2002.2.4. 渋谷公会堂にて)(T)

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