5.機能性
コード
音源から出る音声信号をヘッドホンに伝える役割を持つコード。コード素材やプラグ形状など用途や機能にあわせてさまざまなものがあります。
素材
一般的なコードは純度99.5%の銅線が使用されていますが、より音声信号をスムーズに伝えるためにPCOCC(純度99.996%の銅線)やHi-OFCといった、高級素材を用いたコードがあります。
また、シース(保護外被覆)に布巻きや高弾性エラストマーを用いた製品は、コードが絡みにくくタッチノイズ(コード接触による雑音)を減少させる効果があります。
プラグ
ヘッドホンのプラグ形状はおもに、φ6.3mmの標準タイプやφ3.5mmのミニタイプなどがあります。特にφ3.5mmはポータブルプレーヤーに多く採用され、標準形式のほかにL型や平型、外部接続端子と携帯電話用の形状も存在します。先端は接触抵抗が少なく、サビなどによる音質の劣化を防ぐために金メッキ処理を施しているものもあります。
コード長
コード長はその使用状況を考慮して作られています。
オーバーヘッド型の場合
室内での音響機器との接続をふまえ、3.0m前後程度の長さになっています。
ポータブル型/インナーイヤーの場合
ポータブルオーディオプレーヤーなどでの使用を考慮し、1.2mや0.6m+0.6m延長コードなどになっています。
DJモニタータイプの場合
激しい動きに耐えながら、片耳モニター時にじゃまにならないように片出しカールコードが採用されています。
テレビ視聴用の場合
テレビからの視聴距離を想定し、4.5m〜6.0m程度のロングコードを用いた製品があります。
収納
コード巻取りホルダーなどを使うことで、バックの中でコードが絡むことはありません。
             
装着感を向上させる機構
オーバーヘッド型やポータブル型など、ヘッドバンドがあるヘッドホンを使用する際は、側頭部への圧力(側圧)や頭頂部への圧力がかかります。
ヘッドバンドには、長時間のリスニングや屋外での使用において快適に使用できるよう、さまざまな工夫がされています。
オーバーヘッド型の場合
頭頂部への圧力は、ヘッドバンドと頭頂部の間にクッションの役割をする機構(ウイングサポート)を設けることで軽減されます。
側圧については、屋内での使用を想定しているものは緩めのものが多く、またイヤパッドにラムスキンやソフトレザー、クラリーノといった特別な素材を用いるこどで装着感や耳への肌触りを向上させている製品もあります。
ポータブル型の場合
屋外での使用中にヘッドホンがずれないよう、側圧は強めに作られています。また、ヘッドバンド部自体にクッションを設けることで、頭頂部への負担を軽減している製品もあります。
折りたたみ機構
ヘッドバンド部が折りたたみ可能、または90度にスイーベルできる機構。大きめなヘッドホンでも、コンパクトにまとまるため持ち運びにべんりです。
   
反転モニター
ハウジングを外側に反転させることができるので片耳モニターが可能です。
ヘッドホンの音と外部の音を合わせて聞くことでピッチ感覚やタイミングのずれをなくすことができます。