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Live Report top 2007.8.11 sat 2007.8.12 sun
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— audio-technica製品を使い始めたきっかけは何ですか?


Fabrizio Del Monte〔以下、FD〕: 
広告を見たのです。かれこれ10年以上前ですが、AT4050が非常にビッグなマイクロホンでした。ロバート・スコヴィル (Robert Scovill) が使っていて、ブラッド・マディクス (Brad Madix)、ビッグ・ミック・ヒューズ (Big Mick Hughes) らも使っていて、どんどんまわりに浸透していきました。それで私も使ってみなければ、という感じでした。当時はキャリアを積み重ねていた時期で、いつも何か新しいものを試そうとしていました。バンクーバーの楽器店に行って現物を見て驚きました。そしてaudio-technicaに直接電話をしてマイクロホンを2本購入し、それがきっかけで他のマイクロホンも次々と購入しました。そのときはエコノライン・クラッシュ (Econoline Crush) というバンドをやっていて、そのバンドはキッス (Kiss) の前座やその他の多くのライブをやっていました。audio-technicaの人たちもライブを見に来ていたりして、そこからいろいろなことが始まっていきます。私はずっと筋金入りのaudio-technicaユーザーです。
Robert Scovill - Tom Petty and the Heartbreakers, Prince, Def Leppard, Rush, Matchbox 20 などのFOH
Brad Madix - Marilyn Manson, Mr. Big, Queensryche, Def Lepard, Rush, Psychedelic Furs などのFOH
Big Mick Hughes - Metallica, Slipknot, Steve Vai, Def Leppard などのFOH
AE2500
AE2500
AE5100
— 現在お使いのaudio-technicaマイクロホンは何でしょうか?

FD:  キック・ドラムにAE2500、ギターにはATM250、スネアのトップにATM650、ボトムとタムにはAE3000、サイドアドレス型でコンデンサー ATM450をハイハット、ライドに、AT2020をオーバーヘッドで使っています。ボーカルにはAE6100、今まで使った中でも最高のボーカル・マイクを使っています。このマイクロホンは透明度が高くて素晴らしいです。ほとんどイコライザーをかけずにフラットで使えます。たまにエフェクトをかけたりする程度です。ギターのAE2500とATM250については、一度キャビネットでの正しい設置場所さえ見つけられれば、あとはギターの音量を上げるだけです。最初にAE2500が発売されたときに、私はそれをキック・ドラムに使っていましたし、他の皆もそうやって使っていましたが、ギターで使うといいんじゃないかと思ったのです。その1週間後にローリー・クィグリー (Laurie Quigley) がそうやって使っているのを聴いてノックアウトされてしまいました。

— 特にお気に入りのaudio-technicaマイクロホンはありますか?

FD: 難しい質問ですね。AE2500と言わなきゃいけないのでしょうが、条件を付けないといけません。もし私に一番好きなマイクロホンについて聴くならば、そしてもし私が無人島に行かなければならないならば、AE2500ですね。しかしAE2500はボーカルなどに使うには少し難しいマイクロホンです。もう一本と言われればAE3000かAT4050です。AE3000は素晴らしいです。もし誰かがAE3000の一杯詰まった箱をくれて「今日の仕事は全部これでやるんだ」と言ったとしても、私は「問題ないね」と言うことでしょう。私はこのマイクロホンを使って完璧に仕事をこなすことができるでしょう。
audio-technica製品のラインアップについてはこれ以上の褒め言葉が見つからないくらいです。もうひとつ面白いことがあります。2年程前に送ってもらったマイクロホンで、AT815STというステレオ・ショットガン・マイクについてです。今このマイクロホンをオーディエンス用につかっているんですが、とても素晴らしいマイクロホンです。一緒にツアーしている他のバンドにも教えています。彼らはオーディエンス用にさまざまなマイクロホンを使っていますが、このマイクロホンを使うように勧めると「もう今までのデタラメなマイクロホンなんか使えない!」という具合になります。とにかく素晴らしいです。
会場全体の音を拾うためにワイド・パターンに設定しています。このマイクロホンを使えば耳の中に会場のざわめきがこれ以上ないというくらい拡がって聴こえます。
他のお気に入りのマイクロホンは新しいAT2010です。ヒンダーのバックグランド用に使っています。ライナム (Lynam) というバンドのリードシンガーにも渡してあります。

— いいバンドですね。

FD: 彼らはとてもいい連中です。世界中で一番ナイスな若者たちで、素晴らしいバンドでもあるので、ぜひとも成功して欲しいと思っています。
AT2010を始めて試してみたときに、ハウリングにとても強いということに圧倒されました。それ以上に音がとても良いのです! そしたらゲイリー (Gary Boss、audio-technica U.S.のマーケティング・ディレクター) が「これは99ドルで販売するんだ」と言っていたので私はそれを本当だとは思っていませんでしたが、本当にそうだったんです! この音質を考えれば、これは驚くべきマイクロホンです。バランスも素晴らしい。本当に最高のマイクロホンです。
ヘッドホンについては、iTunesのためのライブ録音をラスベガスで行っていたときに、エド・チャーニー (Ed Cherney) がこの録音全体の責任者として来ていました。最初にライブのインプット・リストをエドに見せたときに彼は「audio-technicaのエンドーサーかい?」と聴いてきたので「私とバンドがそうです」と答えました。その次に彼が言ったことは「新しいモニター・ヘッドホン ATH-M50はもう持っているかい?」私は「ゲイリーが送ってくれました」と答え、更に彼は「すごいと思わないかい?」と言い、私は「そうですね」と答えました。エドの反応は「これでレコードのミックスが全くやりやすくなったね」というものでした。全く見事な音質です。
Ed Cherney - Eric Clapton, Bonnie Raitt, Jackson Browne, The Rolling Stones, Bob Dylanなどの録音エンジニア
本当におかしかったのは、私たちがステージのマイクロホンなどのことで話をするたびに、誰かが違うメーカーのマイクロホンを持って来るのですが、そのたびに私は「そうだね、でもそれはaudio-technicaのラインアップにあるから」と言っていたことです。「それじゃ、今から魔法瓶を手配するので、audio-technicaで作っているかどうか教えてくれないかい。」と誰かに言われました。


— いろいろとご苦労があったのですね。マイクロホンは大丈夫でしたか?

FD:  大丈夫したが、マイクロホンによっては受けなければならない試練があります。ドラマーたちはご存知のとおりで、最高の演奏ができてもやっぱり何かを叩いてしまいます。マイクロホンは完璧に持ちこたえてくれましたが。マイクロホンの調子が悪くなるのであれば、他の機材が先に壊れるでしょう。しかしaudio-technica製品が持っている一貫性はいつもながらとても高いものでした。それから大量のワイヤレスもステージで使っていて、役割を見事に果たしてくれました。

— ワイヤレスは何をお使いですか?

FD: 4000シリーズと5000シリーズです。ボーカルはAEW-T6100、ギターにはAEW-T1000を使っています

— ヒンダーをミックスする上での最大のチャレンジとは何ですか?

FD: 一貫性が一番大事なことだと思います。常に同じ一貫性のあるミックスにするように心掛けています。アルバムに録音されたものがライブに対する一番重要な音で、私は常にその要素を追い続けていて、ライブでその音が出るように心掛けています。
全てはマイクロホンの向こう側から始まっています。いつも人から「ああいった音にするには何をどうしているのか?」と聴かれます。私は多くの若者たちに「20ドルのギター・アンプの前に8,000ドルのマイクロホンを使うことだってできる。ただ、20ドルのギター・アンプの音が8,000ドルのマイクロホンに拾われているだけだ。」と答えています。全てがマイクロホンの向こう側から始まっているのです。その場所でいい音であるならば、あとはその役割に対して正しいマイクロホンを見つけて、正しい場所にセットすれば、90パーセントの仕事は終わりです。
後は単に音のパレットで皆が聴きたいと思っている絵をどう描くかという問題です。結局基本的には、皆が本当に聴きたいものはボーカルなのです。その他の音も聴きたいのでしょうが、誰一人としてハイハットや他のものを口ずさんだりしません。ボーカルが一番大きなウェイトを占めているものです。
ある日、ツアー中に友人の一人が「自分が歌詞を知っているからと言って、必ずしも自分の後ろにいる人間がそれを理解しているわけではない」と言ったのです。ですからボーカル用の正しいマイクロホンを見つけるということは私にとって本当に大きなことなのです。ボーカルの翻訳を手助けすることのできるマイクロホンを見つけることが一番大変なことのひとつです。
— ボーカルを目立たせるのは本当のチャレンジに違いありませんね。

FD: ある部分ではそうですが、別の部分では楽器に使うマイクロホンを選んでやれば可能性が拡がり、ボーカルが他の楽器に食われることなく音を出すことが可能です。ギターやその他の楽器の音を少々クリエイティブにパンすることなども非常に有効です。

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