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映画『余命1ヶ月の花嫁』主題歌“明日がくるなら JUJU with JAY'ED”でも、「泣けるラブソングのカリスマ」という称号を不動のものとし、類稀なるヴォーカリストとしての才能を発揮しているシンガー、JUJU。2007年に“奇跡を望むなら...”がUSEN総合チャート年間1位を記録した頃から音楽ファンを中心に大きな注目を集め始め、今や音楽マーケットのど真ん中で鳴り響く彼女の歌。しかし、ジャズ・シンガーを志して18歳で渡米、以降NYを基点に活動を展開……という独自のキャリアを歩む中で、R&B/ソウル/ヒップホップなど多彩な音楽を吸収してきたその音楽は、いわゆるJ-POPの枠には決して括りきれないクールさを持っている。

4月4日に幕張メッセで行なわれたR&Bフェスティバル「Springroove 09」でも、audio-technicaワイヤレスマイク AEW-T3300 にスワロフスキーのクリスタルでデコレーションを施したブラック・クリスタル・ヴァージョンを手に、その麗しの歌声を披露していたJUJU。ますます広がる彼女のシンガーとして/アーティストとしての表現力を、東名阪ツアー『JUJU Live 2009 〜What's Love?〜』のセミ・ファイナル=東京国際フォーラム公演を通してここにレポートしていきたい。


どこまでも艶やかに溢れ出す歌声


当初は東名阪1公演ずつの予定が、大阪・東京でそれぞれ追加公演が開催されて全5公演となった『What's Love?』ツアー。約1500人規模の国際フォーラム ホールCの公演がソールド・アウト&追加公演決定、というのも、今のJUJUへのシーンの温度の高さを如実に物語っている。小雨の降る中、18時の開演に合わせて、女性客を中心とした多数のファンが会場に詰めかけてくる。そして……。
白で統一された、シンプルな装飾のステージ・セットに、ドラム/ベース/ギター/キーボード/ピアノ/女性コーラス2人という大編成のバンド・メンバーが、全員白のコスチュームを身にまとって登場。やがて、やはり白のキャップ+ミニワンピというスタイルで登場したJUJU。1曲目は、最新アルバムのタイトル曲“What’s Love?”。ピアノの伴奏を軸にした切ないバラードであるこの曲に、JUJUの超ハイトーン・ヴォイスが驚くほどの飛翔力を与えていく。彼女の歌う姿は、歌を「絞り出す」とか「吐き出す」というものではなく、歌がとめどなく溢れ出してくるような、マジカルな空気を感じさせるものだ。続いては、フジテレビ系『めざにゅ〜』テーマソングにも起用されたロック・ナンバー“I can be free”。audio-technicaのワイヤレスマイクAEW-T3300 は、その華奢な身体から繰り出される力強い言葉とメロディーを、激しくドライヴするギター・サウンドに埋もれさせることなく国際フォーラムの広い空間の隅々まで届けていく。さらに、同じく最新アルバムから、エレピ・サウンドをフィーチャーしたミステリアスな楽曲“U Got Me”。ヒップホップっぽいクールかつアグレッシヴなヴォーカリゼーションも、彼女のシンガーとしてのキャパシティの大きさを実証している。


「今日は雨の降る中、『What's Love?』ツアーにお越しいただいてありがとうございます」と最初のMCで少し緊張しているかのような面持ちのJUJU。歌のクールな佇まいとは裏腹に、MCでは終始うつむき加減で申し訳なさそうに話すのが面白い。客席から「JUJUかわいい!」と声がかかれば「そうでもないよ!」と即答。「JUJU大好き!」と言われれば「大好きとか言われると……照れるじゃないですか」。およそ大舞台に立つシンガーらしからぬシャイな姿はしかし、客席の女性ファンのさらなる共感へとつながっているようだ。
「大人になってきて、愛について考える時間が多くなってきて……いろんなタイプの愛の歌ができました」と、アルバム『What's Love?』について語ったところで、東京公演だけの特別編成のストリングス・セクションが登場。そのまま“sakura”“Missin' U”“My Life”と新作の曲を立て続けに披露していく。ピアノの響きと絡み合う哀しげな旋律も、パワフルなバンド・サウンド越しのウィスパー・ヴォイスも、ワイヤレスマイクAEW-T3300 は逃すことなくキャッチし、オーディエンス1人1人の心をダイレクトに揺さぶっていく。

ヴォーカルマイクAEW-T3300

 

JUJUの「原点」と「その先」が交差した瞬間


中盤の“空”のアウトロで舞台袖に姿を消したJUJUは、ほどなく黒のヘッドドレス&赤のカクテルドレス風コスチュームという出で立ちで再登場。そして歌うのは、ヒット曲“素直になれたら”。狂おしく胸に迫るファルセット。感情の揺らぎ・軋みを限りなくメロディアスに昇華した歌……彼女の確かな才能が、哀しいほどに色鮮やかな音楽として定着された名曲だ。「“素直になれたら”は、JUJU実況中継みたいな曲なんですけど……次に歌う曲は、いちばん幸せな気持ちを歌った曲です」という彼女自身の紹介に導かれて始まったのは、一転してスウィート&ポップの極致の“世界が終わる前に”。小悪魔的に囁きかけるような彼女の声が、非日常としてのライヴ空間をよりヴィヴィッドに感じさせてくれる。
“どんなに遠くても”“君がいるから -My Best Friends-”と流麗なバラード曲をじっくり聴かせたところで、「楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので……残すところ、あと2曲となりました」とJUJU。「えー!」「やだ!」と次々に湧き上がる声に、「……いやですか」といちいち真面目に反応してしまうあたりも微笑ましい。そして、「いま、いちばん大切な人を想いながら聴いてください」と言って高らかに歌い上げたのは、珠玉の名曲“やさしさで溢れるように”。「あなたを包むすべてが やさしさで溢れるように」……ストリングスの壮麗な響きを身体に受けて空高く舞い上がるように、JUJUの艶やかなヴォーカルは圧倒的なスケールをもって、どこまでも広がっていく。そんな感動を会場の全員で謳歌するように、最後を飾るハッピーなソウル・ナンバー“LOVE TOGETHER”が響き渡る。弾むようにキュートでポップなアンサンブルに、オーディエンスは総立ち&手拍子で応え……本編が終了。くるっと回って、うやうやしく客席に一礼してから、JUJUはステージを後にした。
熱烈なアンコールの声援を受けて、今度は黒ずくめのコスチュームで再びステージに登場したJUJU。ここでスペシャル・ゲスト=JAY'EDが登場! 演奏するのはもちろん“明日がくるなら”。JAY'EDのふくよかな男声ヴォーカルと絡み合って最高のハーモニーを聴かせる、JUJUのヴェルヴェット・ヴォイス。アルバムの直後にリリースされたシングル曲でもあるこのナンバーが、『What's Love?』のさらに「その先」の成長を予感させた瞬間だった。
そして……ピアノ1人を残してバンド・メンバーが退場したところで、「私はこの曲に育てられたし、こんな大きなところで歌えるきっかけになった曲です」と、正真正銘ラスト・ナンバー“奇跡を望むなら...”について語り始めたJUJU。日本でのメジャー・デビュー以降、なかなかシーンに受け入れられなかった彼女が「これがダメだったら終わりにしよう」と決めて世に放った、言わば覚悟の楽曲だ。「こうやってみんなの前で歌えるライヴっていう場所は、『私は1人じゃない』と気づかせてくれる場所です。『上手くできるかな?』『怖いな』って思いながら、私はライヴが好きなので」…… AEW-T3300 をしっかりと握りしめ、ピアノの調べに乗せて「シアワセには ふさわしい 笑顔があるはず」と真摯に歌う彼女の声には、それこそ聖歌にも通じるような強さと優しさが宿っていた。
アンコールまで含めて全16曲。演奏時間的には2時間弱と決して長いアクトではなかったが、今後日本の音楽シーンをリードするに違いない優れたアーティストの「原点」と「今」、そして「これから」を目の当たりにした、充実の一夜だった。



 
 

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