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今や韓国/日本のみならずアジアを代表するポップ・アイコンの1人に成長したBoA。これまで以上にハイパーなダンス・ナンバーをフィーチャーした全編英語詞のアルバム『BoA』で全米デビューを飾った2009年は、彼女にとっても新たな旅立ちの年でもあった。そんな1年を締め括ったのが、12月4日・5日=東京国際フォーラム ホールA/12月8日=グランキューブ大阪で計3日間にわたって行なわれたコンサート『BoA THE LIVE 2009 "X'mas"』だった。
通常の新作リリース・ツアーなどとは異なり、その時々のコンセプトに基づいた企画性の強いライブが展開される『BoA THE LIVE』。2006年の『BoA THE LIVE -裏ボア…聴かせ系-』はダンス・アクション一切なし、文字通り彼女の歌のみというライブハウス・ツアーだったし、2007年の『BoA THE LIVE "X'mas"』は山下達郎“クリスマス・イブ”やマライア・キャリー“All I want for christmas is you”のカバーをはじめクリスマスにちなんだ選曲をBoA流に聴かせていく、というものだった。今回の『BoA THE LIVE 2009 "X'mas"』も、まさにその『BoA THE LIVE "X'mas"』のコンセプトを踏襲する形で行われたのだが、今年のステージには「アジアの歌姫」であり「ダンス・クイーン」でもあるBoAの真価が、これ以上ない形で凝縮されていたのである。audio-technicaのワイヤレスマイクが活躍し、大成功のうちに終了したBoA渾身のライブの模様を、12月4日の公演のレポートを通してここにお届けしていきたい。

テーマは「ファンキー・ジャジー・ショウ」


会社帰りと思しき世代からサンタのコスプレをした若いファンまでが5000席を埋め尽くした東京国際フォーラム ホールA。白で統一されたステージ・セットの頭上にはシャンデリヤ風の装飾が施され、クリスマスのムードを醸し出す中、18:37、いよいよBoA登場! ショートヘアにエクステをあしらい、黒のワンピースをまとった彼女はぐっと大人な佇まいだ。その手には、今やすっかりお馴染みとなったaudio-technicaのワイヤレスマイク「AEW-T6100」の特注品:クロム・メッキ・ヴァージョンが握られている。

前回の2007年同様、この日のライブも2部構成。第1部は「Holy Night with BoA」と題し、クリスマス・ソングのメドレーからバラード曲“キミのとなりで”へ流れるしっとりとした幕開け。「ファンキー・ジャジー・ショウをテーマに、みなさんと楽しい時間を過ごせたらいいなと思います」とBoAがMCで語る通り、前半はBoAの楽曲をアダルトなジャズ/ファンク系アレンジを通して再現していこうという趣向のようだ。だから、“Style”のバキバキのダンス・ビートも、アコースティック・サウンドを基調にしたサウンドによって、まったく新しいグルーヴをもって鳴り響いている。

ヴォーカルマイクAEW-T6100

そして何より、ホーン・セクションを擁したフルバンド編成の大音量アンサンブルをものともせず、広大な会場を支配する、BoAの圧巻のヴォーカリゼーション! 小柄な彼女は、決して低音のパンチ力で聴く者を圧倒するタイプのシンガーではないが、中音域のパワーと高音域のファルセットの魅力はまさにアジアの至宝と呼ぶべきものだ。そして、そんな彼女のヴォーカル特性を、audio-technicaのワイヤレスマイク「AEW-T6100」はしっかりと受け止め、5000人のオーディエンス1人1人のもとへとヴィヴィッドに届けていく。特に“キミのとなりで”などで聴かせた、ハスキーなトップ・ノートと流麗なファルセットが絡み合う部分には、思わず全身が震えるような感激を覚える。とはいえ、「今年はアメリカ・デビューもしたじゃないですか。それで新しい環境に慣れるのが大変だったんですけど……」とか「クリスマスに1人でいる私の悲しいコーナーが必ずあるんですけど……今日もみんなに悲しんでもらおうと思って(笑)」と静かにMCで語る姿は、紛れもなく23歳の女の子そのものだ。

12月9日発売のニュー・シングル“まもりたい〜Winter Wishes〜”、そしてBoA本人が作詞作曲を手掛けたカップリング曲“THE END そして…and”をじっくり歌い上げた後は、“メリクリ”のカップリング曲だった“MEGA STEP”をアンプラグド・ヴァージョンで披露。第1部のエンディングを飾ったのは“永遠”。重低音の利いた壮大なアンサンブルをフィーチャーしたメロディアスなこの曲で、BoAのファルセットは高々と天空を飛翔するかのように鮮やかに響き渡っていた。


 

マイケル・ジャクソンから
“メリクリ”まで……感動の第2部


休憩時間を挟んで行なわれた第2部は「Party Night with BoA」。しっとりとした前半の流れとは一転、黒のジャケットに白のドレス・シャツ、黒のシルクハットでキメた出で立ちのBoAがダンサー陣とともにオン・ステージすると、国際フォーラムの熱気は一気に高まる。そして、とにかく踊る踊る! “赤鼻のトナカイ”のダンス・ヴァージョンに始まり、“BUMP BUMP!”のグルーヴィーなリズムも“Midnight Parade”のバキバキのビートも、まさに全身芸術家と言うべき切れ味のダンス・アクションで乗りこなしていく。ヘッドセット・マイクではなく、あのクロム・メッキの愛用マイクと一緒だ。そして……彼女のルーツでもあるマイケル・ジャクソンの代表曲“Billie Jean”のカバー! 「ホウ!」のシャウトやムーンウォークを交えながら、全身全霊を傾けて歌い踊る。惜しくも今年急逝したポップ・スターへの、彼女なりのリスペクトの形だったのだろう。「やっぱり、踊り出すとBoAっぽいよね?」。息を弾ませながら笑うBoAに、オーディエンスから大きな歓声が沸き上がる。


その後は“Some Day One Day”のミドル・テンポのファンクも、“心の手紙”のエスニックmeetsフラメンコのような艶かしいアンサンブルも軽やかに歌い踊りきった彼女。クリスマスの定番曲“Silent Night, Holy Night”のゴージャス&アダルトなジャズ・アンサンブルと響き合い高め合うかのように、パワフルな高音ヴォーカルとファルセットのフェイクが炸裂! 疲れを知らないどころか、1曲ごとにさらに情熱の炎を燃やしていくように、その歌は強さと美しさを増していく。「ここにいるすべての人に、素敵なクリスマスが訪れますように!」というメッセージとともに歌った本編ラスト・ナンバーは、珠玉のラブソング“メリクリ”。「ありがとうございました! メリー・クリスマス!」と明るく叫んで、彼女はステージを後にした。


ほどなく、シンプルなピンクのワンピースに着替えて現れたBoA。“Winter Love”の切なく激しい歌声を聴かせた後で、「なんと私は今、7枚目のアルバムを制作中です!」とMC。「それから、2010年全国ツアー決まりました! 来年は、みなさんに会える機会がたくさんあると思います!」の声に、会場から大きな拍手が湧き起こる。この日の正真正銘のフィナーレ“First Snow”が、5000人の観客と、彼女自身の充実した2009年を祝福するかのように、優しく響き渡っていた。
来年2月からのツアーは全国12公演のホール・ツアー。4月15日のファイナルで彼女は再びここ、東京国際フォーラムのステージに立つ。果たしてアルバムの全貌は? そしてツアーで磨き上げられた彼女の歌はどんな感動を与えてくれるのか? 来るべき2010年に向けての期待がいやが上にも高まる、最高のライブ・アクトだった。



 
 

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