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初の1日開催、新たなステージ・レイアウト

2006年に幕張メッセでスタートして以降、幕張メッセ/さいたまスーパーアリーナと場所を移しながら毎年2日間にわたって開催されてきた「LOUD PARK」。昨年同様さいたまスーパーアリーナでの開催となった「LOUD PARK 11」だが、今年は初の1日開催ということもあって、「ヘヴィ・メタル/ラウド・ロックの祭典を余すところなく楽しもう!」という観客のテンションは例年以上に高いし、会場周辺のあいにくの強い雨をものともしないほどの熱気がアリーナの隅々にまでみなぎっている。

さらに、ステージ・レイアウトにおいても大きな変更点があった。メイン・アリーナ内の2つの巨大ステージ=[BIG ROCK STAGE][ULTIMATE STAGE]で交互にアクトが展開されていく……という開催方式は昨年同様だが、昨年まで左右に隣り合っていた2つのステージをアリーナの両サイドへ分けて個別に設営したことで、ステージそのものが醸し出すスケール感と迫力が増し、各アクトのサウンドの重厚感と一体になって、よりパワフルな印象を与えることに成功している。

そして……その新レイアウトのステージが醸し出す壮大なスケール感は、「ULTIMATE STAGE」のトップバッターを務めたANIMETAL USAによっていきなり実証されることになる。日本のアニメ・ソングに感銘を受けANIMETAL USAを立ち上げた元LOUDNESSのマイク・ヴェッセーラ(Vo)をはじめ、「光より速いソロ」ことクリス・インペリテリ(G)など強豪揃いのメタル重戦車的ラインナップが、「愛をとりもどせ」(『北斗の拳』)「残酷な天使のテーゼ」(『新世紀エヴァンゲリオン』)など日本のアニメ・ソングを超絶シャウト&テクニックで次々に爆音再現していく図が、場内の惜しみない爆笑と雄叫びを誘っていく。「マジンガーZ」演奏中に急遽ステージに出現したアイドル・グループ=ももいろクローバーZとの「Z共演」には、思わずどよめきにも似た歓声がアリーナ狭しと湧き起こっていた。

2大ヘッドライナー=WHITESNAKE×LIMP BIZKIT炸裂!

この日、ベテランHR/HMファンの熱い視線を集めていたのは何と言っても、あのデイヴィッド・カヴァデール率いる重鎮=WHITESNAKEだろう。ダグ・アルドリッチ&レブ・ビーチのWギターが織り成す、ダイナミックで妖艶なハード・ロックの極限の風景。そんな轟音をつんざくように響き渡る、60歳になったとは思えない威力を誇るデイヴィッド・カヴァデールの朗々たるハイトーンのシャウト! [BIG ROCK STAGE]のラストを飾った彼らは、「Best Years」「Give Me All Your Love」といった楽曲群に加え最新アルバム『Forevermore』からの楽曲「Steal Your Heart Away」「Forevermore」なども盛り込んだ強力なセットリストで、オールド・ファンから若年層まで入り混じった観客を圧倒。いわゆるスラッシュ・メタル的なスリルや疾走感とは別個の、ハード・ロックの王宮とでも呼ぶべきストイックなサウンドスケープを描き出していた。

この日の大トリを飾ったのが、00年以降のラップ・メタル/ミクスチャーの象徴的バンドとして世界を席巻したLIMP BIZKIT。かつての「世界一の嫌われ者」の称号すら栄冠として背負ってオーディエンスに挑むかのようなフレッド・ダーストの不敵な佇まい。そして、バンドへの完全復帰を果たしたギタリスト=ウェス・ボーランドが、白と黒の禍々しいボディ・ペイントに身を包んで繰り出す鮮烈なハイブリッド・ギター・サウンド! 新作『Gold Cobra』の「Why Try」からスタートし、「Hot Dog」「My Generation」と音のエッジの塊のような楽曲を連射し、映画『ミッション:インポッシブル2』でお馴染みの「Take a Look Around」まで披露しつつ、メンバーの姿が見えなくなるくらい観客を次々にステージに上げて会場一丸の狂騒感を煽り……WHITESNAKEの堂々たる王道感とは対照的な、しかしストリート発のカウンターカルチャーとしての攻撃性とヘヴィ・ロックの爆発力を結晶させたリンプならではのアクトで、「LOUD PARK 11」の熱狂を見事にクライマックスへと導いてみせた。

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