株式会社オーディオテクニカ

株式会社オーディオテクニカ

BRAND HISTORY

1980

1981

究極のダイアモンドカンチレバーを採用した最高級MC型カートリッジAT1000。

究極のダイアモンドカンチレバーを採用した
最高級MC型カートリッジAT1000。
同時発売のMCトランスAT1000Tは、自重8kg。

有害な振動やソリなどをふせぐため、
レコードを吸着固定してしまうAT666。
これも究極のアナログオーディオ機材でした。

究極のダイアモンドカンチレバー・カートリッジ

針先から振動系の根元まで天然ダイアの一体構造。究極素材を駆使したMC型カートリッジが登場。CDの実用化を翌年に控えた、アナログオーディオ時代の総決算モデルでした。

●ダイアモンドカンチレバーのMC型ステレオカートリッジAT1000 発売。
●ロングセラーMC型のルーツ、AT33E発売。
●リモートパワー・コンデンサー型マイクロホンRシリーズ発売。
●吸着式ディスクスタビライザーAT666発売。アナログオーディオ最後期の大ヒットアクセサリー。

1982 ── 1983

ミッドサイズの高音質ヘッドホンATH-50。

ミッドサイズの高音質ヘッドホンATH-50。
7段階の低音域調整機構など、斬新なアイディアを満載した リファレンスモデル。

光ディスク用アクチュエーター

CDからはじまったデジタル時代。
カートリッジの精密技術を生かして、
光ディスク用アクチュエーターを開発しました。

デジタルと光の時代へ

創立20周年を迎えた1982年の秋、CD(コンパクトディスク)が発売されました。オーディオはアナログから光デジタルへ。また、デジタルではありませんが、同様な光技術によるLD(レーザーディスク)も前年から発売されていました。当社は、半導体レーザの実用化とともに光ピックアップの研究開発をスタートさせました。アナログと違って、CD用のピックアップが単体で発売される可能性はまずありません。カートリッジメーカーは厳しい選択を迫られ、多くがやがて姿を消すことになります。1987年には、CDの生産量がアナログレコードを超えました。

●本社敷地内に新社屋竣工。
●ダンピングコントロールシステム付きの高音質ヘッドホンATH-50、ATH-30発売。
●マイクロリニア針付きの広帯域VM型ステレオカートリッジ、AT160ML発売。
●エレクトレットコンデンサー型ヘッドホンATH-70、ATH-80発売。デジタルソースにマッチしたサウンドチューニング。
●町田工場がテクニカマチダ株式会社に、テクニカフクイ清水工場がテクニカ清水株式会社に、それぞれ分社独立して創業。
●LD用アクチュエーターとCD用アクチュエーターを開発。各社に納入開始。

1984 ── 1985

ユニポイントシリーズ・マイクロホン誕生。これは米国の専門誌広告です。

ユニポイントシリーズ・マイクロホン誕生。
これは米国の専門誌広告です。

家庭用すしメーカー “にぎりっこ”。

家庭用すしメーカー “にぎりっこ”。人気タレントを起用して、初のテレビCMも制作しました。

産業用クリーナー”テクニクリーン” 。

産業用クリーナー”テクニクリーン” 。

“ライブハウス”シリーズのアクティブコンポーネント。

“ライブハウス”シリーズのアクティブコンポーネント。マイクロホンミキサーからスピーカーまでそろっています。

ユニポイントシリーズマイクロホン

1984年、マイクロホンの声価を一挙に高める画期的な新製品、ユニポイントシリーズが誕生しました。
現在では、世界中に普及している設備音響業務用のスリムな高性能・高信頼リファレンスマイクロホンです。

●ユニポイントシリーズマイクロホンを開発。AT837、AT853、T855、AT857QM、AT859として米国で先行発売。日本国内には翌年デビュー。
●デジタルモニターヘッドホンATH-M7発売。ロングセラーになる密閉型モニターのオリジナルモデル。
●モノ再生用MC型カートリッジAT-MONO発売。
●デュアルムービングコイルMC型ステレオカートリッジAT33ML発売。マイクロリニア針を採用。
●家庭用すしにぎり器ASM50 “にぎりっこ” をAUTECブランドで発売。続いて業務用のASM300 “すしメーカー” 発売。
●産業用クリーナーTC30/400“テクニクリーン” を開発・発表。
● “ライブハウス” シリーズのコンパクトスピーカー、ミキシングアンプを発売。
●福井県の2工場、社名を株式会社テクニカフクイ、および株式会社テクニカイケダに、それぞれ改称。

1986 ── 1988

世界初のPCOCC導体は、まずカートリッジから。

世界初のPCOCC導体は、まずカートリッジから。

各種ケーブルにもPCOCCを採用しました。

各種ケーブルにもPCOCCを採用しました。

高純度PCOCC/6NコイルのMC型カートリッジAT-ART1。

高純度PCOCC/6NコイルのMC型カートリッジAT-ART1。

ATH-30COMは意外なベストセラー製品、隠れた名作です。

ATH-30COMは意外なベストセラー製品、隠れた名作です。

夢素材PCOCCの製品化展開

通常の銅素材は多結晶構造です。それに対して、長さ方向に結晶粒界を原理上生じない夢のような新素材がPCOCC(単結晶状の高純度無酸素銅材)。そのPCOCCを世界にさきがけ実用化。各種製品に投入することで、さらなる高音質追及設計を推進しました。

●MC型AT33ML/OCC、AT-OC7、AT-OC9やVM型AT-ML150/OCCその他のカートリッジ、各種接続ケーブル等PCOCC素材を採用して新発売。1987年にはスーパーPCOCC素材の実用化にも成功。デジタル対応の最高級ケーブルとして市場に導入開始。
●ワイヤレスマイクロホンシステムとバウンダリーマイクロホンを開発・発売。マイクロホン技術の革新に注力。
●AT6195オプティカルデジタルケーブルを発売。
●ATH-Sシリーズ・インナーイヤーヘッドホン発売。
●ブックシェルフスピーカーシステムAT-SP500 “SEEM” 発売。
●チタンハウジング、PCOCC/6NコイルのMC型ステレオカートリッジAT-ART1発売。
●マイクロホン付きヘッドホンATH-30COM発売。今も現役のロングセラーモデル。
●ユニポイントマイクロホンのエレメントを3基内蔵したトライポイントマイクロホンが、米国大統領候補討論会(ジョージ・H・ブッシュvsマイケル・デュカキス) で使用される。
●AT4071、AT4073報道用ショットガンマイクロホン発売。

1989 ── 1990

UHFワイヤレスシステムATW8584。

プロオーディオの世界に新しい可能性をひらいた
UHFワイヤレスシステムATW8584。

大画面AV時代のニーズに対応する赤外線方式ATH-CL5。

ヘッドホンもコードレス。
大画面AV時代のニーズに対応する赤外線方式ATH-CL5。

デジタルモニターシリーズの中堅モデルATH-M6X。

デジタルモニターシリーズの中堅モデルATH-M6X。
ネオジウム磁気回路の40mmドライバーで
高音質・高耐入力を実現しました。

カーオーディオビジネスに参入

ホームオーディオとマイクロホンのプロオーディオでつちかった高音質・高信頼技術を生かして、ハイグレードなカーオーディオのアクセサリービジネスに本格参入しました。

●モービルサウンドAT7000シリーズの各種ケーブルその他、カーオーディオ用アクセサリーを一斉発売。
●800MHz帯業務用ワイヤレスシステムATW8584を開発・発売。
●可視光レーザ使用のコリメーターユニット、野辺山宇宙電波観測所の電波分光器に採用される。
●業務用おにぎり成型機”おにぎりメーカー” 発売。
●赤外線コードレスヘッドホンATH-CL5発売。
●PCOCCボイスコイル採用の高性能モニターヘッドホン、ATH-M9X発売。
●テクニカ精機(株)、テクニカマチダ(株)、テクニカ販売(株)、その他7社を吸収合併。また(株)テクニカフクイが㈱テクニカイケダおよびテクニカ清水(株)を吸収合併。