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AIエンジニア 安藤清氏インタビュー AEW-T3300に行き着いたことが、今日のステージが成功した一番大きな要因だったと思います

かつては美空ひばりの音響を手がけるなど、日本の音楽シーン黎明期からその手腕をふるってきたベテランでありながら、現在は渋谷のヒップホップ・クラブNUTSのサウンドをプロデュースするなど、多彩な活動で知られるエンジニア安藤清氏。今回、安藤氏はジャパニーズR&Bシーンのホープ、AIのエンジニアとして「SUMMER SONIC 2005」に参加、ワイヤレス・マイクARTIST ELITE 5000シリーズを初めて本格的に使用していただいた。

— 今回、サマソニのステージでARTIST ELITE5000シリーズのボーカル・マイクを使用していただきました。
われわれとしましても新世代のワイヤレスと自負する製品です。まずは、使用されたモデルと、その選択理由を教えていただけますか?

安藤〔以下、A〕: 今回のライブに先立って、ランニングのためにお借りしたものを芝浦のスタジオで2日間試用させていただきました。このシリーズにはコンデンサー型とダイナミック型、両方のユニットが用意されていますが、最初からコンデンサー型のAEW-T3300をチョイスしました。ライブはダイナミック型で、というのが定説のように語られていますが、ボク自身は、音質的な限界を考えると、いずれはライブもコンデンサーに移っていくべきだろうと考えています。

AI  AEW-T3300

AI AEW-T3300

また、今回はゲストアーティスト・ラッパーとしてDELIさんを迎えています。彼には最初AEW-T5400を使ってもらいましたが、そのヘッドを握るようなスタイルには、ダイアフラムの小さいAEW-T3300の方が適していると判断し、最終的には2人ともAEW-T3300を使ってもらうことにしました。

安藤清氏

安藤清氏

— マイクの持ち方はアーティストの個性と言えます。
われわれも、教科書通りのスタイルだけを基本にせず、努力していかなくてはなりません。

A: DELIさんのマイクの持ち方はラッパーとしてのスタイルです。ラッパーのスタイルは、若者にとってはファッションの1つですから、それをくつがえすのは難しいですよ。むしろ、こちらがそれを乗り越えていかないといけない。そういう意味でも、ダイナミックには限界があると思います。
コンデンサーは決して万能ではありませんが、レベルの問題や歪みに関してはダイナミックよりも有利と言えます。
今回、サマソニに出演したラッパーたちのステージをいくつか見ましたが、ダイナミック・マイクを使っているラッパーの音は少し歪んでいるように聴こえましたね。

ボクの場合は事前にテストさせていただけたし、DELIさん、AIさんの声や歌い方、そのマッチングもあらかじめチェックすることができました。おかげで歪みからはほぼ解放されましたよ。後から故意に歪ませることはいくらでもできますが、最初の音をとらえる際には、歪みはないに越したことはないですからね。

— 実際に使っていただいて、ARTIST ELITE5000シリーズの印象はいかがですか?

A: まず、マイクの選択肢が広いこと、これはとても大きな魅力ですね。他社のワイヤレスはほとんど選択の余地がありませんので。この点だけでも、非常に期待できる製品だと言えます。まだ使い始めてから日が浅いこともあり、技術的なスペックについて細かくお話しすることはできませんが、今現在の感触として“使える”製品であることは間違いありません。プロ用機器としての基本的なハードルはすべて乗り越えていると思います。

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