audio-technica
HOME イベント・ニュース 業務用音響機器
Enent/News イベントレポート Back
| Top | Springroove 09 | PUNKSPRING 09 |
top Springroove PUNKSPRING
 4月5日、「PUNKSPRING 09」東京会場、晴天! 絶好の桜日和。だが、11:00の開場を待ちきれないTシャツ姿のパンク・ファンの熱気はすでに真夏だ。前日の「Springroove」の時とは異なり、この日はGREEN STAGE含め3ステージで全24組のバンド・アクトがぎっちりブッキングされている。しかもSUM41はじめ新旧パンクの粋を集めたタイムテーブルに加え、活動休止中のELLEGARDENのキーパーソン・細美武士の新バンドの実質的な初ステージも予定されている。オーディエンスの熱気も自然と上がってこようというものだ。12:00のオープニング・アクトの正統派ポップ・パンク=knotlampとハードコア突然変異体=SIMの演奏が、熱い1日への期待感に拍車をかける。
 そして……その期待に違わぬプレイでヘッドライナーとしての堂々のアクトを見せつけたSUM41!21時スタートという遅い時間まで待ち続けた超満員のオーディエンスを真っ向から受け止めるような、スケールの大きなパンク・ロック・サウンド! 最新アルバム『Underclass Hero』を携えた昨年4月の来日でも、どちらかと言えば「新作披露」というよりは「日本のファンを全身全霊を傾けて楽しませる」というところに主眼を置いたベスト・セットを組んできたSUM41だが、今回はそれをさらに押し進めたような怒濤のセット・リストで攻めまくる。“Over My Head(Better Off Dead)”のような鉄壁のアンセムだけでなく、“We're All To Blame”のようなダークな楽曲まですべてアッパーなものとして響かせるだけのエネルギーを、今のSUM41は持っている。そして、ヴォーカルマイク AEW-T6100 はじめaudio-technicaのマイクが、彼らのサウンドのダイナミクスを余すところなく幕張メッセの隅々まで伝えきっている。拳を突き上げ、声を限りに合唱するオーディエンス! 世界を揺さぶるパンク・バンドの本領が100%発揮された時間だった。
 今回のPUNKSPRINGに「極東のパンク・イベント」を超えた世界レベルの説得力を与えているのは、THE DAMNEDやNOFX、BAD RELIGION、MARKY RAMONEといったレジェンドたちの参加によるところが大きい。Vo・デイヴが来日キャンセルになった穴を、ギターのキャプテン・センシブルがヴォーカルを兼ねることで埋めてみせたTHE DAMNEDは、“Neat Neat Neat”や“New Rose”など70年代UKを震撼させたパンク・クラシックで21世紀のリスナーを魅了していた。2年前にはPUNKSPRINGの大トリを務めたNOFXは、「元祖メロコア」あるいは「ドスの利いたポップ・パンク」とでも言うべきサウンドを連射する一方で、ファット・マイクはじめメンバーは終始グダグダなMCを展開し、アンコールを求めるファンを尻目に寸劇チックなミュージカルまで披露、というやりたい放題ぶりで満場のキッズを翻弄してみせた。パンク名門レーベル=EPITAPH主宰:ブレット・ガーウィッツを擁するBAD RELIGIONは、“21 Century(Digital Boy)”から“American Jesus”まで骨太なハードコア/パンク・サウンドでフロアを圧倒。そして、RAMONES唯一の生き残り・MARKY RAMONE率いるMARKY RAMONES BLITZKRIEGは、“Do You Remember Rock 'N' Roll Radio?”など往年のRAMONESの名曲を連発、真っ昼間の幕張メッセを70年代NYの真夜中のクラブのような熱気で満たしてみせた。
 一方で、新たな可能性を秘めた新鋭の健闘も光っていた。特に、「ロードランナー・レコードの新人」から「次世代の期待の星」へと成長を遂げたMADINA LAKEのアクトは、MY CHEMICAL ROMANCEやFALL OUT BOYの後の時代を担うに相応しいスケールを感じさせるものだったし、NY発:エレクトロ/ゴス/メタル/ハードコアなどの異種交配バンド=MINDLESS SELF INDULGENCEは「バカヤロー!」の雄叫びとともに不穏で背徳的なロックを高らかに鳴らしてみせた。さらに、キレのいいスカ・パンク・ソング&軽妙な日本語MCでフロアを沸かせていたLESS THAN JAKE(彼らからはaudio-technicaのマイク AEW-T6100 使用のリクエストがあったことを付け加えておきたい)、シリアスでハード・エッジなパンク・サウンドを聴かせたRISE AGAINSTといった90年代組や、「ウィ・ラブ・パンク・ロック!」「サケベー!」の絶叫から投げキッスまで惜しみなくオーディエンスに振り撒いていたスウェーデンからのガレージ/ロックンロールの使者=THE HIVESといったバンドまで、まさにパンク・ロック百花繚乱状態だった。
 邦楽勢も負けてはいない。8ビート・パンクの化身=ザ・クロマニヨンズは「ロックンロールはミサイルの何百倍も威力があります! 日本どころか地球を吹っ飛ばす力があります!」という甲本ヒロトのMCや“エイトビート”などのストレートな楽曲がオーディエンスのハートを直に震わせていたし、今や日本の次世代ロックを背負う存在にまで成長した9mm Parabellum Bulletはハードコアもパンクもメタルも消化しきったような自由でダイナミックな楽曲を連射していた。
 そして……このライヴの時点ではバンド名すら明らかになっていなかった、細美武士率いる新バンド=the HIATUS! masasucks(G)/ウエノコウジ(B)/柏倉隆史(Dr)/堀江博久(Key)といった歴戦の猛者が集ったこのバンドのサウンドは、パンクやエモといった枠を遥かに飛び越え、ロックの新しい可能性とロックの王道に同時に手を伸ばそうとするような、革新的でありながら堂々たる存在感を持ったものだった。ハイパーでヘヴィなギター・サウンドとピアノをアレンジの軸に据え、疾走ナンバーからバラードまで自在に繰り出すその佇まいに、当初は戸惑い気味だった観客も、最後にはステージの5人に向けて力強い絶賛の声を送っていた。
 GREEN STAGEも終日大盛況! RUFIO/OVER IT/DON'T LOOK DOWNといったカリフォルニア3バンドのメンバーが集結した新バンド=RUNNER RUNNER、ツイン・ヴォーカル&ツイン・ギターのUKへヴィ・ロック6人衆=THE BLACKOUT、カナダからはスクリーモの精鋭=MISERY SIGNALS&速射砲ポップ・パンク=THE FLATLINERS、UKハードコア&メタル突然変異体=ENTER SHIKARI……とバラエティ豊かなラインナップが実現。GOOD 4 NOTHING/ザ50回転ズ/REDEMPTION 97/ORESKABANDといった邦楽バンドの熱いパフォーマンスも、会場の温度を確実に上昇させていた。まさに死角なし! どこを切ってもパンクの衝動があふれ出す、パーフェクトな1日だった。
 こうして、4年目のSpringroove/PUNKSPRINGも大成功のうちに終了! R&B/パンクといったジャンル別フェスがその個性を発揮しながら、オーディエンスの「もっと楽しみたい!」という欲求により密接に寄り添っていることがわかる、充実の2日間でした。そして、audio-technicaは今後もスポンサードという形を通して、日本のフェス文化と音楽文化のさらなる発展をバックアップしていきたいと考えています。
| Top | Springroove 09 | PUNKSPRING 09 |
←前のページ ページのTopへ↑
HOME イベント・ニュース 業務用音響機器