AECを設定する

Auto MixチャンネルにAEC(アコースティックエコーキャンセラー)のON/OFFを設定します。会議などでの相手側の音声信号をリファレンス信号として、自分側から送られる音声信号から相手側のエコー成分のみを除去し、話者の音声のみを出力する機能です。

  1. オーディオ詳細設定の「AEC」をクリックします。

    オーディオ詳細設定に「AEC」が表示されます。

  2. 「AEC」のスイッチをクリックしてON(青色)にします。

    • クリックするたびに、AECのON(青色)/OFF(色なし)が切り替わります。

  3. AECを設定します。

    1. プルダウンからリファレンス信号を選択します。通常は、他拠点にある端末からの音声を選択します。
    2. エコーの消し残りを低減する設定を行います。工場出荷時は、ON(青色)に設定されています。スイッチをクリックするたびに、ON(青色)/OFF(色なし)が切り替わります。
    3. プルダウンからNLPの効き具合を選択します。工場出荷時は「Low」に設定されています。
    4. ERLメーターが0以下になるようにマイクロホンとの距離やスピーカーの位置、入力レベルなどを調整します。

    Auto MixチャンネルにAECが設定されます。

  • アコースティックエコーとは、ビデオ会議の設定などで、スピーカーから出力された音声をマイクロホンで拾うことにより発生する現象です。相手側からの音声がスピーカーで拡声され、部屋の天井や壁・床などで反射し、自分側の音声とともにマイクロホンに拾われて相手側へ戻ります。この現象より、相手側では自身の音声が遅れて聞こえてくるので、耳障りで話しにくくなります。AEC機能をONにすることで、エコー成分のないクリアな音声を相手側へ届けることができます。