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今やシーンをリードする存在へと成長を遂げたJUJU。音楽を愛し音楽に愛された彼女の「今」が、東京国際フォーラム ホールAに目映く咲き誇った夜

ヴォーカル・マイク:AEW-T4100

「今回のツアーは、タイトルの通り『あなた』がテーマ。いろんな『あなた』がいて……もしかしたら思い出したくない『あなた』もいるかもしれないけど、どの『あなた』がいなくても、今日の私はなかったと思うので。みなさんの心の中の『あなた』を重ね合わせて聴いてくれると嬉しいです。最終的には、あなたと私の、ホールであることを忘れるような『ふたり』だけの夜になったらいいなと思います」

最新アルバム『YOU』を引っ提げて、追加公演含め全国25公演をサーキットしてきたJUJUのホール・ツアー『JUJU LIVE TOUR 2011〜YOU〜』のファイナル=東京国際フォーラム ホールA公演。「NY帰りのジャズ・シンガー」としてデビューを飾ってから7年、今や日本の音楽シーンを代表するシンガーとなった彼女は、この日のステージでもaudio-technicaワイヤレスマイク「AEW-T4100」カスタムを手に、5000人のオーディエンスに向け親しげに語りかけながら、どこまでも切なく美しい歌を響かせていた。彼女の圧倒的な表現力が余すところなく発揮された感動的なアクトの全容を、ここにレポートしていきたい。

シンガーとして/エンターテイナーとしての目覚ましい成長ぶり

ステージ前に設けられた白い幕に、メッセージとともに浮かび上がるコンセプチュアルな映像。やがてそこにJUJUのシルエットが浮かび上がり、「さよならの代わりに」のアカペラの歌声がステージに満ちあふれ……幕が開くと同時に広大な空間に鳴り渡る、ドラム/ベース/ギター/ピアノ/オルガン/女性コーラス2人/ストリングス四重奏という大編成のバンド・アンサンブル。そして、その上を軽やかに飛翔するように響くJUJUの歌のトップノートの強さ&ファルセットの艶やかさ! 歓喜に酔い痴れたように満場のオーディエンスの手拍子が鳴り響く中、さらに「Memories」「素直になれたら」と名曲を畳み掛けていくJUJU。いきなりクライマックスが訪れたような展開に、観客の熱気も1音ごとに増していくようだ。ストリングスを基調にしたバラード「願い」で聴かせる彼女の歌声の、繊細な中・低音域の響きも、滑らかな高音域も、彼女が手にした「AEW-T4100」は余すところなくキャッチし、至上の音空間を作り上げていく。

コンサート写真
ヴォーカルマイク:AEW-T4100

ひときわムーディーに歌い上げた『YOU』収録曲「If」から、彼女の本来のジャズ志向が色濃く滲む「INFATUATION」(デビュー・シングル『光の中へ』カップリング曲)へ……と新旧楽曲を披露したところで「次の曲も、NYの川を見ながら、いろんなことを考えながら作った曲です。ハドソン川を見ながら『このままでいいのかな』『でもこのままでいいなあ。あの人のこと好きだしなあ』とか……」と赤裸々な想いを覗かせながら、次の「Piece Of Our Days」で再び最新作『YOU』モードへ。曲が進むごとに、JUJUというアーティストの感情をより深く強く5000人で共有していくような感覚が、この日の国際フォーラムには確かにあった。MCコーナーに差し掛かるたびに「かわいい!」と客席からかかる声に「そうでもないよ!」と応える、あのお馴染みのコミュニケーションが、会場のテンションをさらにじわじわと高めてゆく。

途中で黒のドレス姿に衣装をチェンジしたJUJU。「この夜を止めてよ」「Love again」「つよがり」と新作曲を歌い始めるたびに、女性ファン中心の広い客席にはハッと息を呑むような緊張と感激が走る。無理もない。今や歌う曲すべてが日本のポップ・ミュージックにおけるスタンダードと言っても過言ではないJUJUの、最も目映い「今」を凝縮した楽曲が、次から次へと目の前で解き放たれていくのである。狂おしいほどのセンチメンタルな感動で聴く者すべてを包み込んだところで、意気揚々と「世代調査」MCを繰り広げ、「10代女性! いた! 10代からこんなとこ来ちゃだめだって言われたでしょ?(笑)」「50代女性の方! もー、若い!」と思いっきり気さくなコミュニケーションを成立させてしまうのも、JUJU本人のあっけらかんとしたキャラクターゆえだろう。そんな朗らかな開放感を、「この曲に出会って、普段当たり前に発する言葉の意味を考えるようになりました」という言葉で再び引き締めて、「また明日...」で凛とした歌声で5000人の心を支配してみせる……シンガーとしてのみならず、ライブ・パフォーマー/エンターテイナーとしての彼女のポテンシャルの高さをまざまざと見せつけられた瞬間だった。

コンサート写真

AEW-T4100の性能をフルに引き出す圧巻の歌声

デビュー・シングル曲「光の中へ」のジャズ・ファンク・サウンドから、ライブは一気に終盤戦へ。「Voice」では満場のハンドウェーブを描き出し、「LOVE TOGETHER」では多幸感の塊のようなゴージャスなサウンドと熱唱で高らかなクラップを巻き起こす。名曲「やさしさで溢れるように」の麗しのメロディや中盤の囁くように繊細な声も、アコギをバックに素朴な歌を聴かせた「空」も、「AEW-T4100」を通して巨大な会場いっぱいに広がって、濃密な快楽を生み出していく。

コンサート写真

「次で最後の曲です。もう1回、最初からやりたいぐらいなんですけど……」というMCに巻き起こる拍手に「そこで拍手しましたよね!」と反応したJUJU、本当に1曲目「さよならの代わりに」を2度3度と思わせぶりに途中まで(もちろんバンドも一緒に)披露していく。「……これ以上のことは来年まで取っといていいですか?」と笑いながら、総立ちの客席を見回す彼女。「わあ……嬉しいなあ。この気持ちを真に受けて、来年もこうしてみなさんの前に立ってもいいですか?」。割れんばかりの拍手が国際フォーラムに響く。2人の女性コーラスとJUJUの三声が震えるように美しく響き合った「Trust In You」を最後に、約2時間の本編が幕を閉じた。

アンコールではMONGOL800・キヨサクとの共作曲「ANTIQUE」を披露し、「子供の頃からジャズが大好きで。大人にならないとジャズを歌いこなすのは無理なんだろうなあと思いながら、18歳の時にNYに行きました」と語るJUJU。「NYのジャズマンたちは三度の飯よりジャズが大好きで。『私には早いかなあ』と思っていたんですが……なんと来月、ジャズ・アルバムを出させていただけることになりました!」と、11月30日にリリースする自身初のジャズ・アルバム『DELICIOUS』から「Lullaby Of Birdland」をひときわ艶やかに歌ってみせる。そして……。

「この曲に出会えたから、私はみなさんの前に立っています。しんどい時に、前に踏み出す大切さを知った曲です」と、彼女が日本のJ-POPシーンに受け入れられ強く支持されるきっかけになった名曲「奇跡を望むなら...」を紹介する彼女。ここで、5000人一丸となったサプライズが待っていた。「奇跡を望むなら...」のイントロが流れた瞬間、暗い客席に光って揺れる5000本のサイリウム! さすがのJUJUの声も思わず涙で一瞬震える……が、その感極まった想いすらエネルギーに変えて旋律に乗せたような歌の、途方もなく伸びやかなダイナミズム! 「AEW-T4100」のキャパシティを限界まで引き出し響かせるようなそのヴォーカリゼーションに、この場にいた誰もが戦慄にも似た感動を覚えたはずだ。

「……私を泣かせたみなさんのことを、絶対に忘れません!」と、涙を拭いながら観客に笑いかけるJUJU。熱い拍手喝采の中、「最後に、ラブレターのような曲を歌いたいと思います!」と正真正銘のラスト・ナンバー「YOU」。《哀しみに溢れそうな時も微笑みをあげたい いつまでも そう誰よりも あなたを…》……鳴り止まない拍手の中、「みなさんにも、私から拍手を!」と客席に拍手を贈ってみせたJUJU。ジャズと歌を追い求めることで魂を救われ、その類稀なる歌の力によって日本のリスナーの心を希望へと導くシンガー=JUJU。音楽を選び、音楽に選ばれた才能そのもののような、幸福な3時間だった。

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JUJU official web site
http://www.jujunyc.net/

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