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CASIOPEA 野呂一生氏・エンジニア 倉石裕治氏

— アルバムの音を聴かせていただいたのですが、すごくライブな感じのする作品ですね。
音もさることながら、緊張感の漂う……


野呂氏:ある意味、スタジオ・ライブのようなものかもしれません。ドラムが2人いて、同時に叩いていますので、どちらかがミスをするとやり直さなければいけない。そういう緊張感はありましたね。
スタジオは前作と同じなんですが、すごく天井が高いんですよ。ドラムを2セット置いてもまだ余裕のあるブースもあって。
ドラムに関しては、とにかく臨場感が欲しかったので、エフェクト類は何も使っていません。部屋の鳴りだけですね。

倉石氏:リバーブを全く使ってないんです。

野呂氏:あと、AT4073aというショットガン・マイクでスネアの音を狙ったり。

CASIOPEA 野呂一生氏

CASIOPEA 野呂一生氏

 

倉石氏:これは、ボクも野呂さんに教えていただいて「へぇ〜」と感心したんですが、スネアから上の何十センチくらいの距離感が録れる感じなんですよね。

野呂氏:スネアに近い普通のマイクがあります。そのマイクで録った音は、短く途切れるような音になる。
それに加えて、部屋の鳴りを収めるマイクがあっても、ドライな音と反響している音がミックスされていないような感じで奥行き感に乏しい音になってしまうんですね。そこで、ショットガン・マイクで狙うことによって、その2つの音の間を埋められるんですよ。
これはマイクを使ったエフェクトですね。電気的なエフェクトを使わない分、マイキングを工夫したわけです。
先ほど紹介したスピーカーで鳴らすギターの録り方にしても、音源はモノラルなんですが、あえて卓のパンで左右に振ってステレオで再生して、それをマイクで拾う。定位的には真ん中にいるんですけど、真ん中以外に反響している部分があって、広がりがあるんですよ。
同じモノラル音源でも、モノラルで録ったものと、このシステムで録ったものは少し広がり感が違うんです。
これもマイク・エフェクトの1つと言えるでしょうね。

エンジニア 倉石裕治氏

エンジニア 倉石裕治氏

 

— 非常に興味深いお話ありがとうございました。
来年は1月から全国ツアーを行われるとお聞きしていますが、抱負についてお聞かせいただければ。


野呂氏:アルバム『SIGNAL』からの曲がメインのライブになります。
ドラムが2人のサウンドですから、1人のときよりも奥行きのある音になっていくんじゃないかと思いますので、楽しみにしていてください。

— 本日は誠にありがとうございました。

[ 2005年12月8日 テクニカハウス/アストロスタジオにて ]

 

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