お知らせ

2022.02.08

北京で開催中の国際的なスポーツイベントにて、2,300本以上のオーディオテクニカ製マイクが採用されています!

株式会社オーディオテクニカは、現在北京で開催中の国際的なスポーツイベントを主催している放送局に、多数のマイクロホンやヘッドホン、関連する機材を提供しています。


本イベントでは、2週間にわたりさまざまな会場で複数のスポーツ中継が行われています。当社のマイクロホンは、会場の至るところで競技の音や選手の声、周りの環境音などを収音しています。

カメラポジションには、当社のショットガンマイクロホンが設置されることが多く、今回のイベントでは700本以上も使用されています。中でも活躍しているのが『BP4027』や『BP4029』で、会場の雰囲気をより豊かに伝えてくれています。また、スピードスケートやアイスホッケー、フィギアスケートなど氷上で行われる競技では、約60個ものピエゾエレクトリックマイクロホン『AT880b』を氷原に沈めてから凍らせ、選手が氷の上を走る音や、蹴る音を収音するという革新的な使いかたをしています。そのほか、カーリング競技においては、ワイヤレスマイクロホンシステムの「5000シリーズ」を使用。気温や電波状況など厳しい環境下で半日以上もの長い時間、選手の掛け声やミーティングの様子、会場の熱量などを収音しています。

スポーツ中継の特徴は、会場の音や雰囲気を5.1chサラウンドで提供できることです。このサラウンド環境を構築するために、コンデンサーマイクロホン『AT4050』と『AT4050ST』を組み合わせて収音していますが、その多くが会場の高い位置に吊り下げて設置されています。これらのマイクロホンは、合計で200本以上使用されています。

さらに、昨夏の東京大会で好評だったユニット径12mmのマイクロホンを8本搭載した開発中のイマーシブマイクロホンも活躍。イマーシブマイクロホンで収音された音は、テンポの速いスポーツライブ環境でリアルタイムにミキシングされ、臨場感ある会場の音をお届けしています。ほかにも、ホワイトカラーのバウンダリーマイクロホン『U851R』、競技場のあちこちに目立たないように設置されたラべリアマイクロホン『BP899』と『BP898』、「Eシリーズ」のインイヤーモニターや「M50xシリーズ」のヘッドホンなど、オーディオテクニカの豊富な製品ラインナップが多種多様なスポーツ競技、会場の環境に合わせて使用され、本スポーツイベントの放送を支えています。

当社は1962年にカートリッジの製造・販売から始まり、ヘッドホン、マイクロホンなど「音の入口から出口」までカバーする音響製品メーカーとして半世紀以上の歴史をもつ日本ブランドです。マイクロホン事業は1978年より展開しており、これまで世界的なスポーツイベントや音楽ライブなど、あらゆるプロの現場で使用されてきました。これからもお客様へより良い音を提供するために努めて参ります。