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「メタルの悪魔」と「新世代の精鋭」が正面衝突!

大盛況の1日目=12000人をさらに上回る14000人のメタル・ファンが押し寄せた2日目。そんな熱気あふれる会場を戦慄のメタル・ワールドへと誘ったのは、UKが誇るもう1人のメタル・ゴッドことOZZY OSBOURNE! 1曲目“バーク・アット・ザ・ムーン”から高らかに鳴り響いたクラップと合唱は、約90分にわたるアクトの間ずっと鳴り止むことはなかった。12段積みアンプから轟くガス・Gのギターや“ミスター・クロウリー”のチャーチ・オルガンを自らのサウンドの舞台装置として配置しながら、ヘヴィ・メタルと呪術を織り重ねたような驚愕の音楽世界を描き出していくオジー。体格やアクションこそ62歳という年齢を感じさせるものの、時にコミカルにすら見える彼の動きから滲み出す悪魔的なヴァイブは、満場のオーディエンスを完全に支配し熱狂へ導くのに十分なものだった。
そんなオジーのアクトの直前には、AVENGED SEVENFOLDが登場。今や「メタル新時代の寵児」から「新たなワールドワイド・メタル・スター」へと成長を遂げた彼ら。ドラマー=ザ・レヴ急逝のショックを乗り越え、元DREAM THEATERのマイク・ポートノイのサポートを得て「LOUD PARK」のステージに立った彼らのステージは、まさに凄まじいほどのテンションとエネルギーに満ちていた。様式美を踏襲したヘヴィ・メタルではなく、「今」の時代のカオスと呼応した表現としてのメタル・サウンドだからこその切迫感と衝撃。空気を切り裂くソリッドで鋭利なサウンドも、亡き盟友を偲んで掲げたフラッグの「foREVer」の文字も、すべてが感動的なロック・アクトとしてオーディエンスの脳裏に残った。
カナダ・メロディックの精鋭=3 INCHES OF BLOOD。USハードコア至宝の轟音とリー(Vo)の流血パフォーマンスで喝采を浴びたTRASH TALK。80年代LAメタル直系サウンドで会場の度肝を抜いたフィンランドの新鋭=RECKLESS LOVE。紅一点リジー・ヘイルの絶唱がギター・ソロ以上の爆発力を見せつけたペンシルバニア発・HALESTORM。ヴァイオリンにアコーディオンまでフィーチャーした、フィンランド発・異色のヴァイキング・メタル=TURISAS。カナダの硬質メロディック・ハードコア=ALEXISONFIRE。2日目唯一の日本人アクトとして/80年代サヴァイヴァーとしての底力と怨念を感じさせたKUNI。ARCH ENEMY/再結成CARCASS含め「LOUD PARK」皆勤賞のマイケル(G)を擁し、北欧メタルとブリティッシュ・ハード・ロックを融合させたようなサウンドを聴かせたスウェーデンの雄=SPIRITUAL BEGGARS。ヴァイオリンの調べとメロディック・パワー・メタルで超重量級のサウンドを響かせたブラジルの豪傑=ANGRA……世界各国の鋼鉄サウンドが凌ぎを削るような、壮絶なステージが展開されていった。
2日間で唯一の3ピース・バンドとして会場を熱く揺さぶったのは、UKの古豪=MOTORHEAD。テクニックの高度さやアンサンブルの分厚さ・緻密さではなく、3人で叩き出す1音1音の重量感で、そしてヴォーカル=レミー64歳のしゃがれたダミ声で、そして野性的な疾走感にあふれた鋼鉄ロックンロールなグルーヴ感で、14000人を震撼させていく彼ら。古典芸能でも懐メロでもなく、時を経てなお輝き続け時代に作用するヘヴィ・メタルというカルチャーを体現するような、強靭なアクトだった。


「継承される文化」としてのヘヴィ・メタル/ラウド・ロック

古豪と新鋭、歴史と「今」が密接に交錯し合いながら、新たなダイナミズムを生んでいくヘヴィ・メタル/ラウド・ロックの世界。音楽が一過性の商品ではなく、「文化」として幾重にも折り重なっていく過程が、今年の「LOUD PARK 10」の2日間にはぎっしり凝縮されていた。
audio-technicaは今後もスポンサードという形を通して、「LOUD PARK」のみならず日本のロック・フェス、音楽カルチャーのさらなる発展をサポートしていきたいと考えています。

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