システムの拡張性と互換性
チャンネル数と互換性
最大同時使用可能数を10チャンネルに拡大 従来モデル「ATIR-800 シリーズ」との互換性も確保
赤外線マイクロホンシステムでは最大となる、同時使用可能数10チャンネルを実現。また、従来モデル「ATIR-800 シリーズ」との互換性も確保しています。既に赤外線マイクロホンシステムが導入されている部屋でも、追加や見直しによるシステム改善を行うことができます。

レシーバーとトランスミッターの互換性

チャンネルプランを気にせず運用が可能
赤外線は壁などを透過しない特性があるため、上下階や隣接する部屋でもチャンネルプランを気にせず、部屋ごとに最大10チャンネルのマイクを使用できます。また、間仕切りした分割運用の多い貸し会議室などにおいても、パーテーションで区切ることで混信を回避できるため、フレキシブルなシステム運用が可能です。さらに、各部屋を同じチャンネルに設定することで、マイクの持ち回り運用ができるほか、不具合が発生した際にも他の部屋のマイクを代用できるため、スムーズなリカバリーが可能です。

使いやすさを追求した設計
ハンドヘルドトランスミッターは、発光部を本体の上下2か所に配置し、持ち方による影響を低減。安定した運用を実現しています。また、レシーバーのチャンネル設定とボリューム調整は、本体のツマミを使って直感的に操作できます。

音質とノイズ対策
ノイズリダクション機能
レシーバーに搭載されたノイズリダクション機能により、弱電界時に発生するノイズを低減し、使用可能範囲の拡大を実現しました。従来モデル「ATIR-800 シリーズ」との互換性もあるため、お使いのレシーバーを「ATIR-1000 シリーズ」に変更することで、ノイズリダクションによる使用可能範囲の改善が期待できます。

聞き取りやすい音質
ハンドヘルドトランスミッターとボディパックトランスミッターは、いずれも講義やスピーチに適した中高域を重視したコンデンサーユニットを採用し、明瞭度の高い音声を提供します。特にボディパックトランスミッターは改良を重ね、ノイズやハウリングへの耐性をさらに強化することで、より聞き取りやすい音質を実現しました。

設置・運用の利便性
広域受光ユニット
広域受光ユニット(無指向性)『ATIR-A510』により、カバーエリアが大幅に拡大。階段教室の黒板周りなど、高い天井の部屋にも効果を発揮します。また、使用する受光ユニット数が減るため、設置工数やコストの削減にもつながります。

ケーブル長を自動で補正
混合分配器『ATIR-D640』には、接続する受光ユニットとのケーブル差異によって生じる遅延時間を自動で補正する「ケーブル長補正機能」を搭載しています(最大100mまで対応可能)。ケーブルの長さに違いがあっても適切な状態で出力分配できるため、施工時間を短縮でき、コストダウンにもつながります。

充電レベルやマイクの運用状況を把握
充電器は、各ポートの充電状態を4パターン(マイク未挿入、充電中、充電67%完了、充電完了)から判別可能。部屋単位でのマイクの運用や、充電状況を集中管理するシステムも構築できます。さらに、レシーバーからも赤外線受信状態のタリー出力を行えるため、マイクの運用状況が把握できるだけでなく、マイクの電源スイッチで講義システムを起動させるといったトリガーとしても活用可能です。

ヘッドウォーンマイクロホンも用意
ボディパックトランスミッターは、付属のラベリアマイクロホンをヘッドセット型ヘッドウォーンマイクロホンに変更可能。プレゼンテーションやパネルディスカッションなどで使用する際に、お好みでアレンジできます。

長時間運用とセキュリティ
長時間運用 / 急速充電
トランスミッターにはリチウムイオン電池を採用し、長時間の運用が可能。また、急速充電にも対応し、15分の充電で約90分*使用できます。

高い秘匿性と干渉のない運用
搬送波が壁などの障害物を透過しないため、情報漏えいのリスクがなく、高い秘匿性を備えています。また、オフィス街や近隣施設で使用される他のワイヤレスマイク(800MHz、2.4GHz、1.9GHz帯など)やWi-Fiとの混信・干渉もなく、安心して運用できます。

デザインと設置環境への適応
天井設置時のデザイン性を配慮
格調の高い会議室やセミナールームなど、白基調の天井面にマッチするホワイトメタリックカラーを採用。受光ユニットは、無指向性と単一指向性の2つをラインナップしました。
