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 ATマイクレポート:フランスのNo.1バンドの“爆音”の中に
究極のクオリティサウンドが見えた!

— PLEYMO:JAPAN TOUR 2002“MEGAMANI Z NIGHT” —
2002/11/12 in 原宿アストロホール
ABOUT THE ARTIST



 初来日の“SUMMER SONIC 2002”のメインステージで、パワーとスピード感あふれる爽快なパフォーマンスを見せてくれた フランスの人気No.1バンドPLEYMOが11月に再来日し、12日の東京・原宿のアストロホールを皮切りに、渋谷(13日)・名古屋(14日)・心斎橋(=大阪、15日)のクラブクアトロでのジャパンツアーを行ないました。PLEYMOは“SUMMER SONIC 2002”でもオーディオテクニカのマイクを使用しており、メンバー全員がaudio-technicaにとても好感を持ったとのことで、今回のツアーでも全面的にマイクのサポートを行なうことになりました。ここでは、ツアー初日の原宿アストロホールでのステージをレポートします。

 この日のライブは、渋谷クラブクアトロのチケットが早々とSOLDOUTになったために急遽追加公演として行なわれたもので、そのためもあってか、ややフロアに空きスペースが目につく状態で開演の時間を迎えました。リハーサルの間には、スタッフが機材のチューニングに手間取ったりということもあって、それが本番にまで響かなければいいがという懸念もありました。
 しかし、予定の19:00をやや回ったところでメンバーがステージに出て行くと、そんな懸念はたちまちに吹き飛ばされました。ボーカルのマルクとフランクはもちろん、ギターのデイヴィもベースのBe-1も、客の入りが少なめであることなど気にするそぶりもなく、歌うことや演奏することが好きでたまらないという様子で、パワー全開のサウンドが、一気にホールの空間を満たして行きます。
 最初の2、3曲までは、パワーとスピードだけで押しまくるかのようで、やや聴きにくさもあったのですが、機材がウォームアップしたということもあってか、4曲目ぐらいからのサウンドは、タイトでありながら十分以上にヘヴィでもあって、そのクオリティは、ほとんど前代未聞と言いたくなるほどのレベルに達していたように思われます。アストロホールはライブハウスとしては中規模といってよく、内部はそれほど広いわけではありません。そして、そこに響き渡るPLEYMOのサウンドは、音量もほとんどマキシマムで、文字通り“爆音”といってもよいものです。しかし、それでいて音がダブつくようなことはまったくなく、二人のボーカルは鋭くクリアーに、そして楽器の音は、一音一音が目に見えるかのように生々しく躍動感に満ちて聴こえました。
 ちなみに、この日使用したマイクは、ボーカルにコンデンサー型のユニットを搭載したワイヤレスのATW-T98C、ギターとベースにAT4050/CM5、ドラムではスネアにATM25、タムにATM35、ライドにAT4051、オーバーヘッドにAT4033a、そしてキックには国内では未発売のAE2500といったものでしたが、とりわけベースとドラムの音は、締まりがあると同時に実に質感豊かで、まったく申し分のないものでした。なお、AE2500は一つのボディにコンデンサー型とダイナミック型のユニットを一緒に組み込んであるユニークなマイクですが、あの堅固であると同時に深みさえ感じさせるほどのドラムの美しい響きは、第一には楽器自体と演奏者であるフレデリックの腕のよさによるのでしょうが、AE2500に負うところも少なくなかったのではないかと思われます。
 実際、PLEYMOのメンバー一人一人のテクニックのたしかさも実に印象的で、Be-1の唖然とするほどにセンスのいいベースや、気迫がほとばしるようなフレデリックの強烈なドラムソロなどを聴くと、母国フランスでの人気が決してうわべだけのものではなく、やはり並はずれた実力があるからこそなのだなということが、よく実感できました。
 今回のツアーのチーフ・エンジニアは、"SUMMER SONIC 2002"の際と同じチャールズ・デシュターCharles Deschutter氏でしたが、彼は本番中にも、ほとんど1曲ごとにといってよいほど、何度もフロアの中央付近にまで出て行っては出ている音を確認していました。そして、彼がコンソールのところに戻ると、そのたびに確実に音がよくなるのでした。彼の腕のたしかさは第一線で活躍しているエンジニアたちの間ではよく知られていることですが、あの入念な仕事ぶりを見れば、それも当然だろうと思えました。
 PLEYMOの登場によって様変わりしたに違いない“フレンチ・ロック”の行方に、今後も注目したいものです。

◎インタビュー:Charles Deschutter氏とMarc(vo)、Frederic(ds)に聞く。

Charles Deschutter

Marc

Frederic

 本番直前の慌ただしい雰囲気の中で、チーフ・エンジニアのチャールズ・
 デシュター氏、ボーカルのマルク、ドラムのフレデリックの3人に、
 audio-technicaを使ってみた印象等について聞くことができましたので、
 ご紹介します。


☆どなたからでも結構ですので、オーディオテクニカのマイクについての印象をお聞かせいただければと思います。
フレデリック〔以下、F〕:ドラムのマイクのことからでいいかな?

☆ええ。お願いします。
F:まず、あの太めのボディにユニットが2つ入っているマイクだけれど……

☆キックドラム用のAE2500ですね。
F:そう。あれは本当にすばらしいね。これまでキックドラムには、アタックをキャッチするためのバウンダリータイプのマイクと、響きをとらえるためのマイクの2本を使っていたのだけれど、2本あると、叩いている内にどうしてもずれてしまったりして、随分困らされてね。でも、あのマイクならそんな心配がないし、アタックもとてもくっきりと聴こえるし、音の伸びやふくらみも十分あるので、本当に感心したね。それと、ぼくはこれまでシンバル用のマイクではほとんど納得できたことがなかったのだけれど、今回使っているマイク(AT4033aとAT4051)は音に輝きがあるし、すごく描写力がしっかりしていて……何て言えばいいだろう?とにかくびっくりしたし、とても感じのいい音で、本当に気に入ったしすばらしいと思う。

☆うれしいですね。ありがとうございます。
マルク〔以下、M〕:じゃ、次はボーカル用のマイクのことでいいかな?

☆ええ。どうぞ。
M:——ぼくも、今度のマイクはかなりいい感じだなと思ってる。以前に使っていたよそのメーカー(シュアー)のマイクだと、音がこもったような感じがあってイヤだったし、音質もシャリシャリしていて張りが足りないし、切れもよくないなという感じだったんだ。その点、オーディオテクニカのマイクは、ずっと切れがいいし、低域もしっかり出ているので、ぼくのボーカルがよりストレートに伝わるという感じがするんだ。だから、気に入ってるよ。

☆ありがとうございます。ところで、みなさんがPLEYMOとして活動を始められてから5年ぐらいになると思うのですが、マイクに関してこれまでどんなご苦労があったかお聞きしてよいでしょうか?
F:ぼくの場合は、やっぱり、シンバルの音の輝きがうまく出るようなマイクがなかなか見つからなかったということかな。

デシュター〔以下、D〕:マイクによっては雑音や騒音を拾いやすかったり、ハウリングが起きやすかったりするので、それにどう対処するかには苦労させられたね。マイクそのものよりも、途中の接続の仕方に問題があることも多いし。でも、オーディオテクニカのマイクを使うようになってからは、そんなことで悩まされたりすることはほとんどなくなったね。どのマイクも音がクリアーで鮮明なので、本当にいいと思う。——あのキックドラム用のAE2500もそうで、とてもいいマイクだと思うよ。

F:さっきも言ったけれど、あれは本当によくできていてさ(笑)。もう、最高だよ!まったく文句のない音が出るので、一度あれを使ったら、もう手放せなくなるだろうね。ドラムにはオーディオテクニカを使えば間違いないということでいいと思うね。

M:ボーカルもオーライさ。

D:全般的に言えば、オーディオテクニカのマイクはダイナミック型でもほかのメーカーの製品よりもくっきりとした輪郭のはっきりした音が出るし、コンデンサー型ではさらに切れがよくて強い音が出せるので、使わずにはいられないはずだよ。

☆気に入ってらっしゃるわけですね?
D:そういうことだね。それで、その結果がどういうことになるかといえば、オーディオテクニカのマイクはアメリカでよくあるような大きなショーには欠かせないし、PLEYMOのようなヨーロッパのバンドにも必要だということになるわけさ。これは、とても面白いことだと思うけれどね?

☆わかりました。どうもありがとうございます。


PROFILE

PLEYMO(プレイモ)。97年に結成された、フランスで人気No.1のロックバンド。
バンド名は、子供用のオモチャ“playmobil”の略。リーダーのマルクMarc(vo)は「AKIRA」などの日本のアニメのファンで、その影響がよくわかる曲も多い。
メンバーは、マルクの他にフランクFrank(DJ/vo)、デイヴィDavy(g)、エリックErick(g)、Be-1(b)、フレデリックFrederic(ds)の計6人。99年にインディーズレーベルで出たデビューアルバム『ケスキスパス?』が、フランスのバンドとしては破格ともいえる10,000枚のセールスを記録して注目された。現在は、このデビューアルバムも、セカンドアルバムの『エピソード2:メディシン・ケーキ』とともにEpicレーベルで販売されている。タイトでヘヴィなサウンドに乗って2人のボーカルがたたみかけるように炸裂する彼らのステージには強烈なインパクトがあり、“SUMMER SONIC 2002”での熱いパフォーマンスも話題を集めた。

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