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Live Report | Top | 8.7 fri | 8.8 sat | 8.9 sun |
Live Report top 2009.8.7 fri 2009.8.8 sat 2009.8.9 sun
朝から焦げるような陽射しが照りつけたかと思えば、夕方にはゲリラ豪雨の影響で一部アクトが中止に追い込まれるなど、天候面では波乱含みだった1日目。しかし、参加者はそんな環境もフェスの一部とばかりに、実にアグレッシヴに各ステージを巡りながら、1つ1つのアクトを堪能していた。

会場レイアウトはほぼ昨年と同様。千葉マリンスタジアムに東京会場メイン・ステージ=「MARINE STAGE」を設置。マリンスタジアム駐車場のテント・ステージ「ISLAND STAGE」、海を一望できる幕張の浜の「BEACH STAGE」とともに1つのエリアを形成している。一方、幕張メッセ内の巨大なスペースには、「MARINE STAGE」に次ぐ第2のステージ=「MOUNTAIN STAGE」をはじめ「SONIC STAGE」「DANCE STAGE」といった大規模なステージが設けられている。さらに、屋外キャンプ・サイト=SEASIDE VILLAGE近くの野外ステージ「RIVERSIDE GARDEN」、「入場者全員にヘッドフォンを配ってDJのプレイを堪能する」という異例のDJブース=「SILENT DISCO」、お笑いからエアギター大会まで幅広い催しをメッセ/スタジアムの両方で展開するサブ・ステージ=「SIDE-SHOW」……といった数多くのライヴ・スペースが、ノンストップの高揚感を3日間にわたって生み出していた。

ライヴのみならず、PRブースでもaudio-technica製品は大人気

今年はサマソニ10周年ということで、過去10年分のポスターなどが会場の各所に展示されていたほか、10年間の歴史をライヴ写真や資料などで綴った「SUMMER SONIC MUSEUM」がメッセの飲食エリア内に設けられ、10周年の記念ムードはいやが上にも高まっていく。

そんなメッセにおいて、audio-technicaのPRブースもひときわ強い存在感を放っていた。ヘッドホンをはじめとする新商品試聴コーナーに熱心なロック・リスナーが集まっていたほか、ブース内ではLINKIN PARKをはじめ、audio-technicaマイクロホンが演出した数々のサマソニ名場面をダイジェストした写真展示「audio-technica×SUMMER SONIC」が行なわれていたり、大人気のヘッドホンが当たる抽選会が開催されていたりして、3日間にわたって多数のオーディエンスの熱気に包まれていた。
いよいよ開幕! 灼熱のMARINE STAGEに日米の精鋭が集結

灼熱の1日目午前、MARINE STAGEの幕開けを飾ったのは、マサチューセッツ出身の4人組=BOYS LIKE GIRLS。ティーンのハートを鷲掴みにするマーティン(Vo)のスウィートでホットな歌声と、3年間にわたるツアー生活で鍛え上げたハード・エッジでソリッドなバンド・サウンドが、スタジアムを熱く盛り上げていた。「コニチワ、アイシテマス!」と軽やかにMCしながら、ステージを降りて柵によじ昇ったり、派手に転んだりというマーティンのパフォーマンスに象徴されるような若さあふれるプレイで、見事にトップバッターの大役を演じきってみせた。

そのMARINE STAGEを、一転して轟音とスクリームで塗り替えてみせたのが、今やオレンジ・カウンティのみならず全米のキッズを虜にするポスト・ハードコア・ヒーロー、SAOSIN。全米をサーキットする「WARPED TOUR」真っ最中での弾丸来日だった彼らだが、そんな疲れを微塵も感じさせることなく、1曲1曲ドラマチックな音の風景を描き出していく。発売間近のアルバム『In Search Of Solid Ground』からも3曲を披露するなど、そのヘヴィなサウンドととめどない意欲でもって、スタジアムのオーディエンスに挑みかかっていた。

14:00を過ぎ、さらに暑さを増すMARINE STAGEにラテン&ミクスチャーの旋風を吹かせてみせたのはDragon Ash。SBKのSHUN&SHIGEOを招いての“Episode 6”や、ラッパ我リヤとともに叩きつけた“DEEP IMPACT”といった楽曲の燃えるようなパフォーマンスも素晴らしかったが、それらを貫いていたのは取りも直さず、Kjの「世界中からヤバいアーティストが大集結してるんだけど、ここは日本だし、日本でずっと音楽やってる俺たちが負けるわけにはいかないんだよ!」というMCに象徴されるような、日本ロック最前線をリードし続けるバンドならではの不屈の闘志だった。
続いて、スタジアムにはPARAMOREが登場! 全米のみならず今や世界的に人気を博している彼ら。のっけから弱冠18歳のVo・ヘイリーがセーラー服とハイソックス姿でキッズを沸かせたのも束の間、ダークでパワフルなサウンドとメロディアス&ドラマチックなヴォーカルが絡み合いながら、スケールの大きな音楽世界を見せつけていく。時折ポップなナンバーも交えつつ、ティーンの衝動を活写したようなヘヴィでシリアスなロックを生み出しているのが、彼らが支持されるポイントなのだろう。

そして、世界基準のエレクトロニック・ダンス・ロックの強度をアピールしていたのが、中野雅之&川島道行の最強ユニット、BOOM BOOM SATELLITES。97年にヨーロッパでブレイクして以降、一貫して最先端をひた走ってきた彼ら。この日も最新シングル曲“BACK ON MY FEET”から“Dive For You”“Kick It Out”まで、そのハード・エッジでハイブリッドなサウンドの威力でオーディエンスを圧倒していたし、腰にクるタイトなビートはスタジアムを揺さぶる勢いで暴れ回っていた。
BOOM BOOM SATELLITES:AE6100
MOUNTAIN/SONIC STAGEでも個性豊かなバンドが競演

一方、トリのKASABIANをはじめ、THE ENEMY、PHOENIXなど多彩なアーティストが顔を揃えたこの日のMOUNTAIN STAGEに17:25、ELLEGARDEN・細美武士を中心としたthe HIATUSが登場。今年春の「PUNKSPRING」でお披露目ライヴを行った時にはまだバンド名すらなかった彼らだが、ツアーや数々のフェス出演を経て、たった4ヵ月の間に格段に鍛え上がったバンド・アンサンブルを存分にアピールしていた。細美自身もあくまで「新人バンド」としてのMCに徹しながら、1曲目の“Ghost In The Rain”から最後の“Twisted Maple Trees”まで、あらゆるジャンルのロックを超越しようとするかのように、そのサウンドはタフに、凛として響いていた。
NINE INCH NAILS
MY CHEMICAL ROMANCE
片や、APHEX TWINを筆頭に、MEW、MERCURY REV、65DAYSOFSTATICなど幻想的な空間が展開されていたSONIC STAGEにあって、さらに眩い白昼夢のような時間を演出していたのがMOGWAI。「インストゥルメンタルの音響ロック」という枠を超え、波動のように身体に染み入って来るサウンドと、静謐と轟音の間を行き来するたおやかな楽曲に、フロアからも惜しみない大歓声! ついにはSONIC STAGEに入場規制がかかるほどに、その音は多くの観客を巻き込んでいった。

豪雨のNIN、そしてマイケミ登場!

夕方になって幕張を襲ったゲリラ豪雨と雷も、今年中での活動休止を発表したNINE INCH NAILSのステージを一目見ようとスタジアムに集ったずぶ濡れのオーディエンスにとっては、壮絶な舞台装置の1つだった。が、そのすぐ近くのBEACH STAGEでは、あまりの雨量のためにTAHITI 80のアクトが中止を余儀なくされるなど、混乱も目立った。

その雨も降り止まない不穏な空気の中、この日のヘッドライナー=MY CHEMICAL ROMANCEがMARINE STAGEに登場! 序盤から“I'm Not Okay”などのアンセムを畳み掛けたり、ディズニーランドのアトラクションかと思うくらいに火花や火柱を連発したりしつつ、この日の彼らはブレイク作『Three Cheers for Sweet Revenge』のエモーショナル感とも、最新アルバム『The Black Parade』のコンセプチュアルな背徳ダーク・ポップ感とも異なる、骨太でダイレクトなロック・サウンドを放射していたのが印象的だった。ボブ・ディランの直球パンク・カバー“Desolation Row”のみならず、新曲“The Drugs”“Death After Disco”“Kiss The Ring”に至るまで、「今」のマイケミの強度を見せつける充実のアクトで、サマーソニック初日を堂々と締め括っていた。

8.8 sat
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