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2007年FISノルディックスキー世界選手権札幌大会
ジョン・ダグ・スカグモ氏(Jon-Dag Skagmo ノルウェー国営放送NRK音声主任)インタビュー
木村(国際営業部・以下K): 今回、ノルディックスキーの競技場(白旗山)を見て回りましたが、オーディオテクニカのマイクが沢山使用されているのが判りました。
Skagmo(以下S): そうです。今回は約50台のカメラが森の中にあります。今回ステレオショットガンを使おうと思ったのは、私がずっとこれらのマイクをノルウェーで使用してきたからです。特にMSステレオ方式のものを探していました。
K : まず最初にお聞きしたいのですが、オーディオテクニカはヨーロッパでは良く知られているブランドなのでしょうか?
S : ヨーロッパ全体でのことは詳しく知りません。恐らく他のブランドの方が良く知られているでしょう。しかし私はノルウェーではオーディオテクニカのマイクを良く使っています。
K : 今回指定のあったマイクはAT815ST, AT835ST, AT4051ですが、あなたはこれらのマイクをどれくらいの頻度で使用しているのですか?
S : 私達のテレビ局ではいつも使っています。またその性能にも満足しています。
K : それぞれのマイクの印象について教えて頂けますか?
S : ヨーロッパ製のマイクに比べて全くひけをとらないし、何といってもステレオだから、それがこのマイクを使っている大きな理由の一つですね。価格に対する性能も魅力の一つです。他のヨーロッパ製のマイクは価格も高くてそれなりですが、テクニカのものはとても信頼性が高いと思います。特に放送業界では、本当に欲しいものと、実際に使用できるものの妥協点があります。その点でオーディオテクニカのマイクはとても現実的です。
また、私達がいつも使っているデジタル・コンソールの後ろには、MS専用の入力があるので、アリーナなどでのPAでM信号とS信号を完全な形でバランスを取ることができます。そういった意味でもとても柔軟性があって使いやすいマイクだと思います。今回のような森の中では、より良いスケール感を出すための沢山のS(サイド)信号を引き出すことが可能です。これまでは、沢山のステレオマイクをアリーナで使用することはできましたが、こういった森の中ではモノラルのショットガンを使うしかなかったのです。ですので、アリーナの映像でステレオの音声だったものが森の中へ行った途端にモノになってしまい、閉口していました。しかし今では森の中でもステレオの音像を捕らえることが可能です。とても素晴らしいことですね。
K : お使い頂いていたのはテクニカのマイクですか?
S : そうです。全てオーディオテクニカのマイクですね。このクラスのマイクでMS方式で、マトリクス回路が内蔵されているステレオ・ショットガンは他社のものはあまり知りません。もちろんマイク自体はあるのでしょうが、とても高価なものになってしまいます。テクニカのマイクにたどり着くまでに50本ものマイクを試さなければなりませんでしたから。
K : 今回の大会の音声収録のデザインはあなたが手掛けられたのでしょうか?
S : そうです。大会に先がけて9月に来日して会場を視察して、打合せを重ねてマイクのポジションを決めていきました。基本的にはテレビカメラにマイクが付いているので、それで収音しています。
K : あなたはこの大会を永年手掛けていらっしゃると思いますが。
S : そうです。約25年間やってきました。
K : そんなに長い間ですか。また他の大会や競技などにも関わってこられたと思いますが。そこでもテクニカのマイクを使用されているのでしょうか?
S : そうですね、サッカーなどの競技では、テクニカのマルチ・アレー・マイク、名前は思い出せないんですが、カプセルが5個付いたアダプティブ・アレイ・マイク...
K : AT895ですね?
S : そう、それです。あれはとてもいいマイクです。
K : ありがとうございます。
S : だけど、ちょっと使いづらいところがありますね。DSPのコントロール部分のバッテリーを交換するときに...
K : そのことは我々も思っています。
S : それ以外のアイデアはとても素晴らしいと思います。
K : 現在我々は後継機種を開発中ですので、できるだけすぐにあなたのお手元に届けることができればと思っています。
S : 私はAT895と他社のパラボラ型のものと比較してみたのですが、周波数特性はオーディオテクニカの方が何倍も優れていました。
K : あなたはノルディックスキーのご担当なわけですが...
S : 私はノルウェーではノルディックスキーだけではなく、あらゆるスポーツを担当しています。時には音楽のイベントも手掛けます。
K : 我々はスタジオ用途のマイクのラインアップも多くありますが...
S : ノルウェーの代理店が色々なマイクを試させてくれるのですが、その中でもAT4051が大変気に入りましたね。とてもSN比が良く、フラットな周波数特性なのでとてもいいマイクです。
あと、スタジオなどで観客のアンビエンスを収録する時には、U853を沢山使っていますよ。とても小さいので映像の邪魔にならないし、音も良いからです。
だいたい、いつもこんな感じでテクニカのマイクは使っています。
K : 3月4日まであと一週間ありますが、お仕事がんばってください。テレビから聞こえる音声はオーディオテクニカのマイクロホンから収録された音である、ということを思いながら見ていますから。
S : そういえばトリノ・オリンピックにもオーディオテクニカのマイクロホンが沢山あったのを覚えていますよ。沢山のショットガン・マイクが使われていました。
K : そうですね、当社は1996年のアトランタ大会からサポートしています。今後ともぜひ当社のマイクロホンで素晴らしい音声を放送してください。
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