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Live Report top 2007.8.11 sat 2007.8.12 sun
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AE3000
ATM25
— どのようにしてプロオーディオ業界に入られたのでしょうか?

John Kerns〔以下、JK〕: 他のみんなと同じで、たまたま居合わせた場所が悪かったのでしょうね。(笑)

— あなたはミュージシャンでしょうか?

JK: そうです。元々はバンドをやっていましたが、スタジオの仕事をするようになりました。だけど毎日同じ部屋で10時間も同じボーカル・ラインを聞き続けるのが嫌になってしまったのです。

— どのaudio-technicaマイクロホンをお使いになっていますか?

JK: 本当にたくさんのATマイクを使っていますよ。ボーカルにはAE6100とAE4100、キック・ドラムには昔のATM25、非常にたくさんの新しいATM650 を使っていて、ギターやスネアなどの場所以外でもタムに使用する予定でいます。AE3000をタム、ATM450をハイハット、ギター・キャビネットにはATM650とAT4047、オーバーヘッドにはAT4050を使っています。

— これらのマイクロホンをお選びになった理由は?

JK: 今回のツアーではプロダクションに一日も費やす時間がありませんでした。現場にやってきてライブをやるしかなかったのです。他のいくつものツアーでもaudio-technicaを使ったことがあったので、ATのマイクに対して確信を持って使いました。最近やった別のライブでは他社製品でセットアップされていたんですが、できる時にはいつでもこっそりとaudio-technicaに取り替えるようにしています。
理由はATマイクは一貫性があって音が良いからです。本当にそれだけの理由です。ステージにマイクロホンを立てた時に何がどうなっているかが分かりますから。
それからカスタマー・サービスは誰にも負けていませんね。audio-technicaは実際に電話とメールに返事をしてくれます。そうではないメーカーは大勢いますよ。マイクロホンの信頼性は素晴らしいですね。過去5年以上の間にたった1本のマイクロホンしか修理に出していません。おかしなことに、仕事の時はずっと酷使され続けているのに今まででたった1本のマイクロホンしか壊れなかったんです。誰かに落っことされたみたいで、AT4050のカプセルが緩んでしまったみたいです。

— それは究極のスタジオ・マイクですから。

JK: それからAT4060を一年半以上使っていますが、問題が起こったことは全く一度もありません。しかも真空管マイクですよ!

— あなたはこれまでに数多くの大きなライブを手掛けてこられましたが、この仕事を始めようとしている人たちへのアドバイスは何かありますか?

JK:  一生懸命働くこと。現場には朝に行く。自分が思っているとおりに物事がセットアップされていると思って現場に来ないこと。朝現場に行くならば十分なイニシアチブを示すこと。例えば、ローディーと話をしてPAシステムが正しい位置にセットされていることを確認すれば後になってから動かさずに済みます。自分のコンソールを自分でセットアップし、自分でライン・チェックを行い、自分でPAの調整を行なう。基本的には自分の仕事をするときは他人に頼らないこと、などです。

— 自分のことは自分でやる、ということですね。

JK: 現場に午後3時にやってくる人間が大勢いますが、どういうつもりなのでしょうね。私にはそんなことはできません。だから一生懸命働くというのが私の一番大事なことなのです。質問することを遠慮しないこと。できるだけたくさんのライブに行って、何が好きで、何が好きでないかを見つけ出すこと。それから自分を一種類の音楽だけに分類しないこと。もしそうなってしまったら、この業界ではそんなに長続きしないでしょう。そのジャンルでやっている半分くらいの人間はそれでいいのでしょうけど、あとの半分はいろんなジャンルの間を行ったり来たりすることになります。

— Sum 41のミキシングでのユニークなチャレンジはありますか?

JK: Sum 41でのミキシングは忙しくて音量がでかいので、できるだけ音同志を明確にするようにしています。彼らはステージの上で走り回ったり飛び跳ねたりするので、メンバーが4人だけとはいえミキシングはかなり忙しくなります。これが恐らく一番のチャレンジですね。デリックは素晴らしいシンガーで、イン・イヤー・モニター病にはかかっていないのです。彼は歌うときにはちゃんと声を出してくれるのでとても助かります。彼らは皆とてもよいミュージシャンです。

— イン・イヤー・モニター病とはなんですか?

JK: 誰でもイン・イヤー・モニターをして歌うときにかなりソフトに歌ってしまう傾向があるのです。昔はモニター・スピーカーがあって、特定の場所に来るとハウリングしてしまっていたので、自分の声を聞こうとするならばちゃんと歌わなければなりませんでした。横隔膜から歌わないとだめなのです。本当に声を出さないとだめなのです。イン・イヤー・モニターがあるとただただ音量を上げ続けることができますから。そうなるとただただ怠惰になり続けて、気が付くと歌ではなくささやきになっています。ハウス・エンジニア、モニター・エンジニア、アーチストは実際お互いに話し合いをする必要があります。ソフトに歌うときは、横隔膜からは歌っていません。歌がソフトになればなるほど、喉から歌っているのです。声のトーンがソフトになると音程も悪くなる、ということを見つけました。これは私が見つけたことで、他の人は議論することでしょう。

— あなたがその仕事振りを特にすごいと思うエンジニアは誰かいますか?

JK: たくさんいますし、いつでも新しいエンジニアを探しています。Collin Ellisはとてもいいと思います。彼は現在John Butler Trioというバンドと仕事をしているオーストラリア人です。

— 彼のミックスのどういったところが良いのでしょう?

JK: どういうことか、彼の手掛けるライブの最初の4小節を聴いただけで、そのライブの最後までそのままリラックスさせてくれるやり方をしているんです。一方で私がその最初の4小節の状態まで持っていくのに1時間と10分かかってしまいます。

— どうすればよいミックスになるのでしょうか?

JK: それは音楽のジャンルによって変わります。違うものです。Sum 41をNS10のようなモニター・スピーカーで鳴らすようにはミックスはできません。なぜならそれは彼らが表現したいと考えているライブとしてはうまくいかないからです。もう少しごつごつした感じが必要かも知れません。一方でポップ・ミュージックのようなライブだとNS10のような、タイトなベース、透き通った高音、そして全てが分離された音がします。それは手掛ける音楽の種類によって変わってきます。
オーストラリア出身のRogue Tradersというバンドもミックスしていますが、このバンドはダンス/ポップよりのロック・バンドなので、Sum 41とは全く違うミックスをしなければなりません。

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SUM41:AEW-T6100
 
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