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2004 ATHENS
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開会式
開会式でスピーチをした3名・選手宣誓者、それぞれの胸元に"AT899"、そして接続されたトランスミッター"AEW-T1000"が腰に着けられていました。スタンド型のマイクロホンに向かって話していましたが、このマイクロホンの万一の場合を想定し、バックアップとしてワイヤレスマイクが使用されていました。

選手入場の場面で国名を三カ国語で紹介していましたが、このアナウンスにそれぞれ一台ずつワイヤレスマイクが使用され、セレモニーの中でも一番長い時間連続して使われました。世界中の人が自国名のコールに耳を澄ませていたことでしょう。そんな大役を無事に果たすことができました。その他、宙づりになった立方体に人が乗るシーンなど、開会式は「吊り上げ」が一つのテーマでもあったようです。この際、空中で演技する人が放送用ではなく緊急事態の連絡用などの用途としてワイヤレスマイクを装着していました。

クライマックスである聖火台への点火の際、聖火台の燃焼部分に"AT899"が仕込まれ、点火の瞬間の音を収音していました。このマイクロホンは聖なる炎に焼かれてしまったとか…。私の宿舎はスタジアムの近所(聖火台側)にあり、パスの関係で本番は宿舎のテレビで観ていました。テレビで花火が上がったのがわかったので、あわててベランダに飛び出すと実物の花火が目の前で上がっていました。スタジアム内やテレビの映像で観る花火もきれいだったと思いますが、外から見た花火も素晴らしいものでした。

ところで、大会の音と映像はどのように配信されるかご存知ですか? メインとなる国際映像は大会組織が一括して作成し、各国の放送局に配信します。当社のマイクロホンはこの大会組織との契約で供給され、各競技場に分配されました。つまり国際映像で流れる音は各国独自の実況音声を除いては、ほとんど全てがオーディオテクニカのマイクロホンによって収音されていたのです。水泳の飛び込み音、体操の着地音、レフリーの判定や観客席の歓声にいたるまで、全ての音にオーディオテクニカのマイクロホンが使われました。
開会式用のアンテナ設置状況
開会式用のアンテナ設置状況
宿舎から観たスタジアムの夜景
宿舎から観たスタジアムの夜景
当社サポートチームの出勤風景
当社サポートチームの出勤風景(炎天下 重い機材が肩に...)
アテネイメージ
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