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Live Report top 2007.8.11 sat 2007.8.12 sun
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— お教えいただけるマイクロホンのセッティングについてのヒントは何かありますか?

MK: 私にとっては、マイクロホンの選択とそれをセットする場所だけですね。マイクロホンをセットする場所はとても重要なものです。正しいマイクロホンを正しい場所にセットできれば、何もしなくてもいいのです。ただボリュームを上げて、音を大きくすればいいだけなのです。セッティングの場所とマイクロホンの選択について実験することは、自分が探している音を見つけるためにとても大事なことです。

— audio-technicaのマイクロホンが正しいマイクである、というお考えであることを嬉しく思います。

MK:  あなたたちは素晴らしい製品を作っていますよ!とても頑丈です。音も素晴らしい。見かけも良いと思います。

— 経験の浅いエンジニアたちがやってしまう間違いについてお気づきのことは何かありますか?

MK: 彼らは基本的なことを見逃しています。彼らが理解していない利得の構造についての基本です。それとマイクロホンの位置についての基本です。これは本当に単純なプロセスだけで飛躍的に音を良くすることが可能です。時にはクリエイティブにならなければなりませんし、仕事をしているアーチストにもよりますが、特定の音を出す必要があるのです。一度そういった基本的な要素である適切なPA、EQ、マイク位置、利得構造などを体得すれば間違いようがありません。私にとってはそれほど簡単なことです。時によってはインプットが120ある場合もありますが、私たちがやっていることのほとんどは先ほどのことだけです。

— 今回のライブはインプットが120もあるのですか?

MK:  ライブによってはそうです。ラスベガスでは100以上インプットがあります。ツアーでもだいたいそれくらいです。

 
BLUE MAN GROUP
— ブルーマングループでの経験で印象深い思い出は何かありますか?

MK: いろいろとありますね!女王陛下のためにショーをやりましたが素晴らしかったですね。グラミー賞も楽しかったです。私のブルーマンとの経験で一番好きなものは2003年に行ったコンプレックス・ツアー (Complex Tour) です。とても壮観なものでした。あれはライティング、ビデオ、音響、全てのプロダクションにおいて限度を超えていました。
ツアーは常に変化しています。これは私たちにとって進行中のクリエイティブなプロセスで、とてもエキサイティングでやりがいのあるものです。
このショーは演劇的な背景を持っていて、その要素をロックや産業的なアリーナ・ショーに取り込んでいます。それらの演劇的な要素にロック的なものをおまけ程度に織り交ぜているので、いつも何か忘れられないものが残ります。

 

— 演劇の要素が強いですね。ロックのパロディーみたいな感じでもありますが、ロックの要素もありますね。

MK:  そうです。皮肉も混じっています。

— 今でもトランペットは演奏されますか?

MK:  時々ですね。最近はとても忙しいので、腕が鈍らないように維持するのが難しいですが、やろうとは思っています。

— あなたはツアーへ出られることが多いのですか?

MK:  そうです。今ではほぼ絶え間なくツアーに出ていますが、一つの会場でずっとやっていた時期もあります。ラスベガスに断続的に3年間いて、ボストンにも1年半いました。両方ともヘッド・サウンド・ガイとしてやっていました。いろいろなことが起こっているので1カ所に落ち着くことは難しいのです。

— ヘッド・サウンド・ガイとは何ですか?

MK: 音響のヘッド、私がいたところではそういう風に言っていたと思います。それから私は会社の准音響監督(Associated Sound Supervisor)になり、それを1年ほどやっていました。そして今の私は音響制作監督 (Production Sound Supervisor)、あるいはオーディオ専任大臣(Minister of Audio Intent)です。呼び方はどちらでも構いません。

— その言葉は今作られたのですか?

MK:  今の地位をオファーされたときに、肩書きを考えようとしていました。音楽監督のトッド・パールミュッター (Todd Perlmutter) という人物が「ミニスター・オブ・オーディオ・インテント」はどうだ、と言いました。そのときにちょうどドイツのテント張りのオーバーハウゼンの会場、巨大な劇場に常設のテントの屋根が張ってある会場でのショーが始まる時だったので、これは駄洒落のようなものです。それが理由か、または実際はやらなかったのですが、私がその会場でのショーをやりたかったような口ぶりだったからでしょう。

 
— その頃はフロント・オブ・ハウスとしての仕事が多かったのですね。

MK:  そうです。ショーの監督をやりながら、ライブやテレビなどのミックスなんかもやっていました。音響美術のメンテナンスが本当の仕事です。ショーが回数を重ねるごとに変化していくので、演奏者は自然な方向へ進んでいくのですが、私たちはその状況をチェックしてその方向が正しいかどうかを確かめる必要があります。
最近では多くのアップグレードを行なっています。長く続いているショーなどでは古い機材を使用していて、それらを新しいものに入れ替えている最中です。そのうち全ての都市の公演でAT4051とATM25を使用することになります。

— それはどの都市なのでしょうか?

MK:  ニューヨーク、ボストン、シカゴ、ラスベガス、オーランド、ベルリン、アムステルダム、オーバーハウゼン、オーランド、そしてもうすぐ東京でも公演します。

 

あなたは今ニューヨークを拠点にされているのですか?

MK: そうです。親会社のブルーマン・プロダクションもニューヨークが拠点で、全てがそこから始まりました。

初代のブルーマンたちはまだそこにいるのですか? ?

MK:  ええ、彼らは今でもその会社を経営していて、色々な分野で活躍しています。

今でも舞台に立っているのですか?

MK: 今ではほとんどやっていません。彼らはたくさんのプロジェクトを抱えていて、幼稚園を開校したり、映画音楽を手掛けたり、子供用の本を書いたりしています。彼らは色々な道へ進んでいます。今は世界の各会場で行っているショーをひとつの企業体にしようとしています。彼らはとても多忙なのです。

いろいろとおやりになっていますね。

MK: それぞれがうまく一体になっていると思います。

サマーソニックではどのエンジニアも公平な立場なので、エンジニアの技量に対する証明のようなものだと思います。皆同じコンソール、同じエフェクター・ラック、同じスピーカー、全て同じものです。それでもバンドによって音が劇的に違います。あなたは何か持ち込まれたものはありますか?

MK:  いいえ、何も持って来ていません。

やはりそうですよね。

MK: 実を言うと、ATM25とAT4051だけは持ってきました。

あの技量の違いは驚きです。

MK: おかしなもので、各人がそれぞれ自分のアプローチを持っています。私はなるべくシンプルにしたいので、利得構造、マイク位置とPAのチェックのみです。

みんなそう言いますが、私はそうは思いません。もしそれがそんなに簡単なことならば、誰もがいい音にできるのではないでしょうか。

MK:  もし基本を持っていて、そこから始めるのであれば、その他のことはうまくいきます。しかし、その基本を持っていなければコンプレッサーやイコライザーを使おうが何をしても具体的にまとまらないでしょう。

ですが、その違いというのは芸術性があるかないかということだと思います。独特の楽器でありながら、あなたのやり方には全てのものに立体感があります。同じ場所で他のバンドを見ましたが、とても薄っぺらに感じました。本当の手腕、芸術性、技術が一体になる場面だと思います。ご立派でした。

MK:  ありがとうございます!ステージを終えた後にいいことを言われるのは励みになります。

 
あの特大ドラムはトリガーされているのですか、それともあなたがマイキングされたのですか?

MK:  あれは生音です。ATM25をフロントに立ててあります。最初はスタッフがPRO25axかATM250を後ろにセットしようとしていたと思います。私はATM25の音が好きなので、確かめる必要がありました。そんな感じには見えなかったと思いますが。

あの音はマイクロホンで拾ったにしてはとてもクリーンでした。

MK:  あの音は少しイコライザーをかけていたかも知れません。あときちんと設定したゲートもかけています。

これは私たちにとって究極に嬉しいことです。あなたがセットしたマイクロホンが勝ち残り、ベストなマイクロホンが残ったということは、あなたがどのメーカーが好きかということには全く無関係にとても名誉なことだと思います。そのことに感謝します。ありがとうございます。

MK:  いつもaudio-technicaの誰とでもいい仕事をさせてもらっています。そしてaudio-technicaには素晴らしい音の製品があります。ありがとうございます!

ありがとうございました。

(訳:国際営業部 木村英樹)

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