2014
出演アーティスト
ARCTIC MONKEYS/QUEEN+Adam Lambertの2大ヘッドライナーを筆頭に、MEGADETH/ROBERT PLANT/PIXIES/KRAFTWERK/RICHIE SAMBORAら古豪をはじめAVENGED SEVENFOLD/AVRIL LAVIGNEなど洋楽ビッグネームが顔を揃える一方で、邦楽アーティストも矢沢永吉(大阪公演のみ)/the HIATUS/Fear,and Loathing in Las Vegasといったロック・アーティストに加え、TOKIO/DREAMS COME TRUE(東京公演のみ)/SEKAI NO OWARI(東京公演のみ)/ファンキー加藤(大阪公演のみ)/Superflyらサマソニ初登場アーティストも含め充実のラインナップが実現、2日間にわたって熱気あふれる祝祭空間を作り出していた。
audio-technica特設サイト「Social Board(ソシャボ)」も大盛況。ライブの感想や会場の情報をフェス参加者がリアルタイムで書き込み可能で自由に閲覧できるようになっており、現場の熱気を会場内外にダイレクトに伝えるのに大きく貢献していた。ソシャボに投稿した人の中から抽選で「ATH-IM50」、audio-technicaブースで記念撮影した写真の裏に当たりが出た人には「ATH-S100」がプレゼントされるイベントも実施。
夕方には強く雨も降るなど天候こそ不安定だったものの、終始夏フェスらしい熱気と高揚感に包まれていた東京会場1日目のヘッドライナーを務めたARCTIC MONKEYS。衝動的なガレージ/ポスト・パンク・バンドから大きく進化を遂げたロックンロール・バンドとしてのスケール感を存分に見せつけていた。直前の MARINE STAGE にはロック・レジェンド:LED ZEPPELINのヴォーカリスト=ロバート・プラントが自身のソロ・プロジェクト ROBERT PLANT AND THE SENSATIONAL SPACE SHIFTERS 名義で出演。ロックからワールド・ミュージックまで幅広い音楽世界を惜しげもなく展開してみせた。MOUNTAIN STAGE では、トリを務めた新世代の雄・AVENGED SEVENFOLDと古豪・MEGADETHのUSヘヴィ・メタル強豪揃い踏みが実現。最新アルバムからの楽曲を盛り込んで「今」の力強さを存分にアピールしてみせた。メッセエリアでは各ステージのヘッドライナーのアクトが終了した後も、SONIC STAGE & RAINBOW STAGE ではオールナイト・アクト:MIDNIGHT SONIC が開催、深夜のオーディエンスを踊り疲れる間もないほどの多幸感で満たし、2日目へと導いていった。
MOUNTAIN STAGE の2日間ラストを飾ったのは、テクノの巨星:KRAFTWERK。場内で配布された3Dグラスによって立体化する映像+自身の楽曲をサラウンド音像で再現 という意欲的なステージ。一方、日本ポップ・シーンの異才=SEKAI NO OWARIは、サマソニ初出演にして MOUNTAIN STAGE に登場。ファンタジックな音世界と辛辣な詞世界が絡み合う独自のエンタテインメント空間を生み出していた。他にも、EDM系アーティストからのラブコールで一躍大ブレイク中のUKシンガーソングライター=ELLIE GOULDINGをはじめ、R&Bとエレクトロにスピリチュアルなヴァイブを吹き込むLAシンガーソングライター新鋭=BANKSといった女性アーティスト陣もこの大舞台で鮮烈な存在感を放っていた。
SONIC STAGE のトリを飾ったPIXIES、USオルタナ源流の空気感をリアルに感じさせる力強いアクトを見せてくれた。最新アルバムの選曲で入場規制の大盛況を見せた、今や世界のポップ・アイコンとなったきゃりーぱみゅぱみゅ。さらに、BEN WATT with BERNARD BUTLER/METRONOMY/CHARLI XCX/CIRCA WAVESといったUK勢。RAINBOW STAGE ではthe HIATUS/BOOM BOOM SATELLITESといった日本ロック・シーンの重要バンド、快進撃真っ只中のKANA-BOONをはじめ、森高千里 with tofubeatsといった邦楽アクトに加え、USグランジの遺伝子を今に響かせるUK発3ピース:Dinosaur Pile-Up/ハワイとカリフォルニアが生んだ2人組ユニット:GROWN KIDSが、真夏の熱気をさらに沸点へと煽っていた。
MARINE STAGE 3年ぶりの SUMMER SONIC 出演を、眩しいくらいのポップとロックで飾ってみせたガールズ・アイコン=AVRIL LAVIGNE。UKシーン席巻中の4人組ガールズ・グループ:LITTLE MIX、NYポップ・デュオ:A GREAT BIG WORLD、ボストン発エレクトロ・ヒップホップ・デュオ:TIMEFLIESといったポップ・アクトの祝祭感。そして、ライブ活動再開直後ながらアグレッシブなアクトを見せた木村カエラとともに MARINE STAGE を沸かせていたのが、今回がサマソニ初出演となるDREAMS COME TRUEだった。この巨大な熱狂空間のヘッドライン・アクトを堂々と飾ったのはQUEEN+Adam Lambert。自らの個性を最大限に表現しつつ、故フレディ・マーキュリーの圧倒的なスター性に迫ったアダムの熱演と、ブライアン/ロジャーらの磨き抜かれたアンサンブルが一丸となって、満場の MARINE STAGE を大歓声とシンガロングあふれ返るロック天国へと塗り替えてみせた。
洋邦の垣根を超えるのはもちろんのこと、ロック/EDM/アイドルといったジャンルをすべて内包しながら音楽シーンの「今」を提示する、どこまでも自由で開放的な音楽体験:SUMMER SONIC は大成功のうちに終了しました。

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