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Live Report | Top | 8.13 sat | 8.14 sun |
Live Report top 2010.8.13 sat 2010.8.14 sun
12日夜には伝説のオールナイト・イベント「SONICMANIA」が「SUMMER SONIC 2011」の前夜祭として開催され、名盤『Screamadelica』完全再現ライブを行なったPRIMAL SCREAMをはじめ、UNDERWORLD/VITALIC/BOOM BOOM SATELLITESといった洋邦精鋭が集結! そして……一夜明けた幕張会場に降り注ぐ、猛暑日続きだった2011年夏の中でもひときわ強い陽射し。屋外の最大ステージ=「MARINE STAGE」の気温は午前中から40度を超える勢いだ。しかし、そんな過酷なコンディションすら、「SUMMER SONIC」を待ちきれない様子のオーディエンスにとっては最高の舞台装置となっていた。

国産オーディオ・メーカー=audio-technica
の存在感を示すPRブース

QVCマリンフィールド(旧・千葉マリンスタジアム)に「MARINE STAGE」、幕張メッセ展示ホール1〜8号館の屋内スペースに「MOUNTAIN STAGE」「SONIC STAGE」、海を一望できる幕張の浜に「BEACH STAGE」、屋外キャンプ・サイト=SEASIDE VILLAGE近くに野外ステージ「RIVERSIDE GARDEN」を設置……といった、昨年を踏襲した基本的なステージ構成。そして、昨年までメッセ内にあったダンス・ロック・ステージ「DANCE STAGE」の代わりに、邦楽を中心に多彩なアクトが展開される「RAINBOW STAGE」を新設、さらにスタジアム前の駐車場にあったテント・ステージ=「ISLAND STAGE」がメッセ内に移設され、中国・韓国・台湾といったアジア圏のロック・アーティストが勢揃いするステージとして生まれ変わり……といった変更点。それらが一体となって、1日6万人規模のオーディエンスを心行くまで楽しませるための会場レイアウトを作り上げている。

飲食コーナーやスポンサーブースが立ち並ぶフードコート(メッセ5号館)の中でも、ひときわ活気に満ちていたのがaudio-technicaのPRブース。ヘッドホンをはじめとする新商品試聴、LINKIN PARK/SUM41などaudio-technicaのマイクロホンを使用して名演を繰り広げたアーティストたちの写真ギャラリー、抽選で100名にヘッドホンが当たる記念撮影コーナー……といった展示に加え、2012年に創立50周年を迎えるaudio-technicaの歴史を辿るコーナーも設けられ、国産オーディオ・メーカーの雄としての存在感を十二分に示していた。

SHARKS:AE6100
THE TING TINGS:AEW-T6100
木村カエラ
BEADY EYE日本初ステージ!
充実のMARINE STAGE


メイン・ステージ=「MARINE STAGE」のトップバッターは、すでに「THE CRASHの再来」と呼び声高いUKのニューカマー・SHARKS。骨太なパンク・ロック・サウンドで聴く者の魂をごつごつと殴りつけるようなアグレッシブなアクトで、灼熱の幕張をさらに熱く盛り上げていた。続けてもう1組、UK期待の新鋭=ONE NIGHT ONLYが美メロ満載のアリーナ・ロックで「MARINE STAGE」を沸かせたところに登場したのが、次世代ロックンロール希望の星=THE BAWDIES。炎天下でもいつものスーツでキメた4人は、1曲目"It's Too Late"からソウルフルなサウンドと歌を球場狭しと響かせ、日本のロックの底力そのもののような熱血アクトを展開していた。そして、ブリティッシュ・ギター・ロック復権の象徴的バンド=VIVA BROTHERが、90sブリット・ポップにも通じるメロディ・センスとロックンロールの躍動感で、洋楽ファンの期待と熱気に真っ向から応えていた。

後半も「MARINE STAGE」は熱い!THE TING TINGSがギターとドラムの2人編成の隙間だらけのサウンドながら紛れもないロックンロールを鳴り響かせたところに、日本のガール・ロック・アイコン=木村カエラがオン・ステージ、いきなり"喜怒哀楽 plus 愛""Tree Climbers"とロック・モード全開で攻めまくる。出産による休養から復帰したばかりとは思えない、パワフルでキレのあるパフォーマンスで、巨大なステージをあっという間に支配してみせるのはさすがだ。そして、1日目のトリ前を飾ったのは、OASISのリアム・ギャラガーら元メンバーによる新バンド=BEADY EYEの日本初ステージ。「続・OASIS」ではない、自らのロックを一から始めようとする強い決意が、満場の「MARINE STAGE」に凛とした歌声となって響き渡っていた。

 
Perfumeからロック・レジェンドまで…
屋内ステージも熱い!

一方、メッセの「MOUNTAIN STAGE」。SIMPLE PLANの直前での出演キャンセルは残念だったが、THE DOWNTOWN FICTION/THE PRETTY RECKLESS/RYE RYEといったアメリカ勢、そしてRIP SLYME/Perfumeといった日本ポップ・シーンの代表格が渾然一体となって、昨年より格段にキャパシティをアップした「MOUNTAIN STAGE」を大いに沸かせていた。
そして、昼下がりの「MOUNTAIN STAGE」を観客で満たしていたのは、日本のみならずアジアを股にかけて活躍する歌姫=BoA。姉妹フェス「Springroove」に出演経験のある彼女が、今回「SUMMER SONIC」初登場。"BUMP BUMP!""Rock With You"のようなハード・エッジな曲から"Listen To My Heart""Valenti"といったお馴染みの楽曲まで披露し、全米デビューも果たした充実の「今」を、そのエネルギッシュな歌とダンスで満場のオーディエンスに見せつけていた。
トリにはAVRIL LAVIGNEが降臨!5月の来日公演が惜しくも開催延期となっていただけに、彼女の歌を待ち受ける会場の熱気は開演前からいやが上にも増す一方だったが、今やワールドワイドなガール・ロック・アイコンとなった彼女が繰り出す"What The Hell""Girlfriend""My Happy Ending"といったパワフルな歌は、そんな期待感をも軽々と飛び越えていく飛翔力を備えていた。

「SONIC STAGE」には朝からNYスラッシュ・パンク/ハードコアの新鋭=CEREBRAL BALLZYが登場。幕張メッセ丸ごと震わせるような爆音と、開幕間もない「SUMMER SONIC」をいきなり終末世界に放り込むような壮絶なアクトで、その存在感を十二分にアピールしていた。
さらに、気鋭のヒップホップ集団=OFWGKTAがド迫力のステージを披露し、CAGE THE ELEPHANTが硬質なサウンドと獰猛なロックンロールでオーディエンスを圧倒し……といったスリリングなステージ展開の中、オープニング・アクト以外ではこの日唯一の「SONIC STAGE」日本アクトとして気を吐いていたのが、ロックンロールの精鋭=NICO Touches the Walls。坂倉(B)以外3人の地元でもある千葉ベイエリアでの、しかもサマソニ4年ぶり(前回はオープニング出演)ということで、光村(Vo・G)ら4人は気合い十分。“THE BUNGY”のような必殺アンセムから新曲“手をたたけ”まで惜しみなく披露してオーディエンスと熱く響き合っていた。
さらに、一昨年は「MARINE STAGE」を揺らしたMUTEMATH、5年ぶりに復活を果たした轟音2人ギターレス・バンド=DEATH FROM ABOVE 1979、元バウハウスのPETER MURPHYといった豪傑が立て続けに登場、トリのTHE MARS VOLTAへのバトンをつないでいた。

BoA:AEW-T3300 カスタム
AVRIL LAVIGNE
OFWGKTA:AEW-T6100

邦楽中心の「RAINBOW STAGE」には、[Champagne]/小林太郎/andymori/The Mirraz/the GazettE/ANGREE YUNG ROBOTZといった日本のアーティストに加え、BETA WOLF(US)/GUSH(フランス)/MILES KANE(UK)といった多彩な顔ぶれが、フェスならではの混沌とした高揚感を生んでいた。中でもThe Mirrazは、洋楽エッセンスとシニカルなメッセージ性とロックンロールの衝動を巧みに織り合わせながら、オーディエンスとの間に共犯関係と呼びたいくらいの密接なコミュニケーションを築き上げてみせていた。

一方、ZIGGY MARLEYが夜空を震わす極太レゲエ・ビートを響かせていた幕張の浜の「BEACH STAGE」には、この日はARRESTED DEVELOPMENT/VILLAGE PEOPLE/Def Techをはじめ洋邦アーティストが揃い踏み。そんな「BEACH STAGE」の最も暑い午後の時間を歓喜の空間に変えていたのが、かつてSugar Soulとして一世を風靡したアイコSUN、サウンド・プロデューサー=朝本浩文、前衛的MC=CARDZの3人によるドラムンベース・ユニット=KAM。クラブ・ミュージックと太古のエネルギーを1つのビートに結晶させたようなそのサウンドが、砂浜に集まったオーディエンスをしっかりと包み込んでみせた。
「ISLAND STAGE」は、1日目はトリのMATZKAをはじめSUNSET ROLLERCOASTER/GO CHICなど台湾のバンド、そしてGALAXY EXPRESS/THE KOXXといった韓国のバンドが集結。ますますヒートアップしつつあるアジアの音楽シーンの「今」をロック・サイドから提示することで、洋邦ロック・フェス=「SUMMER SONIC」にまた1つ鮮烈な色合いを添えていたのが印象的だった。

ZIGGY MARLEY:AEW-T6100

THE MARS VOLTAが、KORNが、そしてTHE STROKESが登場!

「SONIC STAGE」のヘッドライナーを務めたのはTHE MARS VOLTA。オマーのギター・フレーズはもはやそれ自体が1つの妖術のような薫りを帯び、セドリックの歌やアンサンブルも含め、あたかも究極まで鍛え上げられた格闘技の真剣勝負を観ているような緊迫感に支配された、圧巻のライブ。惰性やノリとはまったく次元の違う方法論で、独自の不穏なグルーヴ感を演出してみせた。
そして、「MARINE STAGE」で堂々のヘッドライナーを飾ったのがTHE STROKES! 名曲"Is This It?""Hard To Explain"から、"Under Cover Of Darkness""You're So Right""Taken For A Fool"など最新アルバム『Angles』からの楽曲まで織り交ぜながら、NYのみならず世界中の00年代ロック・シーンを象徴する存在であった自らのバンド・ヒストリーを自分たちの手で総括するような、実に意欲的なステージを展開していた。

「MOUNTAIN STAGE」の1日目ラストにして、ミッドナイト・アクトへの橋渡し的な時間のアクトを務めたのがKORN。00年代のヘヴィ・ロックの栄光と衰退を超えて、2011年の「今」を再びそのミクスチャー・ヘヴィ・サウンドで切り裂くような、攻撃的でスケールの大きなアクト! "Blind""Here to Stay""Pop a Pill"と畳み掛けてオーディエンスを圧倒した冒頭の流れも、"Coming Undone"から息もつかせぬ展開を見せたメドレーも、1つ1つの音が威風堂々と呼ぶべき風格にあふれていた。

THE HORRORS:AE6100

そして……「SONIC STAGE」および「RAINBOW STAGE」では、「MIDNIGHT SONIC」と銘打って、2日目早朝までの間途切れることなくステージが展開されていた。THESE NEW PURITANS/THE HORRORSをはじめバンド・アクトが登場した「SONIC STAGE」の一方で、「RAINBOW STAGE」では「ED BANGER ALL STARS」と題して、SebasitAn/CARTEBLANCHEなどフレンチ・エレクトロ名門レーベル=ED BANGERのアーティストが勢揃いするなど、「音楽の歓喜は終わらない!」という熱気をそのまま形にしたようなタイムテーブルが展開されていたのだった。

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