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ビッグ・ミック・ヒューズ
 

ライブハウスとスタジアムにおけるエンジニアリングの相違

— メタリカは非常に大規模な会場でライブを行いますが、そのエンジニアリングは小規模なライブハウスとは全く違うものなのですか?

B:  小さなライブハウスのPAでは、エンジニアたちの指先の力で信じられないくらいの大音量にすることが可能だが、もしそれがさらに大きな環境になれば、その音の比率をその環境で得ることは不可能となる。
メタリカでは、過去に数多くのサポートバンドとツアーをやり、その中には新人のバンドや有望なバンドがいて、大体のバンドのエンジニアはそのバンドと3年から5年仕事をしてきているが、彼らにとってライブハウスからもっと大きな会場に変わるということは勉強の機会でもあるんだ。音の鳴り方の違いについて学習しなければならない。
アリーナやスタジアムをライブハウスの音にしようとしていたエンジニアたちがいたが、彼らはそれが不可能であることに気付いていない。ライブハウスなどでできることは、何かの音をその自然の力とその音量によって大きくすることだけ。「おお! 何て大きなキックドラムなんだ!」というのは間違いで、それは大きな音がするキックドラムではなく、音がただ大きいだけなんだよ。
しかし、そのパワーで満たせないほど大きな会場に移ると音を調整しなければならない。それは音が大きく鳴るということよりももっと大切なことなんだ。必ずしも音量が音を大きくしているわけではないということ。そこで、オーディオテクニカのマイクがその調整をやりやすくしてくれる。なぜなら、オープンな高域とかなりの低域があるからね。実際の音量よりも音を大きくすることができるんだよ。

 

— 確かにメタリカの音は大きいと感じます。

B:  だれもが思っている。「メタリカは世界で一番音が大きなバンド」と。でもそれは違うんだ。いつも音量を測定しているので知っているが、実際の音量よりも大きく感じるようだ。これが学習しなければならないことだと思う。それが仕事。腕前とも言えるだろう。何かの音量を下げながら音を大きくさせるということを学ばなければならない。
私たちはPAを危険にさらすサポートのエンジニアたちに教えなければならなかった。彼らには「これを大きく鳴らしたい」という考えしかない。すべてにおいて危険信号だ。なので「おいおい、そこでやめとくんだ、純粋な音量だけで音を大きくしようとしているけど、そうはならないよ」とアドバイスする。
要するに、各チャンネルが他のすべてのチャンネルと相互作用しているという考えで作業しなければならないということだ。

 

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