カメラ連動機能を使用する

マイクロホンを最新のファームウェアに更新すると、カメラ連動機能が使用できます。この機能は制御システムなどを使用せず、マイクロホンが話者を検出してカメラを連動させます。

システム構成例

ATND1061LKを例に説明しています。

動作確認済み端末

本書に記載している動作確認済み端末は2024年8月現在のものです。最新の情報について当社ホームページをご確認ください。

パナソニック コネクト株式会社

HTTPプロトコルによりPanasonic社カメラ専用の形式でメッセージを送受信します。

対応機種 AW-UE50、AW-UE40、AW-UE20、AW-HE20
プロトコル Panasonicプロトコル

ソニー株式会社

UDPプロトコルによりVISCA over IPの形式でメッセージを送受信します。

対応機種 SRG-X40UH
プロトコル VISCA over IP

キヤノンマーケティングジャパン株式会社

UDPプロトコルによりVISCA over IPの形式でメッセージを送受信します。

対応機種 CR-N500、CR-N300、CR-N100
プロトコル VISCA over IP

BOLIN TECHNOLOGY

UDPプロトコルによりVISCA over IPの形式でメッセージを送受信します。

対応機種 B2-220
プロトコル VISCA over IP

アバー・インフォメーション株式会社

UDPプロトコルによりVISCA over IPの形式でメッセージを送受信します。

対応機種 PTC310UV2、 PTZ310UNV2
プロトコル VISCA over IP

株式会社JVCケンウッド

UDPプロトコルによりJVC standardプロトコルの形式でメッセージを送受信します。

対応機種 KY-PZ200、KY-PZ200N、KY-PZ510N
プロトコル JVC standardプロトコル

BZBGEAR

UDPプロトコルによりVISCA over IPの形式でメッセージを送受信します。

対応機種 BG-ADAMO-4KDA12X-B
プロトコル VISCA over IP

PTZOptics

UDPプロトコルによりVISCA over IPの形式でメッセージを送受信します。

対応機種 Move 4K
プロトコル VISCA over IP

Avonic

UDPプロトコルによりVISCA over IPの形式でメッセージを送受信します。

対応機種 CM93
プロトコル VISCA over IP

コマンド一覧(Panasonicプロトコル)

コマンド名 送信コマンド データ値 設定内容
Recall Preset Memory http://[IPaddress]/cgi-bin/aw_ptz?cmd=%23R[Data]&res=1 [Data]:00-99 Preset001~Preset100
Pan/Tilt AbsolutePosition Control http://[IPaddress]/cgi-bin/aw_ptz?cmd=%23APC[Data1][Data2]&res=1 [Data1]:8000h

[Data2]:8000h

[Data1]Pan Position Center( 0°)
[Data2]Tilt Position Center( 0°)
Zoom Position Control http://[IPaddress]/cgi-bin/aw_ptz?cmd=%23AXZ[Data]&res=1 [Data]:555h wide(Zoomポジションデフォルト)
PowerON, Standby http://[IPaddress]/cgi-bin/aw_ptz?cmd=%23O[Data]&res=1 [Data]:0/1 Standby/PowerOn

コマンド一覧(VISCA over IP/JVC standardプロトコル)

コマンド名
Command Set
コマンド名
Command
送信コマンド データ値 設定内容
PRESET RECALL 8x 01 04 3F 02 pp FF pp:00~63 呼び出すプリセット番号-1
PAN TILT PAN TILT駆動 8x 01 06 04 FF - Pan/Tiltポジションデフォルト
ZOOM DIRECT 8x 01 04 47 00 00 00 00 FF - Zoomポジションデフォルト
POWER ON/STANDBY 8x 01 04 00 0p FF p:2/3 On/Standby
  • VISCA over IPはソニー株式会社が開発した通信規格で、IPネットワーク上でカメラの遠隔制御を行うものです。通信規格の仕様上、指定通信ポートは「52381」を使用します。VISCA over IPでカメラ連動機能を使用する場合は、設定項目内の「Port Number」を「52381」に設定してください。

接続方法

  1. カメラのプリセットを設定します(画角を設定します)。

    • 設定についてはカメラの取扱説明書を確認してください。
  2. Digital Microphone Managerでカメラエリア設定を行います。

  3. プリセットを設定します。

    • カメラエリアグループとカメラ側の呼び出すプリセットを紐づけする設定を行います。カメラ側のプリセット番号を確認して、カメラ側のどのプリセットを呼び出すかを設定してください。

  4. Settings & Maintenance画面から「Camera」を選択します。

    • 「Device」の「Enabled」をON(青色)にして、各項目を設定します。
    • 設定項目については、Cameraを確認してください。

カメラ連動機能の一時停止について

カメラ連動機能を運用中に機能を一時停止する場合は、IPコントロールまたはGPI設定で「Camera Control」を設定し、外部制御で一時停止を行ってください。