お知らせ

2021.12.07

オーディオテクニカのイマーシブマイクロホンが、MotoGP™の収音マイクに採用!

現在開発中のオーディオテクニカ イマーシブマイクロホンが、オートバイのグランプリレースであるMotoGP™の収音マイクロホンに採用されましたのでご紹介させていただきます。


 
会場での設置例

イマーシブマイクロホンは、ユニット径12mmのマイクロホンを8本搭載し、没入感あるサウンドを収⾳いたします。軽量かつ小型に設計されており、フィールド内でも目立たずに設置可能。また、マイクロホン部分は1本1本取り外し、コンパクトなケースにすばやく収納できるなど、1人のオペレーターだけで現場対応が行えます。特にスポーツ中継のようなテンポの速い環境で、リアルタイムに臨場感ある音を捉えたいと考えているプロデューサーやエンジニアのご要望にお応えする製品となっております。シンプルで扱いやすいため、スポーツイベントだけでなく、コンサートホールや野外フェスなど、あらゆる会場の環境⾳を捉えるのに最適です。当社のプロジェクトマネージャー Rodrigo Thomazは以下のようにコメントしています。「お客様がリスニング環境において、より網羅的なオーディオ体験を期待するようになったため、リアルタイムにライブの音をお届けする必要性はますます高まっています。オーディオテクニカは、このようなご要望にお応えできる最適なツールを提供できる立場にあると考えています。」

MotoGP™では、7.1.4チャンネル/5.1.4チャンネル専用オーディオ・コントロール・ルームの設置など音響設備の強化が計画されており、そこで本製品が没入感ある音を収音する目的に叶う製品として採用されました。ポディアム、パルクフェルメ、ピットレーンなどレース場内の主要な場所に置かれ、お客様によりリアルで臨場感あふれる音をお届けいたします。


写真右:Dorna Sports S.L. サウンドマネージャー Pep Mendoza氏
写真中央:開発中のイマーシブマイクロホン    
写真左:オーディオテクニカ プロジェクトマネージャー Rodrigo Thomaz



当社は、2019年より、MotoGP™の放送全体を管理する制作会社 Dorna Sports S.L.(以下Dorna)より指名を受け、MotoGP™のオフィシャルマイクロホンサービスソリューションプロバイダーを務めています。
レース会場内だけにとどまらず、報道カメラ用や会見などにおいてもMotoGP™の放送を支えてきました。DornaのメディアテクニカルディレクターであるDaniel Laviña氏からは「我々は、オーディオテクニカのマイクを導入してすぐに、トラック収音の質が格段に向上したと感じました。広域周波数に対応する非常に優れた音圧レベルや感度を備えているためレースの収音にも最適で、1カメラポジションから次のカメラへの質の高いつなぎが可能になりました。」とコメントをいただくなど、現場でも高い評価をいただいております。さらに、2021年シーズンのMoto2クラスチャンピオンに輝き、さらなる活躍が期待されるRemy Gardner選手をはじめ、日本人ライダーの長島哲太選手や佐々木歩夢選手など、選手へのサポート活動も行っています。

オーディオテクニカは、これからもMotoGP™とのパートナーシップを通して、お客様に高品位な音体験を提供するとともに、スポーツ業界の発展に貢献できるよう努めてまいります。当社とMotoGP™の今後の取り組みぜひご期待ください。


*イマーシブマイクロホン
は2022年中の発売を⽬指して開発を進めており、仕様の詳細や価格は未定です。