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RHYMESTER / FIRE BALL エンジニア 角田 匡氏インタビュー 全体にひずみがなくて、ハイエンドが結構伸びているなというイメージがありましたね

日本のクラブシーンのトップを走ってきた川崎のクラブチッタの音響を担当し、多くのインディーズのアーティストを育ててきた立役者である角田匡氏が、日本のヒップホップ界の草分けであるRHYMESTERと、ジャパニーズ・レゲエの雄であるFIRE BALL with JUNGLE ROOTS BANDという2つのユニットのエンジニアとして“SUMMER SONIC 2005”に参加されました。
そこで、今回初めてお使いいただいたAEW5000シリーズを中心に、今、クラブシーンのサウンドに求められているものについて、お話をうかがいました。

— お忙しいところ、ありがとうございます。早速ですが、今日の2つのステージで私ども新世代のワイヤレスシステムAEW5000シリーズをお使いいただきまして、どうだったかということからお聞かせいただければと思います。

角田〔以下、K〕: 今回、リハもなくていきなり本番だったので、内輪でチェックしてみたニュアンスぐらいしか言えそうもないんですが、ラップとかレゲエではマイクのヘッドをつかんで歌うのが当然のスタイルのようになってしまっているので、それをふまえて音を作ってゆくことが多いわけです。
その点、いきなり本番で使ってみただけの印象になりますが、(マイクのヘッドをつかんだときにも)音の変化もあまり激しくなくて、他社のワイヤレスに較べてかなり使いやすそうだなという感じはしましたね。

— これまでの他社のワイヤレスについては、これまでどんなことを感じておいででしたか。

K: ワイヤードのマイクに較べると、ワイヤレスはアタマでひずんでしまうことが多いので、インプットでひずまないでハイゲインでそのまま表に出てくれれば、ということでしょうね。ワイヤレスって、本体でリミットがかかってしまって、そこで音が止まってしまうというか、つまってしまうような感じがあるんです。
定番のようになっている他社のワイヤレスも、普通の歌手にはすごくいいと思うんですが、ラップとか声のデカイ人には向いていないというか、音が途切れるような感じになってしまうんですね。

— そのへんをどうクリアーするかというのが、今回の5000シリーズを開発するにあたっての大きなテーマの一つだったのですが、いかがでしたか?

K: RHYMESTERとFIRE BALLの2つのステージで使ってみたかぎりでの印象ですが、全体にひずみがなくて、ハイエンドが結構伸びているなというイメージがありましたね。
ただ、最初に言いましたように、リハもなかったので、PA自体の状態もよくつかめていませんでしたし、断言はしにくいんですが、ニュアンスとしてはかなり違いがあるように感じましたね。

— 事前にもう少しお使いいただけるようにできればよかったのですが、申しわけありませんでした。

K: 逆にお聞きしたいんですが、今回のマイクのヘッドは固定式なんですか?

— 4種類のヘッドがありまして、交換できるようになっています。ダイナミックがカーディオイドとハイパーカーディオイドの2タイプで、コンデンサーもダイアフラムが小さめのものと大口径のものの2タイプあります。
今日お使いいただいたのは、カーディオイドのダイナミックでAEW-T4100というモデルです。

K: じゃあ、ヘッドが選べて、それを替えるだけで音もかなり変わってくるわけですね?

— そうです。ワイヤードのマイクでプロのライブステージ用に開発したAEシリーズというのがあるんですが、このAEシリーズのボーカル用のマイク4種類を、そのままワイヤレスに移植したというのが5000シリーズの大きな特色だといってよいと思います。

K: でしたら、次はコンデンサーの方も使ってみたいですね。

RHYMESTER AEW-T4100

RHYMESTER AEW-T4100

FIRE BALL with JUNGLE ROOTS BAND AEW-T4100

FIRE BALL with JUNGLE ROOTS BAND
AEW-T4100

角田 匡氏

角田 匡氏

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