お知らせ

2022.09.28

創業60周年記念モデル、先行情報を公開

株式会社オーディオテクニカは、創業60周年を記念して発売されるMCカートリッジ『AT-MC2022』とヘッドホン『ATH-W2022』の先行情報を公開いたします。


写真左:
『AT-MC2022』、写真右:『ATH-W2022』


当社は、1962年にカートリッジの製造・販売から始まり今年で60周年を迎えました。今では、祖業の製品であるカートリッジをはじめ、マイクロホンやヘッドホンなど振動を電気信号に変えるトランスデューサー(変換器)メーカーとしてさまざまな製品を開発しています。60周年を迎えた本年は、これまで継承してきた伝統と培ってきたノウハウ、プロフェッショナルが認める高い技術力を結集したプロダクトを発売いたします。その第一弾として発表するのが、MCカートリッジ『AT-MC2022』とヘッドホン『ATH-W2022』です。当社が持つアナログ技術と日本のクラフトマンシップの融合により、目と耳で豊かな時間をお楽しみいただける特別な存在感を放ちます。手に入れた方だけが、より深い感動に包まれる自信作。世界でも限られた数しか生産されない貴重なモデルです。

『AT-MC2022』は、60年に渡るアナログカートリッジ技術の研究開発に置いて、当社のハイエンドに位置するカートリッジです。アナログオーディオ愛好家の皆さまに、今まで体験したことのないサウンドパフォーマンスを提供します。軽量で耐久性に優れたチタン製のハウジングを採用し、ダイヤモンドカンチレバーとスタイラスを一体化することで、レコード溝の動きをより正確に発電コイルに伝達します。また、チタンハウジングの側面にある三角形部分に黒色の七宝(しっぽう)風装飾を施しております。職人の手作業による、光沢感まとう美しい仕上げと黒の配置が引き締まった印象を与えるデザインとなっています。



写真左:ハウジングに施された黒色の七宝風装飾、
写真右:スタイラスチップ一体型ダイヤモンドカンチレバー


『ATH-W2022』は、当社のウッドモデル史上、最高の贅を極めたヘッドホンです。1996年の初代ウッドモデル『ATH-W10VTG以来、25年以上に渡り、ヘッドホンに適したさまざまな種類の木材を探し求めてきました。14代目となる本製品では、初代モデルで採用されたミズメ桜を復活。バッフル一体型の新開発58mmドライバーを搭載し、豊かで没入感のあるアナログリスニング体験を提供いたします。ハウジングには越前漆塗りを採用し、さらに職人が一筆一筆に想いを込め丁寧にえがいた蒔絵が施されています。この蒔絵は、空気に触れることで色合いが変化するので、時の経過とともに変わるハウジングの絵柄を目でもお楽しみいただけます。杢目と同様に、蒔絵も一台一台職人の手書きにより味わいが異なることから、世界に一つしか存在しないヘッドホンとなります。



ハウジングの左側には、日本の象徴ともいえる満開の桜が、
右側には日本文化において平和の象徴と尊ばれている鳳凰が描かれています。


どちらのモデルも、日程や価格などの詳細情報については11月頃の発表を予定しております。60周年記念モデルの追加発表もございますので、ぜひ今後も当社の続報にご期待ください。