SUMMER SONIC 2009
出演アーティスト
ついにサマソニ初体験となる3日目へ突入。最終日のMARINE STAGEに登場したのはMUTEMATH! ポール(Vo・Key)はドレス・シャツにジャケット、そして時にショルダー・キーボードを担いで、ぐっと大人っぽく、1つ1つのメロディをじっくりとスタジアムに響かせている。どこか80年代のハワード・ジョーンズあたりを彷彿とさせる艶っぽい佇まいと、COLDPLAYのクリス・マーティンにも通じるシンガーとしての存在感すら兼ね備えている。目が離せない人だ。

後半戦に差し掛かった、ISLAND STAGEではドイツの新星=ALOHA FROM HELLのアクトが始まろうとするその時、またもバケツを引っくり返したような集中豪雨が! しかし、16歳のヴォーカル=ヴィヴィをはじめとする5人は、そんな外の雨をまるで気にすることなく、ダークで骨太なロックンロール・サウンドを叩き出していく。ジャーマン・ゴスの感性越しに見たアメリカン・ロックの荒野、とでも言うべきそのサウンドがしかし、水しぶきのように清冽に響くのは、彼らのあふれんばかりの若さと衝動によるものだろう。

夕暮れとともに先ほどの雨も弱まり、終幕間近の感傷が広がり始めた幕張会場。しかし、そんなMARINE STAGEをバキバキのR&Bエンターテインメント空間に変えてみせたのがNE-YO! ホーン・セクションまで従えたフルバンド編成をバックに、しきりにスタジアム中のオーディエンスに呼びかけながら、楽曲を畳み掛け、NE-YO本人もステージの端から端まで歩き回りながら全身で高揚感を煽っていく。全米R&Bシーンの最前線を行くシンガー/パフォーマーとしての真髄を目の当たりにした1時間だった。

そして、MOUNTAIN STAGEはいよいよ3日間のファイナル・アクトは2日連続のトリをつとめる、LIMP BIZKIT! キャップを目深にかぶって短パン姿でのしのし歩き回るフレッド・ダーストの横には、白塗り顔に上半身裸の身体を真っ赤に塗ったギタリスト、ウェス・ボーランドの姿が! 楽曲を一緒に炸裂させるフレッド&ウェスの姿を見れば、これまで彼らにあった経緯など些末な問題だ。以前はヘヴィ・ロックの鬼っ子的存在だった彼らだが、時代やトレンドから解放された今のLIMP BIZKITは、ただひたすらにタフな音をぶん回すロック・バンドとしてのステージングで、だからこそ最高のライブを見せてくれた。
10年目を迎えたサマソニも大成功のうちに終了。“2会場×3日間”という、日本の夏フェス史上前人未到のトライアルが、過去最高の動員を記録するのみならず、何より都市型ロック・フェスティバルとしてのサマソニの可能性がさらに広がったことを、来場したオーディエンスの誰もが感じていたに違いない。。

今年はサマソニ10周年ということで、過去10年分のポスターなどが会場の各所に展示されていたほか、10年間の歴史をライヴ写真や資料などで綴った「SUMMER SONIC MUSEUM」がメッセの飲食エリア内に設けられていた。

そんなメッセにおいて、audio-technicaのPRブースはひときわ強い存在感を放っていた。ヘッドホンをはじめとする新商品試聴コーナーに熱心なロック・リスナーが集まっていたほか、ブース内ではLINKIN PARKをはじめ、audio-technicaマイクロホンが演出した数々のサマソニ名場面をダイジェストした写真展示「audio-technica×SUMMER SONIC」が行なわれていたり、大人気のヘッドホンが当たる抽選会が開催されていたりして、3日間にわたって多数のオーディエンスの熱気に包まれていた。

audio-technicaは今後も、こうした日本のフェス文化と音楽のさらなる発展をバックアップするため、よりよい製品と、音楽を通してのコミュニケーションの場を提供していきたいと考えています。

8.8 sat

"SUMMER SONIC 09"オフィシャルウェブサイト
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