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ATマイクレポート
 松田聖子“ 20th Party”ツアーでATマイクが大活躍!
〔2000/8/30 松田聖子“20th Party”ツアー最終日in 武道館〕—
 
 


 8月30日、松田聖子のデビュー20周年を飾る記念のコンサート・ツアー “Seiko Matsuda 20th Party”の最終日に、会場の武道館をたずね、マイクの使用状況を取材しました。
  このツアーは、スペシャルゲストに原田真二を迎え、7月25日から全国 9会場・16回にわたって進められてきたもので、17日目の30日がツアーをしめくくる千秋楽でした。このツアーでは、ギタリストの小倉良氏を リーダーとして、同じくギターの高田二郎、サックスの昼田洋二、ドラム の滝本季延など、計6人のベテランがバックバンドを担当しました。
 この“20th Party”ツアーは、松田聖子という大スターの記念すべき ツアーであると同時に、SRの面では、ごく一部に他社のマイクが使われた 以外、マイクはすべてaudio-technica(以下「ATマイク」)に統一された ことが大きな特色です。 このツアーで使用されたATマイクのラインナップは以下の通りです。

<使用マイク一覧>
●ドラム
・バスドラム  ……ATM25/ATM87R (バウンダリー)×各1
・フロアタム  ……ATM25×1
・スネア    ……ATM63HE*×2(上下)
・タム     ……ATM23HE×3
・ハイハット  ……AT4041×2(左右)
・オーバーヘッド……AT4033a×3
* ATM87RとATM63HEは海外で販売しているモデルで、日本では未発売です。
●ギター<高田>
・ギターアンプ ……AT4050/CM5×2
●ギター<小倉>
・ギターアンプ ……AT4050/CM5×2
・ボーカル   ……AT4055×1
●サックス
・サックス   ……AT4054×2(上下)/ATW-T93A+ATW-M15a(オプションユニット使用)
●原田真二
・ボーカル   ……ATW-T98C*/ATW-T93A+ATW-M73a(ノーマル)
*ATW-T98にコンデンサータイプのユニットをつけた試作モデル です。
●松田聖子
・ボーカル   ……ATW-T93A+ATW-M73a(改良型)/他社のハンドヘルド型ワイヤレス*
*このツアーで使用された他社マイクは、この1本のみです。

 この日は前日に続く武道館2日目のステージで、われわれが到着した時点でマイクのセッティング等はほぼ完了していたため、われわれはリハーサルの際のマイクチェックの様子から拝見しました。
  まず、バンドのリハーサルでは、どの楽器の音も明るく抜けがよいのが 印象に残りましたが、とりわけ、ATM63HEで録っているスネアの音が上下にきれいに伸びていることに感心させられました。
  次に原田真二氏がステージに姿を見せ、まずATW-T98Cをチェックしましたが、 彼のハスキーな声がしっかりとらえられ、プレゼンスや音の伸びも抜群で、申し分のない状態でした。ATW-M73aについても、原田氏はすっかり 使い慣れた様子で、たちまちOKが出ました。
  最後にステージインした松田聖子は、原田氏とのデュエットやダンスのチェックを中心に熱の入ったリハーサルを行ないましたが、他社のワイヤレス ではかなり高域が強調されて聴こえたのに対して、ATW-M73aは、よりバランスよく音が伸びているようでした。

 本番では、まずオープニングの2曲で、ATW-M73aを身につけた松田聖子が ステージいっぱいに踊り歌い、走り回って、武道館を埋めたファンを一気に総立ち にさせるという、見事なパフォーマンスを見せてくれました。次に他社のハンド ヘルド型ワイヤレスでのステージが続き、後半に入ろうというところでスペシャルゲストの原田真二氏とのコーナーになり、その後は、「青い珊瑚礁」「スイート メモリーズ」「赤いスイートピー」などのヒット曲メドレーへと続いて終演になりました。しかし、鳴りやまない客席からの拍手に答えてアンコールとして さらに2曲が演奏され、その1曲目では、楽器にATW-M15aをつけたサックスの昼田氏が、ステージフロントで聖子のボーカルとかけ合いを演じるという一幕も ありました。

 すでに述べたように、このツアーでは、ただ1本だけ他社のワイヤレスが 使われただけで、それ以外のマイクはすべてaudio-technicaでした。本番でもバックバンドのサウンドはあくまでもタイトで歯切れがよく、それがこのツアー と、とりわけこの最終日のステージの成功の大きなカギとなったことは疑いないでしょうが、その音のフロントエンドがATマイクで固められていたことは、 ARCの歩みの中でも大きな一歩になるだろうと思われます。
  とりわけ、ドラムの収音では定評のあるATM23HEやATM25だけでなく、2本のギター用に計4本のAT4050/CM5が使われたことは、すでに海外では珍しいこと ではありませんが、特筆してよいに違いありません。また、オープニングで聖子の張りのある歌声をよく伝えていたATW-M73aの効果は素晴らしく、その 信頼性と音のたしかさが改めて実証されたといえるでしょう。さらに、原田真二氏に使っていただいたATW-T98Cの音のスムーズさも印象に残ります。

 本番の直前に、このツアーのSRを担当したスタープランニングの園田氏に お話をお聞きしたところ、「これまで、スネアにはシュアーの57、タムにはゼンハイザーの421、ギターにも57というように、マイクについては固定観念の ようなものがあったんですが、今回のツアーでオーディオテクニカを使ってみて、日本のマイクでもここまでできるようになったんだなと思ってうれしかった ですね」とおっしゃっていました。とくに、今回AT4050/CM5をギターアンプに お使いになってみて、「コンデンサーマイクは“かぶりがある”とか“使い づらい”という先入観があったんですが、いいマイクは何に使ってもいいんだということが実感できました。あのマイクは気に入りましたね」との印象を 聞かせてくださいました。
  また、バンドリーダーの小倉良氏も、「ステージの大音量の中では細かな違いまではわからないけれども、トータルに見て、今回のツアーではマイクに 何の不満もなかったのはたしかだね。今度はレコーディングで使ってみたいね」とのコメントをくださいました。

 松田聖子という大スターのツアーの千秋楽にふさわしいパワーと楽しさに あふれたこの日のステージ様子は、ビデオでも発売され、年末にはTBSでの放映も予定されているとのこと。一人でも多くのファンやSR関係者の みなさんに、あの熱気と、それを支えたクリアーなサウンドにふれてみて いただきたいものです。                 
<付記>
  小倉良氏には、今後、スタジオレコーディング等でも audio-technicaを 継続してお使いいただくことになりました。後日、あらためて詳しいお話をお聞きしてレポートいたしますので、どうかお楽しみに!(取材田所)

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