audio-technica
HOME イベント・ニュース 業務用音響機器
Enent/News イベントレポート Back
SS05会場 8/13 sat 8/14 sun
Live report 2005.8.14 sun

ロック、ヒップホップの新たな潮流。
ますます熱くなる2日目

  明けて2日目は朝から夏の日射しが容赦なく照りつける天候。MARINE STAGEに登場したYELLOWCARDは、フロリダ出身らしいカラッと陽気なパンクロックを披露。ヴァイオリニストをメンバーに擁するオリジナリティ溢れるステージは、日本でのオーバーグラウンドな知名度はまだこれからながら、期待を高めるものでした。続く貴重な英国産若手のホープTHE ORDINARY BOYSも素晴らしいものでした。全員精悍なポロシャツ(しかも全員色柄違いなのがオシャレ)ブリティッシュ・ロックの伝統を正統的に引き継ぎ、いまや本国では国民的バンドとなった彼ら。JAM時代のポール・ウェラーを思わせるソウルフルなヴォーカルに、パンク、ツートーンなどを吸収したタイトなサウンドは今後日本でももっとブレイクするに違いありません。

そしてこの日のMARINE STAGEは豪華なラインナップ。なにしろ彼らの後に今やフェスにはかかせない、そして日本のシーンを代表するバンドとなったASIAN KUNG-FU GENERATION。彼らが世に広めたといっても過言ではない四つ打ちのビートとソリッドなギターサウンドはこの日のスタジアムも揺らしました。

千葉マリンのちょうど隣に今年、忽然と姿を現したのがHMV DANCE TENT。
2日間で多くのダンス・ミュージックのアクトが繰り広げられたが、この日はオーディオテクニカが共同でマイクの開発を行っているAFRAがINCREDIBLE BEATBOX BANDとして登場。ヒップホッパーにも人気のロックチューンWhite Stripesの“Seven Nation Army”をヒューマンビートボックスで盛り込むなど粋な演出。続いての異才エレクトーン奏者TUCKERもいかがわしいモンド感やオールドスクーリーなネタ選びと、まさにTUCKER流としか言いようのないパフォーマンスで楽しませてくれました。

AFRA & INCREDIBLE BEATBOX BAND

BLOC PARTY

PUBLIC ENEMY

  夕刻のMOUNTAIN STAGEでは、出演キャンセルとなったRAMMSTEINに替わってBEAT CRUSADERSがピンチヒッターに。1日目のISLAND STAGEに続いて登場しましたが、HIDAKAのエモで野太い声が巨大なフロアに映える。フロアの熱気から、いまや彼らがスタジアム級の人気を獲得していることが解かります。駆け抜けるように人気曲をプレイするその疾走感と、「本当は(裏の)木村カエラをみたかったんじゃないのか〜?」という毒のあるMCとのギャップもほほえましい光景です。

  ソニックステージでは、昨年に続き2年連続出演のBLOC PARTY。ただ昨年と比べるとその期待度は桁違い。ザ・クラッシュ直系のレゲエの取り入れ方、そしてダンスミュージックのリズムを色濃く取り入れたアンサンブルなど、あらゆる意味で現在のロックのトレンドを象徴している彼ら。黒人ながらそのニューウェイヴ体質のとがった声を持つケリ・オケレケと、横ノリのサウンドはさらなる深みと進化を遂げています。昨年のライヴではその神経質的とも言える繊細なサウンドの部分が前に出ていた印象がありますが、今回のステージではよりパワフルでバンドのたくましさを感じられました。

  ISLAND STAGEのトリを務めたのはMO.SOME TONEBENDER。いま最も熱いライヴを見せてくれるバンドは、この日はよりカオティックで狂気に満ちたダンスビートを繰り出していました。ラストの“DAWN ROCK”そしてアンコールでの名曲“未来は今”(!)最後にはベースの武井がパンツ一丁となり、ヴォーカル/ギターの百々が水を浴びながらのパフォーマンスでこの熱いISLAND STAGEをドラマティックに締めくくりました。

  黄色いおなじみのターゲットマークのロゴをバックに、MOUNTAIN STAGEに遂に登場したのはPUBLIC ENEMY。なんとギター、ベース、ドラムスが加わったバンド編成でのライヴ。そのジェームス・ブラウンのショーを思わせるファンクネス。そのステージでの完成度と常に新しいサウンドを求めようとするフロントマン、チャックDターミネーターXが脱退し、フレイヴァー・フレイヴが来日を果たせなかったというハンデはあったにせよ、“Don't Believe The Hype”“Fight The Power”といったクラシックには鳥肌が立ちます。

ドラマティックなエンディング。
サマソニに音楽の未来を見た

  SPECIALSとTHE BEATというオーセンティック/ネオスカのオリジネイターにより結成されたSPECIAL BEATは、貫禄のステージ。それぞれのバンドからのクラシックを織り交ぜながらのステージはさながらスカの歴史を辿っているかのようです。しかもそれが決して懐メロにならず、しっかりと現在にルーツを伝えながら新たなスカ・ビートの方向性を探求していることを感じられた意義深いものでした。

  MOUNTAIN STAGEのラストはTHE BLACK CROWES。クリス・ロビンソンの往年のロッド・スチュワートを思わせるハイトーンのヴォーカルが響き渡ります。ルーズなサウンドはそのままに、コーラス隊を加え分厚いバンドサウンドを放っていく。初期の活動より、よりサイケデリックなフィーリング、そしてブルース感を濃くしています。オールド・ロックのヴィンテージ感、アーシーでアメリカンなロックの醍醐味をたっぷりと味あわせてくれました。

THE BLACK CROWES

OASIS

  最後に、やはり今年の大トリOASISのことも付け加えておきましょう。3階席の一番上にいたるまで立錐の隙間もないほど膨れあがった千葉マリン。スタート前の電源トラブルにはやきもきさせられましたが、始まってみればまさにOASIS節全快。ニューアルバム『Don't Believe The Truth』からの楽曲はもちろん、「Champagne Supernova」や「Wonderwall」といった過去のヒット曲も多数。「Don't Look Back In Anger」での大合唱はまるでサッカースタジアムでのサポーターのような一体感。そしてラストではThe Whoの「My Generatio」で大爆発! ヴォーカル・リアムの不敵なたたずまいと圧倒的なヴォーカルの魅力は、超満員のスタジアムを確かに震わせました。

  ステージが増えたことにより、より多彩な楽しみ方ができるようになった今年のSUMMER SONIC。会場を駆け回っていて気になったことに、友達同士で、グループでなど毎年女の子のお客さんが増えているのではないかということです。そういった意味では音楽配信やDJ文化の浸透、過去の音楽のアーカイヴ化といったものが、自らが能動的に好きな音をセレクトし楽しんでいくことを加速度的に進めているのだなと感じます。それこそSUMMER SONICのいくつものステージでパフォーマンスする様々なアーティストから自分の好みの音を直感的に選んでいく。ロックをよりカジュアルに楽しむことに関しては、その裾野はどんどんと広がっていると感じられます。

  そこでオーディオテクニカの製品とテクノロジーは、ステージで、フロアで十分にその役割を果たしていたのではないでしょうか。何年も前から既にそこにあったと思わせるくらい、この真夏の大型フェスとオーディオテクニカは、ミュージック・ライフにフィットしてしまった感が否めないのですから。
<サマーソニック'05 公演データ>
タイトル⁄
SUMMER SONIC 05 (サマーソニックゼロファイブ)
開催日時⁄
2004年8月13日(土)・8月14日(日) 開場9:00 開演11:00 終演20:55 (予定)
深夜開放8月14日早朝5:00まで(メッセ展示ホール3,4一部、5,6,7一部)
会場⁄
東京地区:
千葉マリンスタジアム& 幕張メッセ展示ホール1〜7、展示ホール8(NBA MADNESS)
ビーチステージsupported by TOWER RECORDS(幕張の浜:マリンステージ裏)
HMVダンステント(マリンスタジアム浜田川沿い)
大阪地区:
WTCオープンエアスタジアム& インテックス大阪2.3.4.5 ホール& Zepp Osaka
主催⁄
東京地区:
テレビ朝日/静岡朝日テレビ/MTV/ニッポン放送/J-WAVE/ Bay-FM
大阪地区:
朝日放送/MTV
Summer Sonic´05 全体TOP « Previous 1 2 3
HOME イベント・ニュース 業務用音響機器