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アンドリューW.K.のパワーがBLITZで炸裂!
実証されたAEシリーズの鮮烈なクオリティ!!

—ANDREW W.K.“JAPAN TOUR 2003”—
2003/3/18 in 赤坂BLITZ
ABOUT THE ARTIST


AT4054


 デビュー・アルバム「I GET WET」のビジュアルが鼻血にまみれた本人の顔を正面からアップで撮った写真をあしらった強烈なものということもあって、“愛の流血男”などとも呼ばれているアンドリューW.K.が、昨年5月の初来日公演と8月の“SUMMERSONIC 2002”に続いてこのほど再び来日し、東京・大阪・名古屋でのライブツアーを行ないました。
 アンドリューW.K.は、昨年の“SUMMER SONIC 2002”でもほぼ全面的にaudio-technicaを使用していますが、今回のツアーでもマイクはすべてaudio-technicaでした。ここでは、ツアー初日の3月18日、東京・赤坂BLITZでのライブの様子を、FOHエンジニアのDavid Nicholls氏へのインタビューとともにご紹介します。

 この日、開場前から赤坂BLITZの入口前にはファンの列ができ、18:00に開場すると、BLITZのフロアはたちまち埋まって行きました。見ていると、約7割は男性でしょうか。それも、着古したジーンズに上はTシャツ1枚で頭は短く刈り上げているといった、かなりマッチョなタイプの若者の姿が目につきます。“愛の流血男”というアンドリューのニックネームは、本人だけのことではなく、ファンも含めてダテではなさそうだと勝手に納得してしまうほど、熱い期待感が場内にあふれていました。
 そして19:00、バンドのメンバーに続いてアンドリューがステージに姿を現わし、演奏が始まると、たちまちあちこちでダイブやロールが始まりました。実際、バンドもアンドリューも、この1曲目の「It's Time To Party」からパワー全開で、申し分なく熱くパワフルなサウンドに包まれていれば、踊りまくる方が自然というものでしょう。

 ここで、今回のツアーで使われたマイクのラインナップをご紹介しておきましょう。まずドラム回りですが、キックドラムに日本では未発売のAE2500、スネアにはトップにATM23HE、ボトムにAE5100、タムとフロアタムにAE3000、ハイハットにもAE5100、そしてオーバーヘッドにはAT4041というものでした。この内、AE3000とAE5100も、AE2500と同じく日本では未発売です。次にギターですが、バンドにはギターが3人いて、この3人のギターアンプに、キックドラムと同じAE2500を各2本ずつ、計6本使用しているのが目立ちました。また、ベース用のギターアンプにはAT4050/CM5が使われ、アンドリュー本人をはじめ、ボーカル用のマイクはすべてAT4054でした。


日本未発売 AE3000


日本未発売 AE2500

 それにしても、ステージの上のアンドリューのパワフルさは驚きです。休みなくカンフーのようなボディアクションを繰り出しながら歌いまくり、ヘッドシェイクするその姿は、まるで格闘技でも見ているようで、並みの日本人が真似をしようなどとすれば、10分ももたないだろうと思えるほどの異次元のパワーとタフさです。ただし、耳を澄ませば、それでいてサウンドもまったくおろそかになっていないことに、さらに驚かされます。ギターセクションの4人もドラムもテクニックは抜群だし、それぞれがしっかりと自分をアピールしながら、アンドリューの要求に自在に応え、骨格のしっかりしたホットで厚みのあるバンドサウンドを聴かせてくれるのです。
 日本盤の各曲のタイトルが「イカす彼女に一目ぼれ」とか「汗にまみれてパーティー三昧」などと訳されているためか、アンドリュー自身、“究極のパーティー野郎”(今回のツアーのチラシより)と言われたり、お笑い系のバンドかと感違いされたりすることもあるようですが、実際にステージの上に見るアンドリューは、陽気でパワフルではあるものの、MCで笑いを取ろうとするようなことも一切なく、ひたむきに音楽に没頭するその姿は、むしろ修道僧に似ているようにも見えてくるのでした。
 エキサイトしたファンがステージに上っても、追い返すどころか、一緒にデュエットをしてみせたり肩車してあげたりというというフレンドリーさで、若いファンたちにとっての彼は“頼りになる兄貴”のような存在にも見えているのかも知れません。
 もとよりアンドリューは、幼い頃からピアノを弾いたりドラマーもしていたというキャリアのあるマルチプレイヤーともいうべきアーティストで、ステージでもいくつかの曲では叩きつけるようにキーボードを弾いてみせてくれます。
そしてバンドのサウンドも、低域が実にパワフルで、中高域も切れ味鋭く、全体にスピード感が抜群で、とてもクオリティの高いものでした。それはとりわけ、AE2500をはじめとするAEシリーズのインストゥルメント用マイクが、彼らが生み出すサウンドに申し分なくフィットしていたということの証明でもあったと思われます。
 9曲目には、現在制作中のニューアルバムに入る新曲だというMCがあって「YOURRULES」を歌い、最後に「IN THE RED」を歌ってアンドリューがステージを後にしたのは20:10。全13曲で、時間にすれば短いようでもありますが、ファンもアンドリューたちも全力で疾走して完全燃焼した濃密で爽快なライブだったことは疑いありません。
そして、昨年の“SUMMER SONIC 2002”の頃に較べると彼らがひと回り大きくなり、とりわけアンドリュー本人が風格を感じさせるほどに自信に満ちて見えたのが印象的でした。



◎FOHエンジニア、デヴィッド・ニコルズDavid Nicholls氏へのインタビュー

☆今回、AE2500をキックドラムだけでなくギターアンプにもお使いいただいています。なかなかユニークなチョイスだと思うのですが、まずAE2500についての印象からお聞かせいただけますか。
ニコルズ〔以下、N〕:ぼくはイギリスでもAE2500をギターに使ってみたことがあるんだ。短期間だけれどね。それで、スタジオでも使ってみて、あのマイクにすっかり参ってしまってね。今回のライブの話が決まった時に、日本でもぜひ使わせてもらえないかと、ぼくの方から頼んだのさ。
 他のマイクと聴き較べてみるとAE2500の素晴らしさは歴然としていて、特別に調整をしなくても実にいい音を出してくれる。とくに、ライブのギター用としては最高じゃないかな。低域がよどみなく出るので、低域の厚みがほしい時には文句なしだと思うね。それに、高域もスムーズで張りのある音が出るし、ミッドレンジもしっかりしているので、これをキックドラムにしか使わないのは勿体ないね。ぼくはAE2500をいろんな楽器に使ってみたけれど、ほとんど不満を感じるようなことはなかったからね。
 AE2500の音はAT4050/CM5によく似ていると思うけれど、ライブで使うにはAE2500の方がいいかも知れないね。

☆その違いについて、もう少し詳しくお聞かせいただけますか。

N:AT4050/CM5はギターアンプ用の定番ともいえるマイクで、ハイエンドがよく伸びているし、音のキレがとてもいいと思うんだ。でも、AE2500を使ってみると、音のキレもかなりあるのに、さらにパンチのある音が出るというところが大きな違いかな。きみもご存じのように、AE2500にはコンデンサー型とダイナミック型の2つのユニットが組み込まれていて、それぞれの長所がうまく出ているということだと思うのだけれどね。で、ぼくはパンチのある音が好きなので、ぼくにはAE2500の方がしっくりくるというということだろうね。AE2500の音は、すごく奥行きと拡がりがあって、パワー感も抜群なので、バンドの連中もとても気に入ってくれてるようだしね。

☆AEシリーズのボーカル用のマイクをお使いになったことがおありでしたら、その感想もお聞きしておきたいのですが。
N:ぼくが持っているのは、たしかAE3300〔日本では未発売〕だったかな。コンデンサー型のマイクだけれど、あれは中低域の音がかなりしっかりしているので、去年、アンドリューがアメリカでツアーをやった時に使わせてもらったけれど、あれもとてもいいマイクだね。残念ながら、AE5400の方はまだ使ったことがないけれど、大きなダイアフラムを使っていて、特性も今回使っているAT4054にとても似ているようなので、近い内にぜひ使ってみたいね。

☆どうもありがとうございました。


PROFILE

ANDREW W.K. アンドリュー・ダブリュ・ケイ
1979年、米カリフォルニア生まれ。4歳でミシガンに移住。少年の頃から地元デトロイトでバンドのドラマーやボーカルとして活躍。17歳でソロ活動を始め、18歳でニューヨークに移住。1999年にはCDプレーヤーとキーボードだけのワンマン・ライブを各地で行ない、インディー・レーベルからEPをリリースして注目され始める。2000年にバンドを結成するとともに、メジャーの ISLAND RECORDSと契約。2001年、ロックの醍醐味を凝縮したような彼のパワフルな歌とサウンドはまずイギリスで話題を呼び、10月にデビュー・アルバム「I GET WET」(日本盤のタイトルは「アイ・ゲット・ウェット〜パーティー・一直線!」)をUKで先行リリース。翌2002年には同アルバムが日米でもリリースされ、5月の初来日公演に続き、8月の“SUMMER SONIC 2002”でもパワー全開のホットなステージを見せてくれた。

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