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ファンを熱狂させたモンスターバンドの
圧倒的な演奏力とサウンドクオリティ!

—“LOUDNESS LIVE TERROR 2004”—
2004/2/22 渋谷公会堂
ABOUT THE ARTIST


 1981年の結成以来、当時の“日本のバンド”のイメージを打ち破る演奏テクニックやサウンドクオリティで多くのファンに衝撃を与え、日本のロックバンドとしては初めて海外のメジャーレーベルと契約してワールドデビューするなど、数々の伝説を残してきたモンスターバンド・LOUDNESSが、オリジナルメンバーによる再スタートを宣言したのは2000年5月のことでした。それから約4年、オリジナルアルバムとしては復活後の第3作となる「TERROR〜剥離〜」がこの1月にリリースされたのに合わせて、1/31・2/1の“SONICMANIA”出演に続き、2月22日、待望のワンマンライブ“LOUDNESS LIVE TERROR 2004”が、東京・渋谷公会堂で行なわれました。
 現在LOUDNESSがライブで使用しているマイクは大半がオーディオテクニカのものであり、エンジニアの方からのご要望もあって、今後、相互に無理のない形で協力させていただくということでお話が進んでいます。そこで、このライブの様子をお伝えするとともに、当日、ボーカルの二井原さんにお聞きしたお話も合わせてご紹介します。

 この日、われわれ取材スタッフはリハーサルの時間からお邪魔させていただきましたが、ドラムのタム一つひとつの音の伸びや音色に至るまで入念なチェックとチューニングが行なわれて、その様子からも、LOUDNESSがどれだけ妥協なくサウンドを追求しているバンドかということが、よく伝わってきました。しかし、そうしている間にも渋谷公会堂には続々とファンがつめかけて来て、17:30に開場すると席はたちまち埋まって行きました。
 そして、18:15を少し過ぎた頃でしょうか、メンバー4人がステージに姿を現わし、ついにライブがスタートしました。オープニングの曲は、ニューアルバム「TERROR〜剥離〜」の最初のトラックでもある「PHARAOH」ですが、スローテンポの曲だけに、恐ろしいほどの音の重さとスケール感がまっすぐに伝わってきて、最初から圧倒されるようでした。その後は、「ABOUT TO KILL」、「LET'S FREE OUR SOULS」、「CYBER SOUL 」と、やはり「TERROR〜剥離〜」からの曲が続きますが、その爆発するようなパワーと強烈なドライブ感に飲み込まれるように、ファンも一気にヒートアップして行きました。
 そんな熱い空気が、さらに濃縮したように感じられたのは、5曲目の「CROSS」からです。この曲のイントロが終わると、ステージにはたいまつが灯って、中央には大きなドクロが浮かび上がり、うねるようなサウンドに二井原さんのボーカルが絡み合って、いよいよここから“LOUDNESSワールド”に引き込まれて行くかのようでした。
 その後は、1曲ごとに、高崎さんの変幻自在のギタープレイがあるかと思えば、壮絶としかいいようがない約8分間もの樋口さんのドラムソロがあったりで、LOUDNESSの4人が放射する強烈なサウンドにファンもすっかり酔い痴れ、ちょうど19:30になろうとする頃、「HELLRIDER」の演奏が終わったところでひとまず終演になりました。
 しかし、もちろん、そこで終わるようなライブではありません。5分ほどして、満場のファンの声援に引き出されるように4人がステージに戻り、二井原さんの「もっと行きましょうか!」というMCとともにアンコールが始まりました。その1曲目は、LOUDNESSのキラーチューンの一つといってよさそうな「ESPER」でしたが、この演奏は、ドラムもギターも山下さんのベースも、もちろん二井原さんのボーカルも、すべてが凄まじいというしかなく、この時の ファンの熱狂は、まさに沸騰するかのようでした。続いて、「CRAZY NIGHT」と「S.D.I」が演奏され、最後は、この日が誕生日だったらしいギターの高崎さんに他のメンバーがケーキをぶつけるというパフォーマンスもあって、大きな拍手に包まれながら、ついにライブは終わりました。

 サウンドの面からこの日のライブを振り返ってみると、個々の楽器の音には申し分のないキレや重さがあったと思うのですが、LOUDNESSのパワーにとっては渋谷公会堂でもやや小さすぎたかのようで、とくに2階の席では、おそらく反響のせいもあって、曲によっては二井原さんのボーカルが聴き取りにくいこともあったのはいささか残念でした。しかし、トータルに見たLOUDNESSのサウンドのクオリティが、圧倒的な演奏の力にも支えられて、内外を問わず類がないほどの高みに達していることは疑いありません。今も進化し続けているそのクオリティは、多くの後発のバンドにとって、今後も長く目ざすべき指標であり続けることでしょう。

 この日使用されたマイクは、まずドラム回りは、キックドラムがArtist EliteシリーズのAE2500で、スネアだけは他社製でしたが、タムとフロアタムにATM35、ハイハットにAT4041、オーバーヘッドにAT4050/CM5というものでした。次にギターアンプにはAT4050/CM5と他社のマイクがペアで使われ、ベース用のギターアンプにも他社製でしたが、二井原さんのボーカル用は他社製のワイヤレスだったものの、高崎さんと山下さんのコーラス用には、どちらもAE4100が使われました。エンジニアの勝田氏によれば、これまでの経験から一切の妥協を排して選んだのがこのラインナップだとのことですが、今後協力が進むにつれて、いくつか混じっている他社製のマイクが、さらにオーディオテクニカに替わる可能性も十分にあると思ってもよさそうです。

ヴォーカル AE4100

 
   

ギター 高崎 晃

ボーカル 二井原 実

   

ベース 山下 昌良

ドラムス 樋口宗孝

 

◎LOUDNESS・ボーカル二井原氏インタビュー
“これはいいですよ、すごく歌いやすくて。
 音がクリアーで、なおかつ太いんですね”

 

☆今日は、お忙しい中、どうもありがとうございます。私どもオーディオテクニカのマイクについてのご感想を中心にお聞きできればと思います。まず、私ども作る側にとってもボーカル用のマイクというのは簡単ではないのですが、それをお使いになる、それで歌われるという立場からマイクをご覧になると、日頃、どんなことを感じていらっしゃるのでしょうか。
二井原〔以下、N〕:そうですね。かなりのライブをやっているんですが、ここ3年ぐらいお聴きのような大音響ですので、ノドを痛めないようにするためにもイヤモニ〔=イヤーモニター〕を使うようになったんです。正直な話、それまではマイクのことはまったく気にしなかったんですが、イヤモニだとかなりデリケートな音の違いまでわかるので、それからですね、マイクって大事だなと思うようになったのは。
 使い始めてみて驚いたんですが、イヤモニというのはすごくデリケートで、マイクの違いも手に取るようにわかるんですよ。

☆二井原さんは、私どもがボーカルマイクのスタンダードにというつもりで開発しましたAE4100をお使いになっているとお聞きしていますが。

N:ライブの本番ではゼンハイザーのワイヤレスを使ってますが、リハーサルでは〔カタログを指して〕この赤いラインの入ったマイク——

☆AE6100も外見は同じですが、お使いいただいているのはAE4100の方だろうと思います。
N:今、これを使ってるんですが、これはいいですよ、すごく歌いやすくて。とくに、イヤモニを通して聴くと、他社のマイクとは較べものにならないぐらいいいですね。音がクリアーで、なおかつ太いんですね。音がグッと前に出るような感じがあって、ボーカルにはもってこいの音だと思います。ぼくの声の質に合っているということもあるんでしょうが、歌っていて、無駄な力が入らないというのか。
 ——それに、耳に痛くないんですよ。マイクによっては、すごくハイ上がりのマイクもあって、それで歌っているとアタマの2曲ぐらいまではいいんですが、10分を超えるぐらいから耳が飛んできて、その先はモニターのボリュームをどんなに上げても耳が疲れるだけで音がよく聴こえなくなるんです。それが、このマイクは、そのへんの疲れる部分がないんですね。

☆ありがとうございます。
N:マイクといえば、昔はシュアーしかありませんでしたし、アマチュアの時からシュアーをずっと使っていて、デビューしてからはソニーのワイヤレスを使ったりもしてきましたが、アタマはやっぱりSM58以下のシュアーでした。だから、以前は、シュアー以外はほとんど使ったことがなかったんですけれども、今は、ワイヤレスはゼンハイザー、ワイヤードはオーディオテクニカを使わせてもらってます。

☆ワイヤレスとワイヤードの違いも大きいとは思いますが、強いてその2つを較べていただくと、いかがですか?
N:ぼくには、オーディオテクニカの方が、声の聴こえ方がフラットな感じがしますね。ゼンハイザーは、たまにハイがちょっとキツイなと感じることがありますから。ただ、ラウドネスは爆音で、バンドの重低音がとてつもない音ですので、歌う方としてはちょっとキツめの方が助かることは助かるんですね。

☆ゼンハイザーの場合、指向性が非常にシャープですから、コンデンサーのユニットを使っていても、うまくバランスが取れているということもあるのかも知れませんね。
N:ただ、2時間ぐらいのステージになると、そうも言っていられないということもありますね。耳が耐えられる音じゃないと、どうにもなりませんから。その点では、〔持参したAE4100を手にされて〕このマイクはフラットで、なおかつ音の回り込みも少ないような気がして、すごくいいと思いますね。〔周波数特性等の〕波形的にどうなのかまでは、ぼくにはわかりませんけれども。

☆われわれとしては、歌いやすいとおっしゃっていただけるのは何よりです。
N:持ちやすさという点でも、〔AE4100を手にされて〕このぐらいがいいと思いますし。モノによっては、異常に太かったり異常に細いマイクがあるんですが、これはちょうどいい感じですね。このへんの形は、かなりテストをしてデザインしているんでしょうね?

☆形もそうですが、実際にケーブルをつないだ状態での重さのバランスも考えて設計してあります。音質のために内部の構造にも工夫していますので、他社のマイクよりもちょっとだけ重めかも知れませんが。
N:ギターを持つことを考えれば、これで重いということはありませんし、全然大丈夫ですよ(笑)。むしろスタンドとかはもっと軽くした方がいいかなと思うけれども、このマイクは、歌っていて気になるような重さじゃないし、持ってみた感じも完璧ですよ。

☆ありがとうございます。そう言っていただけると安心です。
N:これのワイヤレスはあるんですか?あれば使ってみたいですが。

☆海外では同じユニットを使ったワイヤレスも出ているんですが、国内では出していません。電波の規制の関係で、同じユニットを使っても必ずしも同じ音にはならないということもあるのですが、今後の課題として、技術の者にも伝えておくようにします。
今日は、どうもありがとうございました。


PROFILE

LOUDNESS ラウドネス
1981年5月、高崎晃(g)と樋口宗孝(ds)が二井原実(vo)と山下昌良(b)を迎えて結成。同年11月にデビュー・アルバム「誕生前夜〜THE BIRTHDAY EVE」をリリース。“日本のバンド”の常識を超えた演奏テクニックとサウンドクオリティで多くのロックファンに衝撃を与えた。83年に敢行したアメリカ・ツアーとヨーロッパ・ツアーが話題となり、翌84年、日本のロックバンドとしては初めて海外のメジャー(アトランティック・レコード)と契約。85年1月リリースのアルバム「THUNDER IN THE EAST」で世界デビューを果たした。88年12月の二井原の脱退後はメンバーの交替が続き、解散の危機に直面したこともあったが、その度に甦った。そして2000年、高崎の呼びかけで二井原が復帰、オリジナル・メンバーによる再結成が実現して、01年3月に「SPIRITUAL CANOE〜輪廻転生」、02年9月に「BIOSPHERE」、04年1月には「TERROR〜剥離〜」と精力的にアルバムをリリース。さらに深みと厚みを増したサウンドで、日本初のワールドワイドなバンドとしての強烈な存在感を示し続けている。

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