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—MANDO DIAO FOHエンジニア Carlos Barth氏インタビュー—

 




カルロス・バース氏
(Carlos Barth)

“ギターアンプに使っているAT4050は、ギターの音が実に素晴らしくて驚いたね”
“The ones avec guitar microphones, they’ve
 really, guitars are fantastic.”

 

■"SUMMER SONIC2003"では、ファンが殺到して“騒動”になるほどだったMANDODIAO。初期のビートルズを思わせる、このスウェーデン出身の4人組の勢いは今年も変わらず、ポップで疾走感あふれる彼らのサウンドは、2004でも一段と輝いていました。シンプルなようでいて、しっかりと味つけしてある曲作りのうまさは、彼らのさらなる活躍を予感させます。そんな彼らのステージでも、マイクはすべてオーディオテクニカのものでしたので、FOHエンジニアのカルロス・バースCarlos Barth氏にお話をお聞きしました。

☆まず、バースさんがオーディオテクニカのマイクを最初にお使いになったのはいつ頃だったのかお聞きしたいのですが。
バース〔以下、B〕:最初に使ったのは、たしかATM25だったね。見た目もあまり大きくなくて、他のマイクと組み合せても使いやすいので、あれは随分よく使ったね。他に、ワイヤレスマイクもよく使ったけれど、型番は何だったかな?オーディオテクニカのマイクだというのはたしかなのだけれど。とにかく、 まずドラムに使ったのが最初だね。コンデンサーマイクについては、必要なものをその都度レンタルしているので、いつも特定の機種を使っているわけじゃないんだ。

☆今回のステージでは、全部オーディオテクニカのマイクです。率直な感想をお聞かせください。
B:ギターアンプに使っているAT4050は、これまで使ったことがなかったけれど、ギターの音が実に素晴らしくて驚いたね。このマイクは本当に気に入ったよ。

 


AE2500


AE3000

   


AT4050/CM5


AE6100

 

☆ありがとうございます。マンドゥ・ディアオのサウンドの特徴に、よく合っているということだと思いますが、そのへんを、もう少し詳しくお話しいただけますか?
B:マンドゥ・ディアオを最初に聞いた時は、何てラウドな音を出すバンドなんだろうと思ったね(笑)。ギターの音が前面に出ていて、あらゆる音が競い合っているような状態だったので、一つひとつの音をしっかりと分けて、輪郭のはっきりした音にしてやる必要があったんだ。ギターが1本だけの場合はまた別だけれど、マンドゥ・ディアオはツイン・ギターだからね。それに、ベースの音というのがとても大事で、太い音にしたり丸みのある音にするにはギターアンプの音をしっかりとらえるのが一番で、その点、今回使っているマイク(AT3035)はゲインも十分にあって、とてもいい音が出ていると思うね。
 それに、マンドゥ・ディアオのボーカルの二人は、わめいたり叫んだりするように歌うかと思うと、アコースティックギターの伴奏で歌う静かな曲もあるので、マイクもその音の強弱についてゆけるようじゃないと困るのだけれど、今回使っているマイク(AE6100)は、そのへんも十分だと思うね。
 基本的には60年代風のサウンドで、ただクリーンであればいいわけじゃなくて、ぼくはトリガーもサンプラーも使っていないし、やかましいライブハウスのように、ウォームでナチュラルな音にしたいんだ。

☆ドラムのマイクについては、どう思われましたか?
B:実はドラムセットそのものがいつもとは違うものだし、マイクの音の傾向も、ぼくがいつも使っているマイクとはかなり違っているので、最初はちょっと戸惑ったけれど、自分の耳でたしかめながら調整して、リハーサルの最後には十分納得のゆく音にできたと思うね。
 とにかく、オーディオテクニカというのはリスペクトされているブランドだし、SRの仕事をしている会社なら、どこでも必ずオーディオテクニカのマイクを何本かもっているのが普通だから、音が悪いはずはないんだね。雑音が出るようなことも全然ないし、間違いなく一級品だとぼくは思うよ。

☆ありがとうございます。
 最後になりますが、エンジニアを目指しているような日本の若い人たちに、何かアドバイスをいただけますでしょうか。

B:まず、とにかくいろいろな音楽を聴いてみるということだろうね。ロックならロックだけというのではなくて、聖歌やクラシックを聴くことも大事で、どんな仕事にもチャレンジしてみるという姿勢が大事じゃないかな。その中で、楽器の音をよく知っておくのは当然のことだし、いろいろな音楽に接した経験は、後で必ず役に立つはずだからね。
 もう一つは、サウンドそのものは技術によって扱うべきものだということだね。優秀なサウンドエンジニアは、当然、技術をよく理解しているはずだし、マイクの原理はどうなっているのかというような、エレクトロニクスについての正しい知識を身につけていないと、トラブルにも対処できないし、ミックスだって決してうまくはできないんじゃないかな。——それを忘れずに、頑張ってほしいね。

☆お忙しいところ、どうもありがとうございました。
[2004年8月7日 幕張メッセにて]

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(C)SUMMER SONIC

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