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CASIOPEA 野呂一生氏・エンジニア 倉石裕治氏

長きにわたり第一線で活躍し、シーンを支え続けてきたフュージョン・バンド、CASIOPEA。
 12月には、Synchronized DNAのダブル・ドラムをフィーチャーした
ニュー・アルバム『SIGNAL』をリリース。このアルバムのレコーディングに、オーディオテクニカのマイクを使用していただいた。
果たしてその活用ぶりは?
 ギタリストであり、サウンド・プロデュースを手がける野呂一生氏と、
エンジニアの倉石裕治氏に話を聞いた。

CASIOPEA+Synchronized DNA

CASIOPEA+Synchronized DNA
初のオリジナルアルバム『SIGNAL』
2005.12.21発売

 

— まずは、オーディオテクニカのマイクとの出会いから聞かせてください。

野呂氏:ボクの場合はマイクよりもヘッドフォンが先でした。結構昔……30年ほど前ですね、当時住んでいた家の側に電気屋さんがありまして、そこでヘッドフォンの聴き比べをしたんです。いろいろな製品を試して、「これいいじゃない」と思って買ったのがオーディオテクニカのヘッドフォンだったんですよ。
それから10何年か経って、あるとき「良かったらレコーディングで使ってください」と言っていただいたマイクロフォン、よくよくマークを見ると見覚えが……その方はオーディオテクニカの方だったわけです。「ああ、ここのならずいぶん昔から使ってますよ」と(笑)。
自分で音質を気に入って買ったものなのですごく印象に残ってますよ。マイクに関しても、そのメーカーが作るものということで興味はありましたね。

— 実際に使用された印象はいかがですか?

野呂氏:素直に録れるという印象です。ギターを弾いた音、ドラムをたたいた音がそのまま録れるという感じ。
今回のレコーディングでは、ギターの音はスピーカーから出したものをマイクで録音してるんですよ。
自分の弾く音なのでよく分かるのですが、ラインで録ったものに近い音が録れて、しかも低域とか、箱鳴りのいいところとかが素直に拾えている。これは非常にいいと思いました。

— ギターをスピーカーから出した音で録ろうと思われたわけは?

野呂氏:一度空気を振動させて、いいマイクで録った音の深みは全然違うんです。ラインで録ると、どうしてもそこまでの奥行き感が出ないんですよ。
エフェクトのかけ録りをするようなときはラインで録りますが、奥行き感のある太い音にしたいなぁというときはスピーカーの音をマイクで録りますね。

倉石氏:ただし、野呂さんのスピーカーは2ウェイなんですよ。オーディオ・スピーカーのようなタイプです。これをダイナミック・マイクのような指向性の狭いもので録ると、上を狙うとトゥイーターの音しか入らず、下を狙うとウーファーの音しかはいらないということになってしまう。そこで、コンデンサー・マイクを選ぶわけですが、指向性が広く、かつスピーカー前の音圧に耐えるもの……となると、オーディオテクニカのもの以外、ほとんどないんですね。ということでAT4050を使用しました。

AT4050はノイズ・レベルが低いことが特徴なんです。下が18dBくらいで、上が150dBくらいまで入ります。
ダイナミック・レンジが130dBくらいあるんですよ。
そのままライブで使うこともできて、「マーシャル・アンプにベタ付けでも大丈夫」との評価をいただいています。


野呂氏:なるほど、その辺がライブでもウケている理由なんでしょうね。あと、やはり素直なところがいいですね。
実際に鳴っている音を忠実に、特に低域と高域の伸びがそのまま出ていて、そのまま加工しなくてもいいような音。

倉石氏:海外のマイクなどはキャラクターがついているものが多くて。
例えばボーカルのキャラ立ちが弱いときなど、それが必要なときもありますが、でも、こちらはもうベテランの方々ですし(笑)。素直に録れさえすれば素晴らしいものになっているわけです。
だからボクは何もせずに、マイクだけちゃんとセットできればよかった。

— 音の入り口が素直であるということは、後々の工程のためにもいいことですよね。

野呂氏:本来ならそれが必要最低条件なのですが(笑)。それができていないものも多いですね。
われわれはエンジニアではないので、マイクの種類などに精通しているわけではありません。
プロのエンジニアから見れば「この音はこのマイクがいいな」というふうにクセをうまく利用する方法もあると思うんですけど、われわれからすると「この音を、そのままちゃんと録ってくれ!」という気持ちなんですね。

 

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