SPORTS FIELD + audio-technica
サッカー
サッカーの会場は複数ありますが、市内には開会式が行なわれたメインスタジアムと、地下鉄Faliro駅の近くに新しく造られたKaraiskaki(カライスカキ)スタジアムの2カ所があります。女子の決勝が行なわれたカライスカキスタジアムで設定作業を行ないました。

サイドラインの両端にスーパーショットガンマイクロホン"AT895"を持ったオペレータが計4名立って選手の動きを追い、それをワイヤレスで飛ばすというプランでした。設置場所の制約で、アンテナやレシーバーを置ける場所は1カ所。目立たないアンテナでスタジアムの全部を1カ所でカバーするためにアンテナブースターを組み合わせたレイアウトとしました。アンテナは中央の入場ゲートの両端に設置しました。
サッカーにおいては、どのスタジアムも基本的に同じレイアウトでワイヤレスマイクを使用しました。その他、観客席に向けられたマイクロホンで観客の歓声を捉えるなど、さまざまな場所に当社ワイヤードマイクが設置されていました。
レシーバーの設置風景
フィールド上に開けられたオーディオ用などケーブル類の引き込み口
中央入場ゲートの両端に取り付けられた
アンテナとアンテナブースター
男子決勝はメインスタジアムで行なわれました。女子決勝が行なわれたスタジアムは、サッカー専用なのでピッチの周囲にトラックはありませんでした。メインスタジアムには当然トラックがあります。サイドラインに"AT895"と"AEW-T1000"トランスミッターを持ったオペレータが4名配置されるレイアウトは同じです。陸上競技の合間に試合が行なわれるため、事前にワイヤレスの設置をすることができません。さらにトラックの分だけ広いので条件はとても厳しいものでした。
前日の夜からセットアップを始め、翌日の試合に備えました。受信機はトラック脇の設備用「溝(ピット)」の中に設置し、アンテナはトラックと溝を区切る手すり近くにマイクスタンドを使って取り付けました。セットアップ中に陸上競技が始まってしまい、「溝」の中で棒高跳びの世界記録保持者へのインタビューやリレーの予選を見ることになりました。
設置作業
ファイナルの試合中潜むことになる溝
受信機の設置状態ここが「溝」の中
翌日、決勝の試合に立ち会う事ができました。不思議に思うかも知れませんが、実際にワイヤレスを使う試合に立ち会えたのはこれが初めてです。セットアップ中は陸上競技が行なわれていたため、今までの経験による「ぶっつけ本番」状態です。試合中は「溝」の中でヘッドホンでモニターしながら緊張していました。何とか無事に90分間を乗り切る事ができましたが、実に心臓に悪い経験でした(笑)。
決勝戦試合中のオペレータ"AT895"が目立ちます
オペレータの腰に送信機が付けられています
ピッチの芝生から見たスタジアム
アンテナと聖火