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アンドリューW.K FOHエンジニア ポール・マサロ氏 インタビュー 「サマソニではAT3035をオーバーヘッドで使った。マイクの電源を入れる以外はほとんど何もしなくていいので気に入ってるよ。」
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2006.8.13 SUN
 

— ボーカルマイクのAE6100はそういったことに役立っているでしょうか?

P:  あれはアンドリューにぴったりのマイクだよ。彼は静かに歌ったり叫んだりするだけでなく、マイクを膝でたたいたりして楽器のように使ったりもする。ボコボコにしたり、観客の中に投げ込んだりもね。そんなときも、マイクを見つけたその場所でちゃんと動作していたよ。使っていて楽しいし、音も素晴らしい。

— お気に入りのマイクは?

P:  AT4050の永年のファンだよ。主にギターに使ってきた。
サマソニのライブではAT3035をオーバーヘッドで使った。素晴らしかったね。マイクの電源を入れる以外はほとんど何もしなくていいので気に入ってるよ。
そしてもちろんボーカルマイクのAE6100は見事。

— ボーカルマイクには何か特定のオーディオチェーンはありますか?

P:  基本的には、ミキサー卓にストレートに接続し、そのとき使えるベストなコンプをかけている。ツアー中であれば、ナイスでスムーズな音にするために自分で所有している真空管コンプを使用する。お気に入りのコンプはBSSのディエッサーが内蔵されているもので、どんなハードな絶叫でも処理してくれるよ。

— マイクの特殊な使用方法などはありますか?

P:  そんなに特殊な使い方はしていない。ギター、ベース、ドラムに使用しているものがほとんどだよ。
シンバル用のマイクについては位置をいろいろと試してみた。ドラムのマイキングは厄介だが、1本をシンバルの後ろに、もう1本を前に立てて、さらにライドに1本立てるとうまく収音できるようだ。

— ところで、このバンドとはどれくらいの期間仕事をされていますか?

P:  ボクは彼らの一番最初のライブを手掛けてるんだ。その当時はモニターエンジニアだったけどね。予算の関係で一時期離れ、アトランタ近郊でマストドンという素晴らしいバンド、それからマストドンとは対極だがこれまた素晴らしいニューヨークのブラジル人女性グループなどの仕事をし、アンドリューW..K.に戻ってきたんだ。

ドラムのマイキング/AT3035、ATM25、AE5100

ドラムのマイキング/AT3035、ATM25、AE5100

ギター/AT4050

ギター/AT4050

ギター/ATM25

ギター/ATM25

 

— これからエンジニアリングを始めようとする人たちへのヒントがあれば教えてもらえますか?
また、人と違ったやり方をしてきたとか、あるいはこうすれば良いといったことは何かありますか?


P:  ボクはモニターエンジニアとしてこの仕事を始めたのが良かったと思っている。音の言語を習得することに全く抵抗がないということ、自分の音を知ること、それが一番重要なステップだと思うね。何がどこにあるかということが分かると、問題をどうやって解決すべきかが見えてくる。
また、音声信号の流れを理解して素早く問題を解決することを学ぶこともカギになるとなると思うよ。
それから、ステージで起きる状況に慣れるという意味ではミュージシャンになることはライブをプロデュースすることに役立つかもしれないね。
あとは楽しむこと。
狭い業界で他人と上手に付き合いができる好人物になること。それがこの仕事のおよそ8割を占めるよ。このビジネスで関係が続く人たちは、あなたが付き合いたいと思うような人たちなんだ。

【Artist Profile】

ANDREW W.K.(アンドリューW.K.)

1979年5月9日誕生。米カルフォルニアに生まれ、4歳でミシガンへ移住。
17歳でソロ活動をスタート。いままでのバンド経験をもとに自ら制作、レコーディング、プロデュースに挑み、生まれ持ったセンスに磨きをかける。
18歳、無限の可能性を求めてニューヨークへ移住。友人の助けを経て当時の自主制作作品がインディー・レーベルより出回る。
1999 年、東海岸を中心にCDプレーヤー、キーボードとマイクだけのワンマン・ライヴを果敢に挑み、流した血の量ははかりしれない。早くもインディー・レーベル BULB RECORDSよりアンドリューのデビューEP“GIRLS OWN JUICE”がリリースされる。
あのフー・ファイターズの前座(2回)を含め、その後、噂が噂を呼び、念願のISLAND RECORDSとのメジャー契約にいたる。
2001年、ANDREW W.K.のデビュー・アルバム『アイ・ゲット・ウェット〜パーティー・一直線!』がミシガン、ロサンゼルス、ニューヨーク、コロラド、ミネソタ、フロリダと全米各地でレコーディングされ、完成。
2003年にはメロディをさらに突き詰めた傑作『一匹狼』をリリース。
その後、サマーソニックや単独公演等で間を置かず来日を繰り返し、日本のファンに強烈な印象を与え続ける。

 

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