audio-technica
HOME イベント・ニュース 業務用音響機器
Enent/News プレスリリース Back
 



「転んでもいいから 自分の足で歩いていきたい これは私の物語」。4月16日・東京国際フォーラム ホールA。照明の消えたステージ上の巨大ビジョンに映し出されたのは、そんなBoA本人からの真摯なメッセージだった。そして、感極まったような5000人のファンの大歓声の中、白のジャケット上下に銀のタンクトップというクールなスタイルで歌い始めた1曲目は「This Is Who I Am」……昨年は全米デビュー・アルバム『BoA』をリリースし、アジアを代表するシンガー/ダンス・クイーンとしての存在感をアピールした彼女。さらに、今年2月10日に発売されたニュー・アルバム『IDENTITY』で、そして今回のツアーで彼女が証明していたのは、デビューから10年を経た今、そのダンスや歌の1つ1つに至るまですべてを、「これが私自身」という揺るぎない決意表明として統合した、アーティストとしてのスケール感だった。

今年2月10日にリリースされたニュー・アルバム『IDENTITY』を引っ提げて、計9都市・13公演にわたって行われたBoAの全国ツアー『BoA LIVE TOUR 2010〜IDENTITY〜』。これまでのツアーやライブ・イベント同様、audio-technicaがワイヤレス・マイクの技術とノウハウで強力にサポートし、大成功のうちに終了した今回のツアーの内容を、追加公演にして最終公演である東京国際フォーラム公演の模様を通してここにお伝えしておきたい。

新作『IDENTITY』に籠めた
「私自身」という表現


装飾を排した、シンプルなステージ・セットの中、ドラム/ベース/ギター/キーボード/女性コーラス2名という編成のバンドをバックに「This Is Who I Am」を歌い上げ、ハード・エッジなサウンドの「EASY」では6人のダンサーとともに激しいダンス・アクションを決めつつ、エモーショナルなシャウトで5000人のオーディエンスをぐいぐいと巻き込んでいく。アメリカデビューアルバム『BoA』からの「Energetic」の強烈な4つ打ちビートを乗りこなす姿は、マドンナさながらのパフォーマーとしてのタフさを感じさせる。
「今日はみなさんに素敵なパフォーマンスを見せれるように頑張っていきます!」と、息を弾ませながら満場の客席に呼びかけるBoA。その右手に握られているのは、audio-technicaのワイヤレスマイク AEW-T6100 の特注品、彼女の歌声は中音域の圧倒的なパンチ力、そしてファルセットなどで聴かせる高音域の伸びやかで繊細な響きを兼ね備えている。そんな彼女の声の特性を、AEW-T6100 は余すところなくキャッチし、オーディエンス1人1人のもとへその魅力を届けていく。

ヴォーカルマイクAEW-T6100


アダルトなテイストの「make a secret」を歌い終えると、今度はベージュのロングコートに黒のブーツ・スタイルにチェンジ。横ノリ系の「IZM」、そしてヘッドセット・マイクをつけてタイトなダンスを披露した「LAZER」の後は、さらに淡いピンクのカジュアルなドレス姿になってセンチメンタルなポップ・ナンバー「is this love」を歌い、ハードなビートで「有名人BoAのフィクションの恋」を表現する「ネコラブ」ではショッキング・ピンクのコート&サングラス姿に変身、そこからコートを脱いでシックな銀のブラウス姿で「Smile Again」など聴かせ系のスロウ・ナンバー・メドレーを歌い……この日彼女は、パワフルな歌やアグレッシヴなフォーメーション・ダンスに加え、本編中だけで実に4回のコスチューム・チェンジを交えながら、女性ならではのリアルな心情を焼きつけた多彩な楽曲群を、歌だけでなく文字通り全身を使って「私自身の表現」として発信していく。
「自分が音楽を通してやりたいこと、自分が考えていることを、より作品に籠めました」と、MCで語りかけるBoA。「すごく個性のあるアルバムだと思う。これが現在のBoAのアイデンティティを表現してくれるんじゃないかなって」。14歳で日本にやってきて、今年で10年。次々にシングルを発信し、一躍ヒットチャートの寵児となった彼女。そのキャリアが今、彼女自身の意志によって、大きな1つのアートとして編み上げられようとしている……5000人のオーディエンスの間に、高揚感と同時に漂っていた切迫感は、今まさに彼女の歴史的瞬間を目撃している!という実感を表しているように思えた。「これからも、大好きな音楽を楽しみながらやっていきたいと思います」という言葉に、熱い拍手が広がった。


 

ヒット・メドレーとは一線を画した、
1つのアートとしてのステージ


「Possibility」ではスタジオ・ヴァージョン同様、フィーチャリング・アーティストである三浦大知が登場し、ステージ後半戦の熱狂に拍車をかけていた。そこから一気に過去のヒット・シングル群でクライマックスへ!……というお祭り的な流れも作れるところだが、BoAはそこから「永遠」をじっくり聴かせ、「Fallin'」のゆったりとしたディスコ・ビート、そして「Joyful Smile」の風通しのいいポップ感へと会場を導いていく。本編ラスト「BUMP! BUMP!」では会場一丸のハンドクラップを巻き起こしながら、「東京! もっと声出して!」「Say, Ho!」とさらに客席を全力で煽る。最高のエンターテインメントだ。
BoAとバンド・メンバー、ダンサーがステージを去ると、割れんばかりの熱烈なアンコール!ほどなくして再び現れたBoAは、Tシャツにデニムのホットパンツにハット、というラフなスタイル。「Eat You Up」のダンスで国際フォーラムの客席が揺れるほどの熱狂ぶりを演出してみせる。「自分にとっては冒険であり、勇気の要るアルバムでした」と、再び『IDENTITY』について語るBoA。「でも、ファンのみなさんとの間に見えない信頼感があって、この変化を受け入れてくれるだろうと思っていました」……ポップ・ミュージック最先端に安住することなく、さらに前進することを選んだBoA。そんな彼女を見守り、支え続けている大勢のファンから、ひときわ熱い喝采が鳴り響いた。
「みなさんへの感謝の曲です」と言って歌い上げた正真正銘ラストの楽曲は、珠玉のバラード・ナンバー「my all」。《君が信じてくれる事で 私はここで生きていて 何にも怖くないこと 素直に伝えたいんだ》……巨大な会場に広がったその歌声は、彼女の10年間を、「その先」のさらなる進化を、そしてその道程を見つめているリスナーすべてを祝福するように、強く、優しく響いていた。




 
 

PAGE TOPへ

HOME イベント・ニュース 業務用音響機器